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初心者

もーりー

パターのライ角は90度ではダメなの!?

皆さんゴルフを楽しんでいますか?

こんにちは、ライターのもーりーです。

パットを打つのにボールをまっすぐ転がすのって、どうしてあんなに難しいのでしょう。

パターヘッドをまっすぐ引いて、まっすぐ戻せばいいだけなのに…。

と、それならパターのシャフトをクラブヘッドに対して垂直に挿してあれば、つまりはライ角を90度にすればクラブヘッドはまっすぐ引けるはず!

ただ残念ながら、パターのライ角を90度にするのはルール違反なのです。

ライ角90度がダメな理由は…

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パターのライ角を90度にすれば、クラブヘッドをまっすぐ操作しやすくなりインパクトのフェース面が安定すると思ったのですが…。

ルール違反なんですね。

世の中そんなに甘くないですね。

しかしどうしてパターのライ角を90度にするのがルール違反になるのでしょうか。

理由は単純明快です。

『パットが簡単になってしまうから』

確かにストロークがまっすぐ引いて戻すだけで良くなるので、すごく簡単になりますよね。

実際にゴルフ創世記の100年以上前、1900年代はライ角90度というパターもあったようなんですが、あまりにもパットが入りやすくなるので規制が入ったのだそうです。

イン・トゥ・インのストロークが推奨されるのもライ角が関係しています

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「パットのストロークはイン・トゥ・インが良い!」とよく言われます。

インに引いてインパクト後のフォローもインに出して半円を描くようにストロークしたほうが、インパクトのフェース面がスクエアになるということですね。

これについてはクラブヘッドの返りやすさもありますが、やはりライ角に関係してくるところが大きいと思います。

パターは他のクラブと比べればアップライトとはいえ、そのライ角は70~72度ほどです。

パターにライ角があり、軸を中心とした動きである以上、若干はイン・トゥ・インにならざるを得ないのです。

そこでライ角のことをあまり考慮せずにシャフトを吊るすように構えれば、ライ角が90度に近い状態になるので、まっすぐな軌道でストロークしやすくはなります。

ただその場合には、クラブヘッドが浮いてスクエアにインパクトするのが難しくなることがあります。

ライ角の上限は80度まで!

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まっすぐストロークのイメージで打ちやすいのはシャフトを吊るすように構えることですが、クラブヘッド(特にヒール部分)が浮かないように調整する必要があるということです。

そんな「そんな調整難しい~」という方に、裏技があります。

それはライ角の調整です。

ルール上ではライ角は上限で80度までは認められています。

一般的なパターのライ角をルール上限の80度のアップライトにしてあげれば、シャフトを吊るすように構えやすくなりますし、クラブヘッドのヒールも浮きにくくなるので、まっすぐなストロークで打ちやすくなります。

上限の80度にしなくても、75度くらいのアップライトにすれば、ボールに近い位置で、そしてシャフトを吊るすように構えやすくなると思います。

あとはパターによってライ角が調整できるものとできないものがあるので、ライ角調整を行っているゴルフショップなどで相談してみましょう。

しかしどうして一般的なパターのライ角は70度くらいなんでしょうね…。

そのあたりのことはまた別の機会で触れることにしましょうか!

というわけで今回はこのへんで。

それでは、また!

◎編集部追加情報◎

ライ角やネックなど、様々な調整ができるパターがあります。気になる方はチェックしてみてくださいね!