初心者
LITTLE RED BOOK
これで大叩きとはオサラバ!?覚えておきたいバンカーの考え方
皆さん、バンカーは苦手ですか?
何回打っても出ない、焦る、困る、一体どうやって打てばいいのか。
ゴルフの腕前に関わらず、バンカーでスコアを大きく崩してしまう人は多いと思います。
今日はそんな皆さんのために、意外と知られていないバンカーのルールと脱出法についてお話します。
バンカーは何のためにあるのか
そもそもバンカーは何のためにあるのでしょう。
私たちに意地悪するためでしょうか?
いえいえ、ゴルフに「リスクと報酬」のメリハリを付けるためです。
リスクの大きなショットほど、成功すれば大きなチャンスになりますよね。
そのために、グリーン周りやフェアウェイの「ここぞ」という所にバンカーが配置されているのです。
バンカーのルールとエチケット
バンカー内に球がある場合の禁止事項は・・・
・バンカーの状態をテストしてはいけない
・クラブや手でバンカー内の砂に触れてはいけない
・バンカー内の葉っぱや小枝を動かしてはいけない
(詳細は下記リンクから規則13-4をご覧ください)
またバンカーには大切なエチケットがあります。
・バンカー内の足跡はバンカーレーキで平らにする
・バンカー内へはあごの低い場所から出入りする
・使用後のレーキはバンカーの脇に置く
(全てを使用前の状態に戻しておけばOKです)
正しいバンカー対策とは
最良の対策は「バンカーに入りそうなショットは打たないこと」です。
では、どのようなショットがバンカーに入りやすいのでしょうか。
それは「弾道が低く、目標から15ヤード以上ずれる可能性のあるショット」です。
グリーンの直径が30ヤードなので、15ヤードずれるとバンカーに捕まり易くなるのです。
平均的なアマチュアのショットは、飛距離の10パーセントほど前後左右にずれます。
従って150ヤード以上のショットを打つ時は、バンカーに捕まる覚悟が必要ということになります。
男性なら7番アイアン以上でグリーンを狙う場合は要注意です。
女性は弾道が低いので、ウッドでグリーンを狙う場合はすべて要注意ですね。
上級者のバンカー脱出法
それでもバンカーに捕まってしまったら、どうすれば良いのでしょう?
上級者はバンカーに捕まってもあまり慌てません。
次の三点をチェックして、バンカー脱出の難易度を見極め、出す方向を冷静に判断します。
1)球が砂に埋まって(目玉になって)いないか
2)足元の傾斜は左足下りになっていないか
3)あごの高さは越えられそうか
4)球はあごに近すぎないか
「目玉、左足下がり、あごの高さが1メートル以上、あごまでの距離が30センチ以内」のうち二つ以上が当てはまる場合、これは大ピンチです。
そんな時、上級者はピン方向にこだわらず、一番出し易い方向へ「脱出」することを優先します。
ティーグラウンド方向に戻す場合もあります。
バンカーに捕まったら、まずは脱出。そして次の一打で勝負する。
このような考え方が自然に出来るようになれば、バンカーでの大叩きは確実に減ることでしょう。
皆さんの明日のゴルフのお役に立てれば幸いです。
金田久美子プロのバンカーショット(動画)↓
おまけ
実はテイク1がありました 笑(動画)