Gride

gettyimages/465467932
getty

ゴルフスイング

Nick Jagger

ショートアイアンを持っても、ボディターンを意識する

ショートアイアンで打つケースでは、ロングアイアンやミドルアイアンに比べて、スライスボールが出にくい代わりに、引っ掛けやフックボールが多く生じるのが一般的です。

ロフト角度が多いため、ボールを左に巻き込む作用が働きやすいのが理由ですが、それ以上に手打ちになってしまうところにミスの原因はあるのです。

体のターンを使ったスイングをする

getty

ピンまでの距離が近くなるほど、ついバックスイングの上体の捻りが浅くなりがちです。

すると、ダウンスイング後は下半身が止まり、手先の動きでボールを打ちにいく結果になります。

だから、クラブフェースが被って、ボールが左へ飛んでしまうのです。

ショートアイアンでも、体のターンを使ったスイングをしなければいけません。

ドライバーショットのようにフィニッシュまで振り切った反動で両手が前に戻るようなことはしなくても結構ですが、フォロースルーで両手が左肩の高さに上がるまでは両手の力は緩めず、スイングスピードも落とさずに振り切ることです。

ショートアイアンはコンパクトに振る

getty

アイアンショットはショートアイアンに限らず、コンパクトなスイングが基本です。といっても、バックスイングが浅くなってはいけません。

トップスイングで、自分で左肩がボールの上に見えるくらいまで上体をしっかり捻り、フィニッシュまでシャープに振り切ります。

スイング軌道は小さめですが、切れ味のいい動きでボールを打つことが、コンパクトスイングの真髄(しんずい)なのです。

クラブを短く持つと方向性がアップする

getty

とはいえ、大きなスイングで振るのも決して悪くはありませんが、それも度が過ぎると単なる大振りになってしまいます。

体の回転と腕の振りが一体にならず、リズムは乱れるし、インパクトのタイミングも合わなくなります。

ショートアイアンの調子がおかしいと感じた時は、こうしたスイングになっているのかもしれません。

対策としては、クラブを短く持つことです。

その分、シャフトが多少硬く感じられますが、スイングにシャープさが出てきて、インパクトのタイミングが合ってきます。

飛距離はやや落ちますが、方向性は格段にアップします。

ショートアイアンでボールが左に行き始めたり、インパクトが合わなくなってきたら、上記のことを思い出してスイングしてみてください。