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栄徳高校・三輪政春教諭インタビュー②“勝って当然”というプレッシャー
こんにちは、ライターのとやです!
高校ゴルフ部の取材に愛知県栄徳高校へ来ています。
ここでゴルフ部顧問の三輪先生にいろいろお話を伺っていますが、全国レベルの選手が在籍する学校ということでプレッシャーもなかなかのもの。
やはり“勝って当然”という雰囲気も感じることがあるのだそう。指導方法などをどのようにしておられるのか聞いてみました!
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"勝って当然"という空気を感じることも
──学校内ではなんとなく全国出場して当然、のような雰囲気、プレッシャーを感じることもありますか?
男女ともに全国クラスの選手がいますので、やはり「勝って当然」という空気を感じることはあります。プレッシャーもゼロではありませんね。
──中学の有望な選手をいろいろなところから引っ張って育てているんでしょうか?
いやいや、全然そんなことはないですよ。
部員数は男女合わせて20名以上いますが、女子は5人だけです。この中の一部の生徒は、夏の学校見学会にきてくれたゴルフ経験者を勧誘したものです。他の部員は一般入部なんです。
練習は選手の自主性に任せる
──練習内容とかは全員でメニューを組んでまとまってやっておられますか?
自分の責任で自主性に任せた練習をさせていますよ。
もちろん最初は集まってランニングやダッシュをします。そこからはそれぞれに分かれて練習してます。
女子の部員は学校の部活時間、ダッシュや筋力トレーニングなどばかりやってます。
家に戻ってから自分が通っている練習場がありますからね。そこで打球練習をするんですよ。
男子でもトレーニングがしたい生徒、打ちたい生徒といますから自主性に任せてやっています。
ハイレベルな選手ばかりが集まるわけじゃない
──ゴルフは一人でやる競技ですから、それも自分の責任において練習をするということなんでしょうか。
部員一人一人のレベルもものすごい幅がありますから、同一のメニューでまとまってやるという方法はとっていませんね。
──素人に近い生徒さんも入ってきますか?
本当にまったくの素人は今はいませんが、“ちょっとやったことがある”という程度の生徒も全然います。
ただそれでも毎日課題に向き合って練習を積んでいけば、ちゃんとモノになる。スタートラインが違っても実力がひっくり返ることもあります。
編集後記:厳しい口調の中にも部員を思いやる優しさ
どうしても「常勝」という肩書がついてしまうと非常に厳しい、規律に則った練習に偏りがちなイメージがあります。
そんな中で、勝たなきゃいけないプレッシャーはある、としながらも練習後のミーティングでは部員を気遣う言葉を多々並べられていました。
そこに「勝たなければいけない」という悲壮な感じは選手には見せません。
泣いても笑っても3年生にとっては最後の試合。
団体戦は全国大会上位を目指して、またこれから始まる個人戦では全国大会の切符をつかむために練習する姿が印象的でした。
※この記事は7月11日、取材時点のものです。
続いて栄徳高校の選手にもインタビューをしています。まずは女子団体の全国大会の切符をつかんだ岡田梨沙さん、横井ももさんのインタビューです。