Gride

gettyimages/81032663
getty

ゴルフコース・練習場

オリオット

パターマットのスピードはどの程度?~スティンプメーター(自作)で測定してみた!

グリーンの速さはスティンプメーターという器具で測定され、グリーンスピード(単位はフィート、1フィート=0.3048メートル、1メートル=3.28フィート)で表示されます。

ゴルフコースのグリーンスピードは10前後でしょうが、家で使っている練習用のパターマットのスピードはどの程度なのでしょうか?

以前から気になっていたので、スティンプメータを自作して測定してみました。

スティンプメーターの測り方

(画像は「The Art of Course Maintenance」よりお借りしました。 http://mscoursemaintenance.blog.fc2.com/)

スティンプメーターは先端から76センチぐらいのところに穴があり、その穴にゴルフボールを置きます。

そして、ゆっくりと傾けていくと、約20度傾いたところでボールが自然に転げ落ちるようになっています。

この方法でボールを2個~3個転がします。

スティンプメーターの先端からボールが止まった位置までの距離を測定し、平均値を算出します。

単位はフィートなので、平均で3メートル転がれば3.28×3=9.84、グリーンスピードは9.84となります。

スティンプメーターを自作

スティンプメーターの測定方法はとても簡単ですが、測定器具は数万円と高価なものです。

そこで、それほど精度は必要ないので自作してみました。

自作と言っても、長さ91センチ×幅6センチ×厚み0.9センチの板(366円)を買ってきただけです。

板を20度傾け、板の先端から76センチのところからボールを転がします。

板を20度傾けるということは、76センチのところは27センチの高さに相当します。

家にあった花器がちょうど27センチぐらいの高さだったので、これを台にしました。

タイルカーペットのグリーンスピードは~16(フィート)もあった!

家でパッティング練習用に使っているタイルカーペットを測定してみると、ボールが転がりすぎて家の壁に当たってしまいます(笑)。

そこで、板の20センチ(高さ7.1センチ)、40センチ(高さ14.3センチ)、60センチ(高さ21.4センチ)のところから転がして、グラフ上から76センチ(高さ27センチ)を推定することにしました。

その結果は、なんと~16フィート(~5メートル)になりました。

米国オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブで毎年開催されるマスターズ・トーナメントは、「ガラスのクリーン」と言われるほど超高速グリーンですが、グリーンスピードは~14程度と言われています。

家のタイルカーペットはそれ以上、“ハイパー・グリーン”とでもいうべき代物でした。

遅いマットより速い方が転がるイメージをつかみやすいので、練習用としては16程度でもいいような気がします。

板1枚で簡単におおよそのグリーンスピードが測れるので、参考にしてみてください。

※タイルカーペットは実際のグリーンよりも硬く、ボールが地面に接地したときにエネルギーをロスしないので、スティンプメーターで計測すると実際以上に速い数値が出る傾向にあります。

↓以前スティンプメーターに関して書かれた記事はこちら