ネームプレート(ネームタグ)にキャディが物申す!これってOK?NG?
キャディバッグについているネームプレートは大丈夫かな?
ゴルフコースには、多い日だと1日に200人近く(18ホールのコースで)のプレイヤーが訪れます。
当然、キャディバッグの数も200個近くになります。
次々と来場されるお客様。どんどん運ばれてくるキャディバッグ。これらは一体どうやって管理しているのでしょう?
当たり前の答えなのですが、そうです。お名前で管理しています。
そこで大切になってくるのがネームプレート(ネームタグ)なのですが……。
実はこのネームプレート、かなりテキトーな人が多いんです(-_-;)。
「え? ネームプレートにNGとかあるの~!?」と思ったそこのアナタ。もしかしたらあなたのネームプレートはNGなのかもしれませんよ~?
ネームプレートの見本はこんな感じです! 文句なしに◯です!
デザインや素材の好みは、人それぞれなので、お好きなものでいいと思います。キャディがネームプレートを判断するポイントはそこではありません。
もちろん、キャディバッグに付属している純正物でも全然OKです。チープだとかダサいだなんてこれっぽっちも思いません。
大事なのはネームプレートに書かれている内容。
画像のネームタグは完璧です。完璧なネームプレートたる所以はこちら。
・漢字で書かれたフルネーム
・読みづらい、読み間違えやすい漢字はフリガナがあったほうがいいです(英語表記だと、フリガナの代わりにもなり、海外用としてもOK)
・読みやすい素材と字体
・作りが丈夫
ネームプレートに大切なのはこの4点です。
完璧まであと一歩なネームプレート! 惜しいー!
画像のネームプレート、デザインとかはとても素敵なのですが、性と名、どちらかがイニシャルだけというのは惜しいですねー。キャディ的にはこれは△です。
例えば、K.TANAKAさん。
カズヒコさん、ケンイチさん、コウジさん。いろいろな名前の人がいるじゃないですか。しかも苗字が一般的な方であればあるほど、名前のかぶりも多くなってきます。
「これってどっちの田中さんだっけ!? え? わかんない? どうしよ~(汗)」と裏では騒いでいるかもしれません(笑)。
こうしたネームプレートでは、キャディバッグの積み間違え、それ以前にはっきりしなくて積めないなんてケースもありますからね。
カートに積み込む際の間違いやカート出しの時間が遅れてしまう原因の多くは、こういうネームプレート絡みのパターンなのです。
ネームプレートに書いてあるのが苗字だけっていうのも同じ理由で△です。
よっぽどの珍名さんならともかく、同じ苗字の方がいた場合、取り違えたり、確認できずにカートに積み込めなかったりします。
土地によっては、同じ名字の方がたくさんいらしたりしますしね。
「おれのクラブなんだから、わかるでしょー(怒)」
わかりません、ごめんなさい!
ぜひぜひ、お名前はフルネームでお願いしたいと思います!
ネームプレートの実際にあったNGなケース集!

・ネームプレートがそもそも付いていない
実はこれとっても多いです。
どうやって管理してると思っているのでしょうか……。付け忘れもあるとは思いますけど……。
クラブを借りてきた場合に多く見られますよね。ベテランさんならばバッグを下ろす時に「ネームプレート付いていないので、書きます」とおっしゃって下さる方も多いんです。
でもクラブを借りてくる方ってやはり初心者の方も多いので、そこまで気が回らない方も多いんですよね。同伴の方、ぜひ見てあげてください。
・△ ゴルフコースで付けてくれる紙のやつ
付いているだけまだ良いのですが、破れてしまったり、傷んでいて読みづらかったりしますので、できたらちゃんとした物をつけましょう。
・NG 書いてあるのが名前だけ
以前私が遭遇したケースでは「まみ(ハート)」って書かれてました(・∀・;)。
もうね。頭抱えましたね。それと同時に人間って不思議なものです。なぜか笑えてきてしまうんです。
・△ 名無しのタグがたくさんつけてあるバッグ
何も書いてないネームプレートがたくさんついているケースも多いんです。
記念だったりプレゼントだったりするのだと思いますが、見落としの原因にもなってしまいます。
なるべく、必要のないタグは外しておきましょう。
・NG 書いてあるのが源氏名や芸名
いろいろ事情があるのかもしれませんが、本名で書くか、予約名を源氏名にしておいてください。
受付で本名を書いて、ネームプレートが源氏名や芸名だと、受付をした名前でカートを探します。そのためどちらかに統一しておくようにしてください。
受付などで源氏名や芸名の場合、自宅にゴルフ場からのお知らせが届く場合もあります(誕生日プレゼント付きの割引ハガキとか)。
源氏名や芸名で郵便物が届くのは困るという場合は、受付でその旨をきちんと伝えてもらえれば大丈夫です。
知り合いの中にもゴルフ場への登録とネームプレートは芸名、郵便物などの類はお断りしている方もいらっしゃいます。
・NG 名前が別人
ゴルフを始めたばかりの初心者の方で、当日ゴルフにこれなかった会社の先輩から借りてきたやつだったそうです。
そりゃ受付の名前をどれだけ探してもバッグが見つからないわけです。
スタート直前までバッグがないない! って大騒ぎでした。こんな時は経験者の方が優しくリードしてあげてください……キャディと言えど、お名前が違えばカートに積み込みができないんですよ(トホホ)。
・NG 複数の名前が付いている
当日キャディバッグを預かってびっくり。ネームプレートがジャラジャラ。それだけならまだしも、何人もの名前が!?
