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ゴルフスイング

PAR RUSH 01

完璧なショットは必要なし?第2弾~上達シリーズ第38回

先日の「完璧なショットは必要なし?」という記事に、同感! という声をいただきました。

ゴルフはミスの連続なのだから、完璧なショットを望んでいてはゴルフは楽しくなくなる! という声でした。

そこで、今回はその第2弾として、ショットにおける「完璧」とは何か? を考えてみたいと思います。

ラウンドで同伴者や後ろの組のシングルさんのショットを見ていて感じたこと!

前回の「完璧なショットは必要なし!」で、あまりにもナイスショットを求め過ぎ! というお話をしました。

最近のラウンドの際、同伴者や後ろの組のシングルさんのショットを見ていて感じたことは、決してビシッとバックスピンがかかるような完璧なショットではなく、「少しダフリ気味かなぁ」とか「少し短い?」と感じたショットの距離感が合っていたということです。

完璧なショットとは何か?

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完璧なショットとは、何でしょうか。

テレビ中継などでプロのショットを見ているアマチュアは、プロの様々なショットが完璧なショットなのだ! と思いがちです。

しかし、プロのレベルでも本当に完璧なショットはその一部でしょう。

レベルが違うから一概に比較はできませんが、アマチュアはある程度のショットで、満足すべきです。

そして、完璧なショットを求めれば求めるほど、完璧なショットとはほど遠いショットになる危険があります。

ゴルフはミスのゲームですから、ほどほどのショットで許容範囲としましょう!

完璧なショットを打ったとしても、それがスコアに直結する訳ではない!

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さらに、自分では完璧なショットを打ったと思っても、様々な条件の中で結果がナイスショットにならないこともママあります。

つまり、完璧なショットが、必ずしもスコアに結び付かないことも、あるわけです。

例えば、バンカー越えのセカンドショットで、ピンが手前でバンカーを越えたすぐのところにあったとします。

スピンの効いた完璧なショットだったが、少しアゲンストだったため、わずかに足りずにバンカーへ、しかもスピンが効いていたために、バンカーで目玉になってしまった! なんてことがあったとします。

これは最悪です。

それならば、完璧なショットを求めずにそこそこのショットで良しとする気持ちの余裕が必要でしょう。

最後は、スコアを作るためのショットとは何かを考える

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こうして見てくると、スコアを作るために必要なのは、完璧なショットではなく、そこそこのショットだということです。

プロが打つような、バックスピンが効いたナイスショットばかりを目指していては、納得できないショットばかりとなり、結果としてゴルフで大事なスコアメイクに影響して、スコアアップは望めないでしょう!

完璧じゃないショットでも大きなミスにならないような、ミスに“バッファ”を持たせたショットが打てるようになれば、おのずとスコアアップにつながっていくと思います。