初心者
モハメドアリモト
【要注意!あなたのグリップは歪んで装着されていませんか?】☆失敗しない、クラブ選びのヒント教えます。
季節はそろそろ梅雨時期を迎え、グリップ交換をしようか? と考えていらっしゃる方もおられると思いますが、その際に注意していただきたいのがグリップの歪みです。
歪み=ねじれともいえますが、特にバックラインのあるグリップを歪んで装着されていると球筋にも影響を与えかねません。
という事で今回は、今現在ご使用中のクラブグリップがどういう状態であるか、また、歪んでいる場合にはどんな症状になりやすいのか等、案外見落としガチな内容についてお話しさせていただこうと思います。
ご興味のある方はぜひ最後までお付き合いいただきますようよろしくお願い致します。
始まり始まり・・・。
目次
その①、歪んで装着されているとなぜいけないのか?
根本的な事ですが『なぜ、歪んだグリップではダメか?』という点です。
もちろん、まっすぐ装着されている事が大前提な訳ですが、もしグリップが歪んで=曲がって装着されていた場合、一番に想定される事が、球筋に大きく影響して来るからです。
グリップにはバックラインやメーカーロゴ・アライメントライン等、スタンス時にアライメントの目安になるものがいろいろと施されております。
もし、これらが歪んでいたりするとどうしても無意識にそのズレに合わせてグリップする事が多く、フックやスライスといったミスヒットを誘発します。
逆に考えて、意図的に球筋を操作する方法としてグリップの握り方を替えてショットする人もいるくらいですので、当然、グリップの向き通りに構え、身体の向き通りに球は飛んで行く! という訳です。
特に、中古でクラブを購入されている方は注意が必要です。
上記のように前クラブオーナーが意図的にグリップを曲げて装着している可能があります。
初心者の方は、スイングを身につけるのも重要ですが、ご自分のクラブがどういう状態になっているかも確認する事が上達への近道だと思います。御確認を!
その②、歪みの確認方法は?
では、その歪み・ねじれの判断は、何を基準にするのでしょうか? 初心者の方や女性の方は、ここが一番悩むポイントだと思います。
まず、バックライン(グリップ内側・中央部にある膨らんだ筋の事)があるグリップの場合、その真上に当たる部分がグリップセンターとなります(大体、メーカーロゴがあり、センターの印も上下にあります)。
そのセンターのラインがまずアイアンの場合、フェイスやスコアラインに対して平行に位置しているか?
次にウッドの場合、一般的にはヘッドをソールした際にグリップのセンターラインが真上に位置しているか?
このウッドとアイアンでラインの合わせ方が若干異なるのは、ウッドの場合ヘッドのアングルが被っていたり開いていたりと様々ですので、ヘッドをソールして自然に傾く位置を基準にセンター(真上)を合わせます。
バックラインがないグリップも同様に真上にグリップセンターが来る装着がベストです。
方向を合わせる際、基準に成るものに対しグリップが平行に装着されていなければ、正しいアドレスなんて取れるハズがないですよね?
球筋が安定しない方は、これが原因の一つかも知れませんね!
その③、カチャカチャ機能付きヘッドのグリップ選び
もはやほとんどのドライバーやウッドに採用されている、いわゆる、『カチャカチャ機能(ヘッドアングル等がシャフトの挿し向きで変更できる機能)』のグリップについてはどうでしょう。
新品で購入された場合には、アングル変更をしても問題のないような(バックラインがなく、ロゴも気にならない)グリップが装着されておりますので、どのアングルで装着されていても問題はありません。
これも中古で購入された場合には、前のクラブオーナーさんの設定でグリップが装着されているかもしれません。
自分はニュートラルなポジションで使用したいのにその位置で設定するとグリップの向きが・・・?
なんてパターンはよくある事です。
今後、現在の位置(アングル)から変更はなくバックライン等もヘッドの向きに合わせてまっすぐ装着されていれば問題はありません。
違うポジションで使用する際、グリップの向きやバックラインの位置(入っている場合)が真下に位置しないようなら使用するポジションに合わせてグリップを挿し直す(新しいグリップへ変更)事をおススメ致します。
グリップの位置が悪いと、せっかくのアングル調節も無駄になりますよ!
その④、パターグリップの歪みは最も注意すべき事です!
最後に、パターグリップについてお話ししておきましょう!
クラブの中で、一番方向性を重視され、ショットの際のブレが一番顕著に球筋に影響するクラブですので、そのグリップが歪んで=曲がって装着されていてはなかなか思い通りのパット数でスコアを縮める事は難しいでしょう!
このグリップの歪みをチェックする方法は、アイアンと同じでフェイス面(トップブレードと合わせる方がわかりやすい)やパター本体に施されているアライメントラインに対して、グリップの上面(親指が乗る面)が垂直に位置しているか? を確認します。
コツは、ヘッドを地面にソールした状態でグリップエンド側からかヘッド方向を確認したり、実際にアドレスして手元のグリップ角度を確認したりします。
ネック形状の違いでグリップとヘッドの位置関係は異なりますが、フェイス面に対してグリップ上面は限りなく垂直がベストです。
コレが、正しくセットされていないと常に球筋は思うよりも引っ掛けて転がったり、頼りなく右に抜けたり・・・と上手くターゲットラインにヘッドを出す(ストロークする)事はできません。
パット数が多くお悩みの方は要確認ですね。
その⑤、今回のまとめ
いかがでしたか?
今回ご紹介しました内容は、工房でご相談いただく御客様のグリップを拝見していると、意外と歪んで装着されているものや、カチャカチャ機能付きクラブでバックラインが『あれれ?』な位置に向いているクラブが多い事に気付きます。
グリップは、人間とクラブが唯一接する箇所です。
その接点が、握り難い状態ではナイスショットは到底期待できませんからね!
上級者の方や、プロであえて歪めて装着されているケースもありますが、やはりスイングの基本を身につけるにはグリップも正しい位置で装着する事が上達への近道だと私は思います。
ぜひ、この機会に一度御確認くださいませ。
それでは、今回も最後まで読んでいただき誠にありがとうございました。
〜最高の1打とその次のステップのために〜
また次回まで。。。
押忍