Gride

gettyimages/615002146
getty

初心者

LITTLE RED BOOK

これで大叩きとはオサラバ!?覚えておきたいバンカーの考え方

皆さん、バンカーは苦手ですか?

何回打っても出ない、焦る、困る、一体どうやって打てばいいのか。

ゴルフの腕前に関わらず、バンカーでスコアを大きく崩してしまう人は多いと思います。

今日はそんな皆さんのために、意外と知られていないバンカーのルールと脱出法についてお話します。

バンカーは何のためにあるのか

getty

そもそもバンカーは何のためにあるのでしょう。

私たちに意地悪するためでしょうか?

いえいえ、ゴルフに「リスクと報酬」のメリハリを付けるためです。

リスクの大きなショットほど、成功すれば大きなチャンスになりますよね。

そのために、グリーン周りやフェアウェイの「ここぞ」という所にバンカーが配置されているのです。

バンカーのルールとエチケット

getty

バンカー内に球がある場合の禁止事項は・・・

・バンカーの状態をテストしてはいけない
・クラブや手でバンカー内の砂に触れてはいけない
・バンカー内の葉っぱや小枝を動かしてはいけない
(詳細は下記リンクから規則13-4をご覧ください)


またバンカーには大切なエチケットがあります。

・バンカー内の足跡はバンカーレーキで平らにする
・バンカー内へはあごの低い場所から出入りする
・使用後のレーキはバンカーの脇に置く
(全てを使用前の状態に戻しておけばOKです)

正しいバンカー対策とは

getty

最良の対策は「バンカーに入りそうなショットは打たないこと」です。

では、どのようなショットがバンカーに入りやすいのでしょうか。

それは「弾道が低く、目標から15ヤード以上ずれる可能性のあるショット」です。

グリーンの直径が30ヤードなので、15ヤードずれるとバンカーに捕まり易くなるのです。

平均的なアマチュアのショットは、飛距離の10パーセントほど前後左右にずれます。

従って150ヤード以上のショットを打つ時は、バンカーに捕まる覚悟が必要ということになります。

男性なら7番アイアン以上でグリーンを狙う場合は要注意です。

女性は弾道が低いので、ウッドでグリーンを狙う場合はすべて要注意ですね。

上級者のバンカー脱出法

それでもバンカーに捕まってしまったら、どうすれば良いのでしょう?

上級者はバンカーに捕まってもあまり慌てません。

次の三点をチェックして、バンカー脱出の難易度を見極め、出す方向を冷静に判断します。

1)球が砂に埋まって(目玉になって)いないか
2)足元の傾斜は左足下りになっていないか
3)あごの高さは越えられそうか
4)球はあごに近すぎないか

「目玉、左足下がり、あごの高さが1メートル以上、あごまでの距離が30センチ以内」のうち二つ以上が当てはまる場合、これは大ピンチです。

そんな時、上級者はピン方向にこだわらず、一番出し易い方向へ「脱出」することを優先します。

ティーグラウンド方向に戻す場合もあります。

バンカーに捕まったら、まずは脱出。そして次の一打で勝負する。

このような考え方が自然に出来るようになれば、バンカーでの大叩きは確実に減ることでしょう。

皆さんの明日のゴルフのお役に立てれば幸いです。


金田久美子プロのバンカーショット(動画)↓

おまけ


実はテイク1がありました 笑(動画)