ゴルフスイング
おっ3
グリップはどう握るのが正解なのでしょうか?しっかり?ふんわり?
こんにちは。ライターの『おっ3』です。
ゴルフを始めたばかりの方、スランプに陥った方、1ランクアップを目指している方、握る強さを考えたこことはありますか?
「左手はしっかりと握る」
「生卵を割らないように握る」
「両手でしっかりと握る」
いったいどれが正しいのでしょうか?
左手はしっかりと!
写真は、言わずと知れた青木功プロです。
注目は左手グリップです。隙間なくしっかりと握られていると思います。
青木プロご自身は「左手はギュッと握る」と仰っていますが、左前腕部の筋肉のハリを確認するとそれほどは力感を感じませんよね。
一方、右手を見ると添えているだけのように見えませんか?
青木プロはパターの名手でもあります。
右手の感覚を生かして『パチン』と打つタップ式のパッティングスタイルから、繊細な手先の感覚を生かしたいという意図があると思います。
力を入れてしまうと繊細な動きがしにくくなるのは容易に想像できると思います。だから右手は添えるだけなのでしょう。
左手は隙間なく握り、添えただけの右手の感覚を最大限に生かすのが合うタイプの方は、こうした意識を持ってトライする価値があると思います。
生卵を割らない圧力!
抽象的な表現ですが、かなり優しく握るイメージが湧くと思います。
前段にも書きましたが、優しく握るメリットは手先の感覚を生かせることです。それと、筋肉が固くなっていないので、可動域が広くなります。
初心者や初級者、スランプに陥って動きが固くなっている時は、このイメージで柔らかく身体を動かせるようにしてみてください。
バックスイングが深く入り、フォロースルーを大きく取ることができると思います。
動き全体がスムーズになるので、ケガもしにくくなると思います。
両手でしっかりと握る!
アイアンのシャフトの長さを揃えてロフトを4度刻みにするなど、究極の合理性を求めるブライソン・デシャンボー。
グリッププレッシャーは左右均等で、まったく隙間がありません。
極太のグリップを使うのも、手首を返さない効果に加えて隙間を防ぐ効果を狙ったものと思います。
デシャンボーにとってグリップは、体の回転をクラブに伝えるためのツールという感覚なのでしょう。
手先で何か小細工をしようという意図は伺えません。
インパクト直後のこの写真でも、前腕部に力感はなくグリップに圧力は見えません。
グリップは、自分のスイングタイプによってどれが適しているかを試してみるべきと思います。
ただし、『しっかりと握る』は『ギュッと握る』というイメージではなく、力を入れるというよりも隙間なく握ることと思ったほうがいいと思います。