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ゴルフコース・練習場

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愛知県「愛知カンツリー倶楽部」“(隠れ)名門コース”を紹介するシリーズ〈前編〉第42回

初めての名古屋でのラウンドとなった今回の舞台は、名門「愛知カンツリー倶楽部」です。

このコースは、愛知県でも有名な名門コースで、「名古屋ゴルフ倶楽部・和合コース」に次いで有名なゴルフ場かもしれません。

愛知県では、その他にも「三好カントリー倶楽部」などもありますが、名古屋での初めてのゴルフが、「愛知カンツリー倶楽部」いう緊張感溢れる中で、ラウンドして来ましたので、ご紹介します。

早速、前編をお送りします。

愛知カンツリー倶楽部の歴史!

愛知カンツリー倶楽部は、1954年(昭和29年)に中部地区戦後初のゴルフ場として、「愛知カンツリー倶楽部東山コース」という名称で開場しました。

当時の名古屋付近では、唯一のゴルフ場であった「名古屋ゴルフ倶楽部・和合コース」が米軍に接収され、外国人専用になっていました。

名古屋財界では、名古屋を国際都市に発展させていくためには、ゴルフ場が必要との思いが強かったと、言われています。

そんな中で、財界と官界が一つになって、緑を守るためと国際都市を目指す名古屋のスポーツ施設として、ゴルフ場建設の動きが高まりました。

そして、設計者を名匠・井上誠一氏に決定して、候補地の選定を経て、開場にこぎつけました。

愛知カンツリー倶楽部の顔とは!

何と言っても、「愛知カンツリー倶楽部」と言えば「井上誠一」設計ということでしょう!

名匠・井上誠一が現地視察を行い、尾張徳川のお狩場跡地である牧野ヶ池緑地を候補地として決定しましたが、「こんな素晴らしい用地は、日本中探しても恐らく得難いと思った」と語っています。

そんな素晴らしいコースの素材だったということです。

開場当初は、高麗の1グリーンでスタートしましたが、日本オープン3回、日本アマ3回の開催など、数多くの公式競技、トーナメントを開催してきて、開場50周年の2004年を節目に、ベント化を行っています。

2010年に日本オープンを開催し、金庚泰がコースレコード64を出して優勝しています。

現在では、愛知カンツリー倶楽部の評価は、従来を凌駕するほどに高まっています。

落ち着いた佇まいのクラブハウスが出迎えてくれます!

クラブハウスは決して新しいわけではありませんが、エントランスから一歩足を踏み入れると、落ち着いた重厚感が溢れる雰囲気が漂います!

フロントは、3名が受付できるスペースで、このコースであれば十分なスペースです。

全体的に、ロッカールーム、洗面所、キャディーマスター室などが無駄に歩くことなく行ける、機能的な造りのクラブハウスでした。

レストランはこんな感じでした!

ラウンドをスタートしてわかったのですが、クラブハウス2階のレストランは、昼食時には使用しません。

ラウンド終了後の懇談の場のみで、昼食はスタートホール脇のスタートハウスで、わずかな時間で食べる食事でした!

なぜなら、スループレーが基本だからです。食事時間が約20分程度でした。

聞いた話では、名古屋ゴルフ倶楽部・和合コース、愛知カンツリー倶楽部、三好カントリー倶楽部はスループレーが基本とのことでした!

ドライビングレンジとアプローチ練習場!

アウトコースのスタート脇に、ドライビングレンジとアプローチの練習場があります。

この練習場は、練習場利用で外から来る方もいて、共用になっています。

距離は200ヤード以上あり、広々としています。ボールはコースボールのロストボール使用で、実戦練習向きです!

ドライビングレンジの脇にネットに囲まれたアプローチ練習場があり、バンカー付きです。

このアプローチ練習場のグリーンも立派なグリーンで、アプローチ練習とバンカー練習には最適です。