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【40代~50代】世代別!ゴルフ人口の減少理由
ゴルフ人口の減少に歯止めがかからない昨今、どのように打開すべきでしょうか。
ゴルフ人口の減少を食い止めるには、世代別に原因を把握する必要があります。
ゴルフ人口が減少している理由を世代別に探ってみましょう。
ゴルフ人口の現状と影響
ゴルフ人口が減少していることは誰しもが既知な事実でしょう。2016年に発表された日本国内のゴルフ人口の数は550万人と発表されました(レジャー白書2017年度版による)。
ゴルフ人口が減ったことで、日本国内ではゴルフ場の供給過多の状況が続いています。
立地に恵まれ多くの来場者が見込めるゴルフ場はいいですが、アクセスが悪く近隣との価格競争が激しいエリアのゴルフ場はプレー代を下げざるを得ません。
ピーク時には日本国内に約2400コース(世界第2位)あったゴルフ場ですが、現在は約2100コース(世界第3位)にまで減少しています。
今後もゴルフ人口の減少が続けば、それに伴ってゴルフ場の数も減少していくことは間違いないでしょう。
次章では40代~50代のゴルフ人口が減少している要因と、これから始めようと思っている人(新規参入ゴルファー)の障壁となっている問題を取り上げていきます。
働き盛りの40代、50代の世代
40代、50代の人たちは、もしかすると人生でもっとも忙しい時期かもしれません。
仕事では責任ある立場に就き、家庭でも子どもが成長し受験期などに突入していきます。
ゴルフに行きたいけれど時間的、金銭的に余裕がない世代といえます。
40代、50代の世代の人々がゴルフから離れてしまう理由は大きくこの3つです。
・仕事、子育てで時間が取れない
・子どもの塾などにお金が必要
・上達するまでに時間がかかる
課題と解決策
仕事と子育てで精一杯という人が多いのは事実です。
ただそれは大きな問題ではありません。仕事や子育てで時間的余裕や金銭的余裕がない人たちは、数年経てば子育てがひと段落し時間的余裕、金銭的余裕が生まれます。
そうなればゴルフに戻ってきてくれる可能性があります。
それよりももっと深刻な問題は、ゴルフは上達するまでに時間がかかるという点です。
20代の頃にゴルフを始めてみた。しかし何年経っても上手くならない。10年経っても100が切れない。
……というような理由でゴルフは自分に向いていないと思いゴルフから離れる人が大勢います。
ゴルフの平均スコアが100以下の人はゴルフ人口の中の約3割と言われています。7割のゴルファーは100が切れずにいます。
ゴルフは他のスポーツと違って上達までに時間がかかることや、練習してもなかなか上達しないので、短期的に達成感を味わえないことがゴルフ離れが深刻化している要因でもあります。
ジャック・ニクラウス選手が「ゴルフのカップは小さすぎる。もっと大きくするべきだ」といったことは有名な話ですが、ゴルフにおいて短期的に達成感を味わうことができる施策が必要かもしれません。