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ゴルフスイング

とや

ダスティン・ジョンソンの左手首の使い方のメリットを考えてみる

こんにちは、ライターのとやです!

2018年6月1日現在、PGAランキング第2位のダスティン・ジョンソン。

とにかく飛距離がすごいのと、ボールが曲がらないんです。どちらもアマチュアゴルファーの憧れではないでしょうかね。

そこでいつも思うんですが、ダスティン・ジョンソンのトップの形ってちょっと独特じゃありませんか?

この手首の形を真似してスイングしてみたことがある方も多いはず。

このダスティン・ジョンソンのトップでの左手首の形って一体どんなメリットがあるんでしょう?

ここに「DJの強さの秘密」が隠されているのかも!?

ダスティン・ジョンソンのトップは左手首が折れている!

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このものすごく力の入りにくそうな角度、トップで左手首が手のひら側に折れているのが特徴です。

この手首の角度をやってみると分かるんですが、手首がこちらにはあんまり曲がらなくて結構無理があります。

それでもダスティン・ジョンソンがこのトップを選択しているということは何かしらのメリットがあるはず。

実際にこの手首の使い方をすることで、フェースの動きやボールにどんな影響があるのか詳しく見ていきたいと思います。

左手首を折ることでフェース開閉が限界まで抑えられる

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こちらの画像はローリー・マキロイのトップ。

左手首の角度がダスティン・ジョンソンとは決定的に違います。

それは腕から直線上に左手首があってドライバーのフェースは正面を向いていますね。

ローリー・マキロイに限らず、こうなっているゴルファーが多いです。というかこれが一番身体を動かしやすい手首の使い方です。

ダスティン・ジョンソンとローリー・マキロイ、それぞれのヘッドの動きを次の画像で見てみます。

こういうときはロフトのついてないパターの方が動きが見やすいので、パターの画像でお送りします!

ショットのヘッドはどう動く?

まぁこれは普通こうなりますよね。トップからインパクトでは左腕を内側から外側へ捻る「外旋」と言う動きになります。

この外旋に対してヘッドが遅れて入れば、フェースが開いて当たります。

さらに手首を返し過ぎればチーピン。飛球方向にしっかりとフェースを戻してこなければボールはちゃんと飛んでくれません。

というかこれって当たり前のことです。

それではダスティン・ジョンソンのヘッドの動きを見てみましょう。

ダスティン・ジョンソンのヘッドの動きは?

こちらの画像なんですが、パターのストロークのように見える画像。

トップで左手首を折ることでフェースの開閉を限界まで抑えることができます。

これだと腕を内側へ捻ったり外側へ捻ったりする動きが必要ありません。

ただボールを後ろから前に押して上げるだけのイメージでスイングすることができるんですよね。

ということは、フェース面の管理をスイング中にしなくてもOK。

オートマチックに狙った方向に打つことができる手首の使い方だったんです。

インパクトがズレても飛球方向が変わらない?

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このような手首の使い方なら手首をしっかりアドレスまで戻す意識をしなくても、インパクトが少々ズレても出球に左右のブレが出にくくなります。

ヘッドが遅れて入れば低めのボール、ヘッドが先行すれば高めのボールになるだけです。

「狭いところを狙っていかなきゃいけない」「フェアウェイキープしたい」と思うときに、ボールの出る方向が安定しているっていうのは、アマチュアにとっても大きな武器になるんじゃないでしょうか。

ダスティン・ジョンソンはそれに加えて、捻転やパワーをフルに使って規格外のショットを放っていますよね。

飛距離や方向、本来ならば両立しないはずの2つの要素を見事に獲得しています。

ただちょっと難点も・・・

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メリットばかりのように思える、左手首を手のひら側に折ってトップを作ること。

デメリットというかちょっと自分のモノにするには一筋縄ではいかない可能性があります。

それはトップで左手に力が入りにくく、無理にスイングすると手首がものすごく痛いんですよね。

左手に拳を作って、手のひら側に折るストレッチをちゃんと続けないと、ある程度強いスイングをすることは難しいかもしれません。

それでもそれを補って余りあるメリット。

これをマスターすれば方向性が安定してスコアアップ間違いなし!・・・かも?