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初心者

Nick Jagger

100を切るパッティングの基本は手首を使わず肩でストロークすること

「パットに型なし」と言われるくらい、パッティングスタイルやパターの形状は十人十色です。

要は距離感や方向性がぴったり合えば、どんなスタイルであろうが、どんなパターを使っても構いません。

それでも、どんなパッティングスタイルにせよ、距離感や方向性を高めるための基本というものがあります。

ゴルファーのレベルを問わず、パッティングはスコアの約40パーセントを占めます。

スコアアップを望むなら、まずはパット数をいかに少なくするかが、一番の早道なのです。

ストロークは手首を使わず肩の回転で行う

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青木功プロのように、リストを使ってパチンとヒットする、いわゆるタップ式と呼ばれる打ち方もありますが、大半のゴルファーはストローク式というパッティングスタイルで打っているかと思います。

ストローク式とは振り子のような動きのパッティングスタイルで、長尺や中尺パターで行うパットもストローク式です。

両手首をできるだけ使わず、肩の動きでストロークします。

アドレス時の両肩と両腕の五角形をキープし、首の付け根を中心にして肩を小さく回して振るのです。

プロが両人差し指を伸ばしてグリップしたり、クロスハンドにしたり、太めのグリップを使用する人が多いのは、すべて両手首を固めるための工夫なのです。

両脇を適度に締める

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手首を固めるとストローク中に手首が折れず、パタ-フェースをスクエアに保て、正確性が増します。

距離感は右手の感覚に頼りますが、手先の動きは意識せず、肩の動きにポイントを置きましょう。

アドレス時の両脇のほどよい締まりをそのままにストロークすれば、肩の動きと腕の振りが一体となり、パターヘッドの軌道が一定します。

ちょっと油断をすると、手先でボールを打ちにいってしまうのがパッティングです。

ストロークの軌道がブレて、フェース面も変わってしまいますから、肩の動きと腕の振りのストロークを意識しましょう。

パターヘッドをラインと平行に動かす

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パターヘッドをラインと平行に動かすことが、パッティングの一番のポイントと言っていいでしょう。

パターフェースをスクエアに保ち、ラインに沿って真っすぐ引いて、インパクト後も真っすぐ出すのです。

実際には、毎回完璧にストレートにストロークすることなんてありえないかもしれません。

距離が長くなり、振り幅が大きくなるほど、どうしてもパターヘッドはインサイドインの緩やかな軌道を描くのが自然です。

両目はラインの真上に重ねる

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しかし、イメージとしては、できるだけラインに沿って真っすぐ振ります。

振り幅が大きくないミドルパット、ショートパットは、特にそうです。

そのために、ボールの近くに立ち、両目をラインの真上に重ねて構えるわけです。

ボールから離れると、振り幅が小さくても他のショットのようにインサイドインの曲線的な軌道になってしまい、正確性が失われてしまいます。

まずは、ショートパットやミドルパットの小さい振り幅のパッティング時には、手首を使わず、肩の動きだけで真っすぐストロークすることを練習の時から心がけてみましょう。