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ゴルフスイング

おっ3

『がに股』は試す価値アリ!~結局のところ、足ってどう使うのか?

『下半身主導のスイング』とか、『フットワーク』とか、抽象的な表現では理解しにくい足の使い方。

理論の進化も含めて『おっ3』流の解釈をまとめてみます。

足を使えるアドレスを!

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「どうしてボクシング?」と思いますよね?

写真は、3階級制覇のバンタム級チャンピオン、井上尚弥の右ストレートです。

注目は右足です。拇指球と親指で蹴りながら腰を回しています。

膝は前に出ず、内側が下向きになっていますよね。これ程まで厳しく足を使えるから、一発で仕止めるパンチを打てるのです。

では、そんな足の使い方ができる準備とは?

ボクシングの場合は、リングを動き回る『フットワーク』が必要不可欠なので、足首を柔らかく爪先を中心に使います。これが準備です。

ゴルフの場合は、動き回る必要はないので『おっ3』は、足裏全体を使います。

ただし、踵(かかと)体重はあり得ません。

足を柔らかく力強く使えるアドレスが必要です。そして、足の指で少し地面をつかむ感覚でアドレスに入ります。

これで準備完了です。

トップまでの間

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『おっ3』は、バックスイングに入る直前に太腿に踏ん張りを入れます。

動き始めはゆっくりではありますが、左肩がアゴの下に来るまで回す訳です。

足の踏ん張りがなければパワーをためることはできません。

そのパワーは、右足裏全体で地面を踏みしめて逃がしません。

右臀(でん)部と右内腿の大きな筋肉に張りを感じたらば、正しいポジションにある証です。

この時に、左膝は右足に寄り過ぎないようにしましょう。

ここまでできたら、あとはダウンスイングのきっかけを間違わなければグッドショットの可能性は80%と思います。

試してほしいガニ股の足使い!

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写真は、MLBアメリカンリーグのホームランキング、アスレチックスのクリス・デービスです。

両膝の間隔に注目してください。骨格的にはO脚は少ないはずですが、ガニ股気味になっています。

右足は内側全体で強く地面を踏みしめています。そして腰を低く落としていますよね。

ここから頭を残したままで、右太腿も右に回転させる動きで、腰を高速回転させます。

この動きこそ、今話題のジョージ・ガンクスの新しいスイングメソッドだと思います(下記リンク先参照)。

最初は、このメソッドに疑心暗鬼だった『おっ3』ですが、取り敢えず試してみました。

すると、右足を蹴るよりも圧倒的に踏ん張り感が出ることを発見しました。

これはヘッドスピードが上がるだけではなく、安定感の向上にも期待が持てます。

この『ガニ股』の足使いは、試して見る価値あると思いますよ!