どうなってんの? と思っていたら、複数人でゴルフクラブを共有されてるんだそうな……。なかなかレアケースではありますが、これじゃお名前の確認ができません。
ネームプレートのマナー的なものはあるの?
ここからはちょっと変わってネームプレートにマナー的なものはあるのかどうか見ていきましょう。
ゴルフって服装が決められていたり、うるさくしちゃいけない、タオルを首からかけちゃいけない、などなどいろいろな決まりごとってものがあるじゃないですか。
ネームプレートにもそういう「マナー的なもの」があるんじゃないかと思われがちですが、特別そういうものはないんです。
スワロフスキーやビーズでデコっているゴルフ女子の方、キャラクターのシールなんかが貼ってある方、キャラクターそのもののネームプレートも販売されています。スヌーピーとかマーベルとかね。
小さなものなので、ネームプレートでおしゃれな感じを出すのもなかなか難しいとは思いますが、冒険してもらってもいいんじゃないかなぁ、と思います。
あとはそうですね……例えばゴルフウェアでは迷彩柄はNGとされています。でもネームプレートに関しては迷彩柄だって大丈夫。
ウェアはダメなのにネームプレートはなんでダメじゃないんだ! っていう突っ込んだ理由までははっきりわかりませんが、ネームプレートに大切なのは「キャディバッグが誰のものかわかること」。
これが唯一のネームプレートのマナーと言えるポイントですね。
ネームプレートの素材にはこんなものがある!
ネームプレートはただ名前がわかればいい、という用途のものです。
そのため他の方との差をあまり出せないんですが、それだけに素材がたくさんあることにも注目してみましょう。
ステンレスなどの金属素材や、プラスチック、本格的なレザーを使った革製品などいろいろなものがありますよね。
渋くておしゃれでかっこいい革のネームプレートはナイスミドルに人気の商品なんじゃないでしょうか。
またアクリル、プラスチックのネームプレートは、自分でデコったりしやすい素材のため、おしゃれでかわいいネームプレートを自作したいというゴルフ女子にも人気です。
金属のネームプレートはスタイリッシュでかっこいい大人なイメージ。金属の無機質でシャープな印象はどんなゴルファーにもぴったりです。
明日はゴルフデビューだ! ネームプレートがない!
ゴルフ初心者の方で、いよいよ明日ゴルフデビューを控えている! という方。そこで改めて見てみると「やべぇ!ネームプレートがない!」って気付く方も結構います。
当日、ゴルフ場にある紙のネームタグでもいいんですが、初心者の方ってそもそもそんなのがあるかどうかもわからない。
そこで慌ててネームプレートの購入に走る、という人もいるんですよね。
ネームプレートの名入れは即日刻印可能!?
ネームプレートと言えばプレートに名前が彫ってある刻印をイメージする方が多いですよね。
例えば「明日すぐに使いたい!」という方には即日で名入れ刻印ができるのかどうか。店頭などで見ていても即日での刻印には対応していないところがほとんどです。
中にはもしかしたらできるところもあるのかもしれませんが、即日受け渡しでの名入れ刻印は「ほぼ不可能」と考えてもらっていいでしょう。
明日ネームプレートを使いたい場合は?
ゴルフデビューを明日に控えたゴルファーが、ネームプレートを購入してもすぐに使えないのか、と言われればそうではありません。
ネームプレートを購入した店舗などでは、ネームランドやテプラなどといったプリントシールで名前を付けてくれるサービスを行っているところもあります。
なので、ネームプレート購入時に「明日使いたいので、ネーム入れてもらってもいいですか?」と確認すれば大丈夫!
