初心者
もーりー
もうスウェーはしない!「心柱」をイメージして正しい軸回転を!
皆さんゴルフを楽しんでいますか!
こんにちは、ライターのもーりーです。
突然ですが、東京スカイツリーの中にある「心柱(しんばしら)」をご存じですか?
スイング時に軸が安定しない、スウェーが治らないとお悩みの皆さん、この「心柱」をイメージするとキレイな軸回転でスイングできるかもしれませんよ。
スカイツリーは「心柱」の構造で支えられている
東京スカイツリー。
言わずと知れた日本が世界に誇る電波塔で高さは634メートルもあります。
でも『もし大きな地震がきたらどうなるんだろう…』なんて考えたことはありませんか?
そんな不安を解決するのが「心柱」なのです。
この心柱はスカイツリーに採用されている制震技術で、1300年以上前の五重の塔などの木造建築でも使われている伝統構法だそうです。
スカイツリーの場合は、建物の内部に直径8メートル、高さ375メートルの鉄筋コンクリート製の円柱(円筒)が貫いています。
いざ地震が起きた場合には、この心柱が建物(塔体)と異なる周期で揺れることで互いの揺れを打ち消し合い、地震の揺れを最大で50%低減することができるのだそうです。
揺れのタイミングがズレるので、建物が右に揺れると中の心柱は左側に残り、建物が左に揺れると心柱は右側に残ります。
互いに引っ張りあってバランスが取れている感じですかね。
体の内側に「心柱」をイメージしながらスイングをしてみよう
さて、このへんでゴルフの話に戻りたいと思います。
ところで初心者が陥りやすいのがスウェーですよね。
スウェーはテークバックでは右腰が、ダウンスイングからフォローでは左腰がそれぞれ体よりも外側にスライド(流れて)してしまう状態で、軸ごと動いてしまっていることも多いです。
もしスウェーでお悩の場合は「心柱」を意識してみるといいかもしれません。
まず自分の体を東京スカイツリーだと思ってください(体の両サイド、特に左右の腰を建物に見立てます)。
そしてアドレスをしたときに、体の内側に仮想の「心柱」をイメージしましょう。
首の下くらいからおへその下くらいまでの円筒状です。
体の内側に仮想の「心柱」ができ上がったらテークバックを開始します。
テークバックに合わせて腰が回転していきますが、このときに仮想の「心柱」を時間差で回転(体よりも少しだけ遅れて回転)させる意識でバックスイングをするのです。
心柱の中心は当然ながら体の軸です。
腰(建物)と仮想の心柱の回転を異なる周期で開始させることで、腰が外側にスライドしていくのを心柱が引き戻します。
結果として軸が動かず安定するので、腰はスライド(スウェー)することなく、軸に合わせて正しく回転していきます。
回転周期がよくわからない場合は「心柱」を逆方向に引っ張るイメージで
バックスイング後も体と仮想の「心柱」の切り返しのタイミングに周期(時間差)をつくるイメージを持てば、ダウンスイングからインパクトにかけての左腰のスウェーも改善できると思います。
仮想の心柱を時間差で回転させるというイメージが湧かない場合は、思いきって心柱を回転と逆方向に引っ張りましょう。
右利きならテークバックからバックスイングで右回り回転しますが、そのときに右腰が流れるのを防ぐために仮想の心柱を反対の左(ターゲット側)に引っ張るイメージです。
反対にダウンスイングからインパクト、フォローにかけては、左腰が流れないように仮想の心柱をターゲットと逆方向に引っ張る感覚です。
そのまま体をターゲット方向に回転させていきます。
そうすれば軸がブレないので、バックスイングでは重心が股関節に乗りながら、ダウンスイング以降は体の左側に壁を感じながら腰が回転してくれるはずですよ。