100切りで悩んでいる人は、100を切れません

100切りを悩んでいるゴルファーの方はぜひ読んでください。

ゴルファーが100を切れない理由がある

100切りを悩んでいるゴルファーは、ゴルフ人口の80パーセントから90パーセントとよく聞きます。

なぜ？

ゴルフは、メンタルスポーツだからです。

そんなことわかっている。散々聞いて耳にタコができた。そうなんです。わかっているつもりと実際のゴルフは違うんです。

ゴルフはメンタルスポーツ

100切りできない人の多くが、メンタルスポーツと理解していても、コースに行くと変わってしまいます。

理由は、ゴルフクラブの選択の間違いです。

ん？

昔、小学生の息子とゴルフに行きました。低学年で身長も小さくて、どのクラブでも100ヤードです。

教えたのは、当時平均スコア120前後の私です。

9ホールのマッチプレー。息子は、レディースティー。グリーンは、ワンクラブのOKパット。私は、ワングリップのOKパット。

クラブ選択の間違い

このルールだと息子は、たいていボギーかダボ（ダブルボギー）で上がります。

それは、100ヤードを3回で必ずグリーンにいるから。そこから、2、3回パットを打って終了です。

私は、ドライバーがスライスして草むらに、そこからフェアウェイウッドを持って、行きたくないバンカーへ。

さらにラフで数回ダフリやトップでやっとグリーンへ。 バンカーから、バンカーのはしご。ラフから、ラフのはしご。右の急斜面から、左の急斜面のはしご。

距離の出るクラブを持って大ケガしながら、トリプルボギーやダブルパーが必ず1ラウンドで3、4回。

たいてい引き分けくらいのマッチプレー。練習量は、10倍以上です。

グリーンで合流すると「パパ、久しぶり。毎回フェアウェイにいないね」と、息子のセリフ。

気づきましたか？　このセリフ

メンタルスポーツとか、スライスとか、アプローチが大事とか、3パットしてはダメとか。そういう難しいことじゃないんです。

クラブ選択に問題があるんです。

例えば、350ヤードのミドルホール、パー4。7アイアンで150ヤード、好きなウェッジで100ヤード2回で3オン。

バンカーや設計者の罠にはつかまりません。

この戦略であれば、3パットしてもダボです。

夢見て、確率の低いバーディーやパーを狙って罠にはまることはありません。

ミドルは、18ホールで10ホール。ダボペースで60打。この10ホールを全部3パットしても良いんです。

パー3をワンオン3パットでボギーで4ホール。16打。

パー5を150ヤード3回で3オン3パットでボギーで4ホール。24打。

全部3パットでも合計100で回れます。

トリプルボギーやダブルパーを出さない方程式。

練習で打つクラブは、150ヤードと100ヤードのみ。

100を切る目標じゃなくて、100を最初から目指してください

100を切る目標には、70、80台も含まれます。100切りだけを狙うなら、違うコース戦略が必要です。

100を目指す目標は、150ヤードと100ヤード、2本のクラブです。さらに3パットでOKであればパットの練習はいりません。

ドライバーとフェアウェイウッドをいますぐバッグから抜いてください。

前日の夜にインターネットでコースを確認して、ホールごとに好きなクラブの番手で割って計算してください。

その計画通りにクラブ選択してください。

私は、これを実践して最初に100切りしました。

何度も何度もこの方法で100切りを達成して、100切りすることで100の壁はなくなります。

100の壁がなくなってから、ドライバーやフェアウェイウッドをバッグに入れてみてください。

緊張感なくドライバーが打てます。

メンタルとは？　ウッド系を捨てる勇気のこと

この方法で100切り達成して言われることは、「男らしくない」「かっこ悪い」「つまらない」。

昔、私がこの方法でラウンドしていると、

友人「男だったらドライバーでしょー」

私「タイガー・ウッズでもドライバーは持っていない時もある」

友人「お前はタイガー・ウッズか？」

確かにタイガー・ウッズじゃないけど、スコアメイクは素人でもできる。

緊張して当たらないドライバーを毎回OBするよりも、酒の席で「ベストスコア99です」と言う。

このほうがかっこいい。

結論

100の壁は、自分で作った壁です。

ドライバーを持たなければいけない。飛ばさなければならない。ドライバーを抜いて100を切っても意味がない。

そこが100切りできない人の壁です。

先日一緒にラウンドしている友人に、このアドバイスをすると簡単に100を切ることができました。

この壁を乗り越えたゴルファーは次の壁に立ち向かいましょう。

次は90の壁の攻略方法について書きたいと思います。