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今さら聞けないゴルフ知識 【ゴルフクラブ編】

テレビのゴルフ中継なんかで解説者が『○○選手はハイブリッドを手にしていますね』なんて言ってたりしますが、「ちょっと待って。ハイブリッドって何?」みたいなことありませんか?

ということで今回は今さら聞けないゴルフ知識 【ゴルフクラブ編】です。

1.【ハイブリッドクラブ】

「ハイブリッドクラブ」とはユーティリティの別名です。

ハイブリッド(hybrid)とは、英語で「異種のものを組み合わせたもの」という意味で、“フェアウェイウッドとアイアンのいいとこ取り”ということで使われ始めたのだと思われます。

海外ではハイブリッドという呼び方が一般的で、ユーティリティだと伝わらないかもしれません。

ただ「ハイブリッド」という商標をSRI(ダンロップ)社が取得しているために、日本では「ユーティリティ」という呼び方が一般的になりました。

テレビのゴルフ中継では、海外でのプレー経験があるかPGAツアーなどに造詣の深い解説者が「ハイブリッド」という呼び方をしています。


写真がダンロップ(スリクソン)の“ハイブリッド”です。

2.【ギャップウェッジ】

「ギャップウェッジ(gap wedge)」も海外で使われることが多い呼び方ですね。

いわゆるアプローチウェッジ(AW)のことです。

「クラブ間のギャップ(隙間)を埋める」ということなんでしょう。

アイアンセットの流れで売られているアプローチウェッジは、日本のメーカーでは“A”の刻印が入っていますが、海外メーカー(PINGやCobraなど)のものを見てみると“G”の刻印が入っていることが多いです。

3.【中空アイアン】

「中空アイアン」はヘッドの後方に厚みを持たせることで弾道を安定させるように設計されたクラブで、中が空洞になっているのが特徴です。

1980年代にクラブメーカーのフォーティーンが発売を始めました。日本発祥なんですね。

アイアン型のユーティリティにも中空構造のものがあります。

元々ロングアイアンがより簡単に打てるようにと開発されたクラブですが、球が上がりやすく上下のミスに強い(いわゆる簡単)ということで、初心者向けのアイアンセットとしても採用されています。

ただこの中空のアイアンセットはユーティリティのような見た目で、バッグの中身がすべてユーティリティのような形状になってしまう、ということで敬遠され気味でした。

最近では見ためもアイアンっぽいシャープなモデルも出ていますので、アイアンでお悩みの方には中空モデルも選択肢のひとつかもしれませんね。

ちなみに私自身は4番アイアンの代わりに中空アイアン(スリクソン)を愛用しています。

ユーティリティが苦手な私には欠かせないクラブになっていますよ!!