必ずしも刻印じゃなくても大丈夫なのでご安心ください! 一時的な間に合わせのためにプリントシールを使っている人もいますね。
手元に無記名のネームプレートがあればプリントシールで
手元に無記名のネームプレートがある場合もありますよね。譲り受けたキャディバッグについていたとか、余っているものがもらえたりとか。
そんな場合では自分でプリントシールを使って名前を付けてしまってもまったく問題ありません。
極端な話、ネームプレートを購入しなければいけないわけでもなく、プレート状の板に紐などでキャディバッグに付くようにしておいてもOK。
オリジナルにこだわる方なら、デザインや造形をすべて手作りで自作ネームプレートもいいかも?
ネームプレートは手書きでもOK
ネームプレートは誰のキャディバッグなのかがわかれば大丈夫です。ということは、プリントシールを使わなくたって、マジックで手書きをしたってOKです。
マナー的に問題があるかと言えば、こちらもまったく問題ありません。
ただし、もし手書きで名前を書く場合、油性ペンで見やすい色選びをしてください(プレートが黒なら白などの明るい色、プレートが白なら黒などの濃い色を)。
逆に言えば、ネームプレートに名前の記入を忘れたとしたら、白いネームプレートならばゴルフ場に到着してからでも名前を書き込めるんですね。
こだわりのネームプレート! 持ち込み刻印がしたい!
「絶対にこのネームプレートを使うんだ!」
「こだわって自分で作ったネームプレートだから名入れ刻印がしたい!」
というこだわり派のあなたは、名入れ刻印をするために持ち込みができるサービスもあります。
なかなかこうした方は少ないのかもしれませんが、オリジナルで作成したものだったり、大切な人からのプレゼントだったり。
たかがネームプレート。されどネームプレート。ということでせっかくならばちゃんとしたものを使いたい、という想い入れがあるものもあるでしょう。
インターネットでもこうしたサービスがありますし、店舗へ直接持ち込んで有料での名入れ刻印をしてくれるサービスもあります。
ネームプレートにこだわりたいあなたは、ぜひこうしたサービスを使ってみてください!
ネームプレートはお値段的にもプレゼントに最適
ネームプレートって実は記念日のプレゼントや父の日や母の日、友人の誕生日などにもちょうどいいプレゼントになってしまうんですよね。
値段もお手頃で高額なクラブやウェアを贈るにはちょっと……という、相手にはぴったり。
会社の上司や先輩、友人の短鋲日とか、父の日や母の日の贈り物だとかに、お値段や距離感がちょうどいいんですよ。
またネームプレートの端にメッセージを入れるなんて、粋でおしゃれな心遣いもありかも?
ネームプレートを選ぶポイントとしては、キャディバッグとブランドを合わせてみたり、いつも来ているウェアのブランドを選んでみたりするのもいいですよね。
またゴルフブランドからは完全に外して、おしゃれで目を引くアイテムにしたり、女性へのプレゼントであれば、かわいいネームプレートもグッドです。
特に味気ないネームプレートを使っているゴルファーは、ネームプレートなんて別になんだっていい、という方が多いこともあります。
そんな方にはせっかくだから、と心のこもったプレゼントとして名入れをしたネームプレートもいいものですよ。
ネームプレートの名入れでチェック! 何を刻印する?
プレゼント用でも自分用でもネームプレートの名入れ刻印では何を入れてもらえばいいのか、再確認しておきましょう!
ここまで読んでいただいた方ならばもう想像はついているとは思いますが、一応再確認です。ここまでネームプレートについて語ってきたのに、ゴルフ場のキャディが頭を抱えてしまうネームプレートにしてはいけません(笑)。
・漢字でのお名前をフルネームで
・ローマ字でのお名前をフリガナ的に
この2点です!
さらにプレゼント用などにするならば、「NICE SHOT!」とか「HOLE IN ONE」などでしょうか。またゴルフの格言を引用してもいいかも。
「ゴルフはリスペクトとスポーツマンシップのゲームだ!」という格言を表す「Golf is game of respect and sportsmanship.」
なんてメッセージが入っていたらちょっとかっこいいですね。
さて、いかがでしたか?
ネームプレートだけでここまでいろいろと語れてしまうものですね。他にもいろいろありますが(まだあるんかい!?)今回はこの辺で。
キャディの私から総括を言わせていただきますと「お名前大事!」。わかりやすいネームプレートをお願いしま~す。