Gride

gettyimages/819430034
getty

初心者

しだしんご

ショットの基本「ライ角の維持」ができればボールは真っすぐ飛ぶ!

こんにちは♪

早速ですが、皆さんは「ライ角の維持」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

ゴルフスイングの基本であり、ショットの成否を大きく左右するこの「ライ角維持」。

今回は、その重要性をお話したいと思います。

ライ角とは?

ライ角とは、ゴルフクラブのソール面をぴったりと地面に着けた時に、シャフトと地面が作り出す角度のことです。

ゴルフクラブは、このソール面が地面にぴったりと着いた状態でフェース面が目標にほぼ真っすぐになるように作られており、特にアイアンショットにおいてはこの状態でインパクトを迎えることが真っすぐ飛ばす上で大切になります。

ヒール側が浮くと右に飛ぶ

例えばこのライ角が維持できず、インパクトでヒール側(シャフトに近いほう)が写真のように浮いてしまった場合、構造上フェースは右を向き、必然的にボールは右に飛び出し、スライスも出やすくなってしまいます。

この、クラブのヒール側が上に上がって、トウ側が下がってしまう現象を「トウダウン現象」と呼び、スイング中遠心力の影響によりクラブのトウ側が下がろうとする力が働きます。

言い換えれば、スイング中に「何の対策も講じなければ」トウが下がり、フェースは右へ向こうとする力が働いてしまうというわけです。

ちなみにトウダウンとは反対にトウ側が上がると、フェース面は左に向くように作られています。

では、どのようにしてこのトウダウン現象を防ぎ、アドレスしたときのライ角を維持すればよいのでしょうか?

アドレス時にできる「くの字」の角度を保ちましょう

getty

ライ角を維持する方法は、アドレスした時に後方から見て、腕とシャフトでできる「くの字」の角度をスイング中できるだけ変えないことです。

構えた時の「くの字」が崩れて腕とシャフトが一直線になってしまうと、トウ側が下がってしまい、フェースは右を向く結果となります。

加えて、手首が伸び切ってしまうため、ボールに当たり負けしてしまい、力強いボールを放つことができなくなってしまいます。

また、スイング中には強烈な遠心力が掛かりトウダウン現象をすべてを防ぐことは難しいため、アドレス時にコイン1~2枚分程度トウ側を浮かせて構えるのも効果的です。

アプローチなど小さなスイングから始めましょう

getty

練習方法は、アプローチなどの小さなスイングからでいいので、「くの字」を崩さないように、手首の角度を維持しながら打つのがいいでしょう。

また、左手と右手のグリップの間隔を離した「スプリットハンド打ち」でも角度維持を体感できると思いますので試してみてください♪