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ゴルフスイング

ゴルフ侍

マン振りが全ゴルファーを救う|第6回「女子プロのように打ちたい」→「マン振り」

拙者、ゴルフ侍と申す。

諸君のゴルフの悩みを拙者が見事に断ち切ってみせよう。

「女子プロのように打ちたい」と嘆く諸君、「マン振り」をなされよ。

女子プロのスイングはアマチュアの見本だ

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女子プロは、男性のアマチュアゴルファーとほぼ同等のヘッドスピード(40~42メートル/秒)であるにも関わらず、ドライバーで250ヤード近く飛ばしてくる。

その違いは諸君もご存知の通り、「ミート率」の差。

女子プロは体の力を効率的に球に伝えるスイングができており、ゆっくりに見えるスイングでも十分な飛距離を獲得している。

そのため、一般男性ゴルファーにとっては、ローリー・マキロイや松山英樹のような男子プロよりも、ヘッドスピードが同等の女子プロを見本とするのが定番だ。

至極納得、スイング・リズム・バランス、すべてが参考になる。

ただし、スイングを参考にする際は一点だけ注意する事がある。

これを知っているか知っていないかでは、上達結果に大きく差が出る。

女子プロの華麗なスイングに騙されるな

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男女を比較すると、男性の筋力・体力が優ることは生物学的にも明らか。

トップクラスの女子プロであっても、一般男性の力には及ばない。

それなのに女子プロと一般男性ゴルファーのヘッドスピードが同じとはどういうことか。

女子プロのスイングはゆっくりに見えるが、実は「マン振り」だ。

水面を優雅に泳ぐ白鳥の如く、水面下では必死に足を動かしている。

華麗なスイングの裏には、地道な努力があってこそ。

「マン振り」をスイングの土台とすべし

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女子プロは巷のサラリーマンと同じく、毎日8時間の練習に明け暮れ、並々ならぬトレーニングをしている。

その鍛えに鍛え上げた体力でさえ一般男性には及ばないが、「マン振り」を実践することで一般男性並みのヘッドスピードを手に入れた。

しかし、女子プロは無意識に「マン振り」ができているにも関わらず、自身のスイングの解説としては「脱力」や「コンパクト」といった言葉を使う。

既にスイングの型が完成し、再現性を高める調整段階に来ているのだから、当然「マン振り」は意識から消えている。

この事実は、アマチュアを誤解させる罠だ。

プロゴルファーは感覚が麻痺しており、一般人と同じ感覚を持っていると思わないほうが良い。

まずは、女子プロと同様に「マン振り」をスイングの土台とすべし。

その基本を習得すれば、プロのレッスン内容も効果的に学べることだろう。

「マン振り」は上級者が必ず通る道。

早く通れば、それだけ早くの上達が見込まれよう。

(ゴルフ侍)