Gride

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初心者

もーりー

キャリー70~100ヤードの距離感をハーフスイングでつくったら、アプローチが苦にならなくなった件

皆さんゴルフを楽しんでいますか?

こんにちは、ライターのもーりーです。

かれこれ10年ほど前の話になりますが、当時よく一緒にラウンドして師匠と崇めていた方から、ラウンドのたびにこんなことを言われていました。

『もーりーさん、ピンまで90~100ヤードの距離をピッチングウェッジや9番アイアンのコントロールショットでビシッと寄せられたらカッコいいですよ。それにアプローチの引き出しも増えますよ!』

しかし当時の私にはこの師匠のありがたいお言葉がまったく理解できませんでしたし、むしろ『何だそれ?』って感じでした。

でも、ハーフスイングの重要性をそこそこ理解できた今となっては、あの時の師匠の言葉の重みや素晴らしさをしみじみと感じるのであります、ハイ。

チャンスが一転、ホームランOBに涙する

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先日のラウンドでのことです。

スタートホールは豪快な打ち下しのミドルホール。

いつもはミスしまくりの朝イチティーショットが珍しく成功し、ボールはフェアウェイど真ん中へ。

引き続きグリーンまで打ち下ろしのセカンドショットはピンまで120ヤード。打ち下ろしを考慮すれば、100ヤードちょうど打てばピンに絡むという大チャンスです。

ここで私は、フルショットで100ヤード打つことができる、ロフト角52度(アプローチウェッジ)を選択します。

打つ前にターゲット(ピン)を確認した際に、グリーンとその奥のOBゾーンまでの距離がかなり浅いのは少し気になりましたが、2オンチャンスに息巻いていた私の脳裏からはすぐに消えてしまいました。

そして気合十分のセカンドショットの結果は……なんと打ち下ろしの場面では一番あってはならないトップのミス。

ボールは勢いよくキャリーでグリーンをオーバーすると、そのままワンバウンドでOBエリアに吸い込まれてしまいました。

千載一遇のチャンスが一転、まさかのトップからのホームランでOBとは……トホホのホです (´;ω;`)ウッ…(この日のラウンドが踏んだり蹴ったりの内容になったのは言うまでもありません)。

フルスイングのショットで打っていた距離をハーフスイングで対応する

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私の場合は、アプローチウェッジのフルショットでキャリーが100ヤードでサンドウェッジのフルショットが75~80ヤードです。

ですので、私は70~100ヤードくらいの距離の打ち分けが非常に苦手でして、さらにウェッジのフルスイングって、バウンス角やロフト角の影響からか、意外とミスヒットしやすいんですよね……。

これが30~60ヤードなら、

・60ヤード……アプローチウェッジ(AW)でハーフスイング
・50ヤード……サンドウェッジ(SW)でハーフスイング
・40ヤード……グリップを短く握ったAWでハーフスイング
・30ヤード … グリップを短く握ったSWでハーフスイング

といった感じで、すべてハーフスイングで同じように打てば距離を打ち分けられるんですけどね……と、ここでハッと、10年前の師匠の言葉を思い出しました。

『70~100ヤードもショートアイアンやウェッジのハーフスイングで距離を打ち分けられないだろうか』

試しに9番アイアン、ピッチングウェッジ(PW)、そしてギャップウェッジ(GW……私はロフト角45度のPWと52度のAWの間に49度のGWをセッティングしているのであります)の3本でハーフスイングのショットを打ってみると……。

・GW……キャリー70~80ヤード
・PW……キャリー80~90ヤード
・9番……キャリー90~100ヤード

と、ばっちり飛距離の階段が出来上がるではないですか!

しかもハーフスイングだと、その当時に師匠がおっしゃっていたとおり、9番アイアンでキャリー100ヤードくらい先のピンを狙っていけます。

同じキャリーでもウェッジのフルショットよりも低い球になりますので、風が強い日なんかでは重宝しそうです (^^♪

状況で使い分け! アプローチの引き出しは多いほどグッド!

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ハーフスイングで70~100ヤードの距離を打ち分けられることを知った私。

だからといって、70~100ヤードのショットをすべてハーフスイングで対応するわけではないと思いますが、100ヤード以内のアプローチやショットのバリエーションが増えたのは間違いありません。

同じキャリー100ヤードのショットを打つにしても、打ち下ろし・打ち上げ・ハザードの位置なんかでミスの許容範囲が変わってきます。

おそらく10年前、師匠は同じ100ヤードショットを打つのに、AWのフルショット・PWのスリークォータースイング、9番アイアンのハーフスイングなどのバリエーションを持っていれば、様々な状況で対応できるよ、と言いたかったんだろうなー。

そして、それからしばらくたったある日のラウンド。

お誂(あつら)え向きの場面が巡ってきました。

グリーン中央のピンまで120ヤードでかなりの打ち下ろし(実質の距離は100ヤードくらい)、おまけに前方に木の枝がかかっており、ウェッジで打つと、その枝に当たってしまいそうです。

この場面で私が迷うことなく選んだクラブは9番アイアンでした。

この後、ハーフスイングのショットで木の枝の下を通して、ピンの手前側にグリーンオンしたのは言うまでもありません(全部言ってしまってるし (^^;))。

といったわけで、キャリー70~100ヤードの距離感をハーフスイングでつくったら、アプローチが苦にならなくなった件でした。

興味が湧いた皆さんは、次回の練習でぜひお試しくださいませ。

それでは、また!