自然体で高校最後の団体戦へ：栄徳高校　岡田梨沙さん、横井ももさん

こんにちは、ライターのとやです！

愛知県の栄徳高校は女子の部団体で全国大会の切符をつかみ取りました。ゴルフ強豪校として知られる栄徳高校の女子部員はなんとたったの5名。

インタビューに答えてくれたのは3年生の岡田梨沙さんと横井ももさん。

あどけない笑顔とは裏腹に全国クラスの実力を持つ彼女たちが、自然体でインタビューに答えてくれました。

※この記事は取材日時、平成30年7月11日現在のものです。

部活の時間はほとんど打つ練習はしません

──まずは全国大会出場おめでとうございます。先生からいつも学校ではボールを打たないって聞いていますが、どんな練習をしていますか？

岡田さん：ありがとうございます（笑）。学校じゃボールはほとんど打ちません。基本的にダッシュや筋トレで体力作りをメインにやっています。

──（インタビュー場所はゴルフ部の練習場）じゃ、普段はここにはあまりこないのかな？

横井さん：ほとんど来ないですね。前っていつ来たんだろう？　ボールを打つのは帰ってから自分がいつも通っている練習場です。だからまとまって練習はしないんです。

アプローチとパターを調整して臨みたい：岡田梨沙さん

──岡田さんは得意なクラブとかはありますか？

ドライバーです。飛距離は250ヤードくらい出てると思います。

筋トレとかのトレーニングを続けていたら、どんどん振れるようになって自然と飛距離も出るようになりました。

──では有利な飛距離でアドバンテージを取っていきたいですね。

そうですね。でも逆にアプローチやパターがちょっと・・・。

調子が悪い！　ってワケじゃないんですけど、もう少し調整が必要かな？　と感じています。

団体の全国もありますし、今度は個人の予選も始まりますからもっと調子を上げていけたらいいなと思ってます。

試合はいつも通りの自然体で：横井ももさん

──近く大会を控えていますが、大会に向けて何か調整をしていたりしますか？

・・・いや、えーっと。

普通です（笑）。


──試合前だから、と言って特別なことをしているわけではないんですね。

はい、自然体で試合に入れれば、と考えています。

とにかく「欲を出さない」ように普段から心掛けてます。欲は最大の敵だと思うんですよね。

自分が出せる距離ギリギリを目一杯狙ったり、狭いところを無理に攻めるとそこから崩れていっちゃいます。

無理をしないようにいつも通りの自分のゴルフができれば、結果はついてくるのかな？　と思ってます。

インタビューを終えると早速トレーニングへ

──本日はありがとうございました。団体戦はもちろんですが、個人戦もがんばってください。

岡田さん・横井さん：はい、ありがとうございました！


インタビューを終えると早速普段走りこんでいるという場所へ向かった二人。インタビューでは照れや戸惑いを見せていた彼女らでしたが、練習となれば話は別。

走り込む彼女らの視線の先には、全国をまっすぐ見据えてひたむきに努力する姿。夕陽と相まってとてもまぶしく感じられました。

編集後記：卒業後はプロゴルファーを目指して研修生へ

高校最後の大会を控えた現在。

これが最後の試合になるということで、卒業後はどうするのか尋ねると、二人ともが研修生になってプロを目指します！　という回答でした。

大学進学という選択肢はなく、プロを目指して研修生でゴルフを続けることを選んでいます。

まずは目の前の全国高等学校ゴルフ選手権での好成績を手土産に、研修生としての道を歩む。いつしか彼女らの活躍が、テレビや雑誌を賑わせてくれることをお祈りしています。


栄徳高校ゴルフ部の取材はまだまだ続きます。最後は3年生男子キャプテン、成田風生（なるた・かぜい）くんのインタビューです。