初心者
もーりー
【フェアウェイウッド】好きなクラブと使えるクラブは違う!?【ユーティリティー】
『好きなクラブの番手はなんですか?』
と聞かれれば、私は間違いなく『7番ウッド!』って答えます。
でもキャディバックの中には7番ウッドは入っていません!!
これってどういうこと!?
私と7番ウッドとの出会い
ゴルフを初めたばかりの頃、いただきもののクラブセットを使っていた私が最初に自分で買ったのが、7番ウッドでした。
えーっ、最初に買ったのがフェアウェイウッド!?
そうですよねー。普通はドライバーかアイアンセットですよね。
今の私でも、初心者には絶対にドライバーかアイアンセットを買うようにアドバイスしますもん。
当時は、男子は藤田寛之プロ、女子は宮里藍プロの絶頂期で、2人とも飛ばし屋ではありませが7番ウッドを武器にトップに君臨していました。
165センチと男性の中では小柄で、飛距離に自信のなかった私はこう思いました。
『俺も2人のようにフェアウェイウッドで飛距離をカバーしよう!』
善は急げ! とすぐにゴルフショップに行って、ろくに試打もせずにノリノリで買った記憶があります。
買ったのは「TOURSTAGE(ツアーステージ)」のVIQシリーズで、シャフトは純正のSR。
理由はCSのゴルフ番組で紹介されていて宮里藍プロも使ってるって言ってたから♪という、なんともミーハーなものでした。
※現在「ツアーステージ」ブランドはネット販売のみとなっています
独学ゴルフ初心者って恐いものなしですよねー。
アイアンもろくに打てないのに7番ウッドなんて、今じゃ考えられない無謀なことをしたもんです。
ただラッキーだったのは、一般的には難しいとされるフェアウェイウッドが合っていたみたいで、アイアンよりも先に真っすぐ飛ぶようになってしまいまして……。
それからしばらくは、180ヤード前後の飛距離で7番ウッドが大活躍することになったのでした。
好きでも使えない!?
好きでも使えない!?
そんな私と7番ウッドの蜜月関係に異変が起き出したのは、スコア100切りをできるようになった頃でした。
それまでの安定感がウソみたいに高く吹き上がったり、200ヤード飛ぶかと思えば今までどおり180ヤードもありと縦の距離も合わない……。
特に悩ましかったのが左への引っかけが止まらなくなったことです。
シャフト(SR)が柔らかいのが原因かと思い、ゴルフショップに行ってみました。
Sシャフトのニューモデルの7番ウッドが気になり、(シャフトがSなら引っかけないかなーと期待して)試打させてもらうことにしました。
何球か打っていると、その様子を見ていた店員さんが言いました。
「お客様はパワーヒッターなので、そのくらいクラブを振れるなら7番ウッドではなくてユーティリティー向きですよ。シャフトはスチールがいいでしょうね」
な、なんですとー。自分がパワーヒッターですとー!?
そうなんです。
自分で勝手にパワーがないと思っていただけで、ゴルフを初めた頃からヘッドスピード45メートル/秒、おまけに筋トレなんか一切しないのに身体がひとまわり大きくなっていたのでした(週2~3回300球以上も練習場で打ち込んでいたからかなー)。
誰にも教わってなかったからか、男子プロのヘッドスピードを基準にして、てっきり非力ゴルファーだと思い込んでいたわけです。
繰り返し言いますが、初心者の独学は恐るべしです……。
今でもアイアンよりフェアウェイウッドのほうが好きですし、練習場ではフェアウェイウッドのほうが上手く打てたりします。練習場では……。
ただ本コースではフェアウェイウッドは確率が悪い。
風の影響をもろに受けたりライが悪くてヘッドが抜けなかったり……とにかく高く吹け上がり過ぎて弱い球しか打てない……。
ということで、現在の私のキャディバックには7番ウッドは入ってないどころか、フェアウェイウッドも4番ウッド1本しか入っていません。
代わりにアイアン型ユーティリティーが2本入っています。
“好き”と“使える”がまたシンクロするその日まで
ゴルフは14本までクラブを使えます。
ドライバーとパターは必須として(ドライバーを入れない人も稀にいますが……)、残り12本は自身の必要性に応じて自由にクラブを選択できます。
人によってはどうしても手放せないクラブ、上手く打てないけれど練習を兼ねて、あえてセッティングしているクラブがあるかもしれませんね。
私の場合は、今のところ“好きなクラブ”ではなく、本コースで“使えるクラブ”を選択しています(7番ウッドの代わりに中空の3番アイアンと4番アイアン)。
ただ、ゴルフは年齢を重ねても続けられるスポーツです。
私は体力的には今がピークで、これから先は体力もヘッドスピードもだんだん衰えていくはずです。
『その時は大好きな7番ウッドがまた使えるかも!“好きなクラブ”と“使えるクラブ”がまたシンクロするのは何年後になるのだろうか』
そんなことを考えながらニヤリとするゴルフバカなのでした♪