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ゴルフクラブ

ミラクルゴルファー★まもプ(蝶首亭塗立)

飛距離と操作性を兼ね備えた“コンパクトドライバー”を打ってみた!

ドライバーと言えば「飛ぶ」をキーワードに各メーカーで開発され、現在はオーバーサイズドライバーが主流となっていますが、最近になり操作性を高めたクラブが一部のメーカーで発売され始めています。

トップアマやプロゴルファーの中には、いち早く操作性のいいクラブを選び始めている選手もいます。

ワタシも飛距離も操作性も兼ね備えていると言われるドライバーを試打してみました!

操作性とは?

「操作性が高いドライバーを」と思ったのは、実はワタシ自身が今の主流になっている大型ヘッドにどうしても馴染めないでいるからでした。

今のドライバーは確かに「直進性が高い」「曲がらない」「強い球が打てる」のですが、練習して試合で使ってみると、曲がらない(曲げられない)ということでドライバーに違和感を感じつつティーショットを打つことになっていました。

「操作性ってどういうことなのか?」という疑問がありますよね。

簡単に言うと「ヘッドを簡単に(意図して)ターンさせやすいか?」とうことです。

今の主流の大型ヘッドでは、「曲がらない」という大きな利点がある反面、シャフトを軸としたフェースターンが小さいことで、自分が意図してヘッドを操作しづらくなってしまっています。

昔のクラブでスイングを覚えた人に合う?

今年になり操作性も飛距離も追及したドライバーがいくつか発売されています。

つい先日には、宮里優作プロが260ccという超小型ヘッドを実戦で投入したりして注目が高くなっています。

そんな中ですが今回テストしたドライバーは、契約フリーな女子プロが使用者したりすることで注目されている「RODDIO(ロッディオ)コンパクトドライバー」です。

多くのアマチュアは「操作性がいいクラブ」というとプロやトップアマなどの上級者向けというイメージが強く感じるのですが、実は意外とこうしたドライバーが適する人が上級者に限らず多くいるのは知られていません。

ゴルフを始めた頃がパーシモン製のドライバーだったり、小型のメタルヘッドだったりというアマチュアは、近代的なクラブの特性である直進性の高いクラブを使用すると、どうしても右へ行くミスが多くなる傾向があります。

これは、直進性が高いクラブにはフェースが開いたら閉じにくいという性質があるので、小さなヘッドでフェースを開いて閉じるというスイングを身体が覚えてしまっている場合には、ヘッドを閉じにくくなり右に行ってしまうからなのです。

細かな特徴はオフィシャルページでチェックしていただくとして、早速打ってみましょう!

打った感じは?

今回試打したドライバーはヘッド容積385ccと小型なので、現在主流の460ccからはかなり小さめとなります。

アドレスしてみると、ヘッドが小さく感じるものの数字ほどの小ささや違和感はありません。むしろ安心感もあるように感じます。

打ってみるとまず感じるのが打感と打音です。

打感は柔らかいというか、フェースがボールをしっかりと受け止めてくれる感覚で心地よい打感、それに伴って打音も優しく心地よい音が耳と手から伝わってきます。

今のクラブに比べるとパーシモンに近い打音な気がします。総合すると「厚みのある打感」という印象です。

元々このメーカーのフェアウェイウッドでは独自の飛びの構造には定評があり、それがきちっと継承されているように感じます。

他のドライバーと打ち比べるとよくわかりますが、球離れがゆっくりでしっかりとインパクトできます。

かなりしっかり振っても左へ引っかかることもほぼなく、打った時に感じた通りの打球が飛んでいくのでショットに安心感があります。

やはり、ミスはミスとして結果が出ることというのは安心感があるのかもしれません。

総合的に?

このドライバーはチューニングの幅がかなり広く、クラブを組み上げるクラフトマンによってかなり違った味付けを施すことができます。

逆に言えば、組み上げるクラフトマンにしっかりと組んでもらえないと本当のよさを感じることができないということになりますので、その点は気を付ける点だと思います。

ロッディオのテクノロジーと扱いやすいクラブ、これにチューニングという味付けが施されれば、さらにすごいクラブになることが想像できます。

いや~。これは、大型ヘッドに馴染めないワタシのようなプレーヤーには大きな味方になってくれるかもしれないという期待感が持てました。

「アイアンはまずまずなのにドライバーがイマイチ」とか「ドライバーがいい時にはアイアンがイマイチ」なんて苦労をしているプレーヤーは一度チェックしてみるといいかもしれません。