初心者
宮下芳雄@プロゴルファー
初心者にも知ってほしいプレイファストを数値的に考えてみた!
こんにちは、JGMセベバレステロスGC所属プロの宮下芳雄です。
今回のテーマは「プレイファスト(Play fast)」です。
プレイファストとは、早いプレイを心がけながらラウンドをすることです。
さらにこのプレイファストは、ゴルフをするうえで、一番大切なマナーだと言われています。
ゴルフ経験がまだ少ない初心者ゴルファーさんにもぜひ読んでほしい記事です。
1ホールに掛かる時間の目安ってどれくらいなのか?
プレイファストをするための1つ目のポイントは、自分の順番がきたら30秒以内にボールを打つことです。
その理由を書きます!
多くのゴルフ場では9ホールラウンドを2時間15分(135分)以内でプレイすることを推奨しています。
そのために、ロングホール(パー5)のプレイ時間は、距離が長いこともあり約20分が目安になります(2ホール×20分=40分)。
ミドルホール(パー4)では15分(5ホール×15分=75分)でプレイしましょう。
ショートホール(パー3)は距離が短いので10分(2ホール×10分=20分)でホールアウトできるといいですね!
これをすべてを合わせると、約2時間15分(135分)になります。
プレイファストするためのポイントを紹介します。
日本ゴルフ協会の調べによると、カートで移動する時間と、プレイ中にボールまで移動する時間の合計は約5〜10分くらい(ホールの距離によって多少違いがあります)とのことです。
例えばミドルホールだと移動時間が7分だとします。
残り時間は8分しかありません!
4人でプレーしているとすると8分÷4=2分(120秒)。
1人約2分の持ち時間しかない計算になります。
さらにその持ち時間を打数で割ると120秒÷4打=30秒になってしまうのです。
つまり1打に掛ける時間は約30秒しかないのです。
しかしこの計算はミドルホールを4打でホールアウトできた場合です。
実際はそれ以上の打数がかかることが多いので、現実的には1打に掛ける時間を30秒以下にする必要があるのです。
1打を30秒以内で済ませられるポイントとは?
30秒の持ち時間は、自分の順番が来たらすでにスタートしています。
まずボールの後ろに立ってホール全体を見渡し狙いを定める
次にボールとティーをセットします。
ゴルフ経験の少ない方は直前になってから、あわててグローブをする方が多く見られます。
あらかじめグローブをしてからショットすることをお忘れなく!
じつはここまでのことを30秒以内で行わなければならないのです。
この一連の動作をプレショットルーティンと言います。
ゴルフ初心者の方は「かなり忙しい!」と感じる方が多いと思います。
しかし、ゴルフスイング自体は1秒前後しかかかりません。
つまりそれ以外のことで多くの時間を使ってしまっているのです。
ゴルフファーのみなさんにはこの感覚を忘れないでほしいと私は思っています。
プレイファストはゴルフでは一番大切なマナーです!
ゴルフを楽しんでいるゴルファーみなさんが楽しく、そして気持ちよくラウンドできるよう1打30秒のプレイができるよう頑張りましょう。
ではまた次回Grigdeでお会いしましょう。