Gride

gettyimages/129301364
getty

ゴルフコース・練習場

もーりー

新しいゴルフのプレースタイルとして定着するのか、『ワンオンゴルフ』って何?

皆さんゴルフを楽しんでいますか?

こんにちは、ライターのもーりーです。

ところで皆さんは一般社団法人ワンオンゴルフ協会が提唱している新しいゴルフのプレースタイル、『ワンオンゴルフ』をご存じですか?

若者からお年寄りまで幅広く楽しむ、また近年のゴルフ離れに歯止めを止めるべく一石が投じられたようなのですが…。

プレー方法に特許出願した世界初の試み

getty

この『ワンオンゴルフ』ですが、簡単にルールを説明すると、既存のゴルフ場を使い、すべてパー3の設定で18ホールをプレーします。

すべてのホールでワンオンが可能なので『ワンオンゴルフ』というネーミングのようです。

既存のゴルフ場を使うのでパー3のホールはそのままで、パー4やパー5のホールに関してはワンオン可能な位置に新たなティーグラウンドを設けてのプレーとなるようです。

また、今回は一般社団法人ワンオンゴルフ協会がこのプレー方法を特許出願しているそうで、プレー方法で特許出願したのは世界初だとのことです(パー3×18ホールということで商標登録は『Game54』)。

同協会によると、この『Game54』を取り入れているゴルフ場は4月の時点で今のところ静岡県内の1カ所だそうで、まだまだ取り組みは始まったばかりのようですね。

『ワンオンゴルフ』のメリット

getty

このワンオンゴルフ、「既存のショートコースとどこが違うの?」とお思いになる方もいらっしゃるかもしれません。

ワンオンゴルフがショートコースと違うのは、既存のゴルフ場を使うところにあります。

ショートコースといったらアイアンでしか打てない距離であったり、グリーンやハザードも一般のゴルフ場に比べると物足りなさがあります(決してそうではないショートコースもあるかとは思いますが)。

ワンオンゴルフの場合は既存のゴルフ場を使うので、元々パー4やパー5のホールについては、ティーグラウンドの位置次第では200ヤードを超えるウッドが使えるパー3なんかに設定できますから、幅広いクラブ選択が可能です。

これまた既存のゴルフ場ですので、グリーン周りもショートコースに比べて充実しています。

なおかつプレー時間はショートコースと同様に大幅に短縮できますから、ゴルフ場としても料金をディスカウントしやすくなります。

一般のゴルフ場の広さや景観はそのままに、ゴルフが敬遠されやすいとされる長時間プレーや料金の高さを軽減できるということですね。

『ワンオンゴルフ』のデメリット

getty

そんなワンオンゴルフですがいろいろと課題もあるようです。

まずは既存のゴルフ場は一般のプレーを優先するので、早朝や薄暮プレーでしか運用されない可能性が高いことが予想されます。

あとはライセンスの問題。

(利用者には関係ないですが)『ワンオンゴルフ』に賛同したゴルフ場は一般社団法人ワンオンゴルフ協会に入会して年会費や月会費などのライセンス料を払わなければならないようです(『Game54』の商標を使用でき、コンサルティングや専用ティーマークの提供などを受けられる)。

どのくらいのゴルフ場がワンオンゴルフ協会に賛同するのかというところも、『ワンオンゴルフ』が今後普及していくかどうかのカギになりそうです。

取り組み自体は非常に面白い!

getty

新しいゴルフのプレースタイル『ワンオンゴルフ』。

個人的にはライセンスの部分が少し引っ掛かりますが、ルールや取り組みとしては非常に面白いと思います。

フルセットが使えるうえに料金も通常のゴルフの半額程度。

もっとラウンドをこなしたいけど、あまりお金をかけられない…という若い世代にはうってつけかもしれません。

またハーフラウンド1時間程度で回れるので、体力的につらくてゴルフから離れているシニア世代がまたクラブを握るきっかけになるかもしれませんね。

まだこれからの取り組みなので動向を見守るしかありませんが、近い将来『ワンオンゴルフ』や『Game54』のワードがゴルフ業界で頻ぱんに使われることがあるかもしれませんから、言葉だけでも覚えていたほうがいいかもしれませんね。

それでは、また!