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PAR RUSH 01
“良いパーを拾おう!”~上達シリーズ第30回
ゴルフでは、スコアカードにスコアを記入しますね。
スコアカードを大事に取っておく方、さまざまなシステムに登録してスコアカードを捨ててしまう方、両方いると思います。
でも、後からスコアだけを見た時にそのホールの内容を思い出すことができますか?
今回は、数字としては同じスコアでも“良いスコア”を目指すというお話をしたいと思います。
その1回目は“良いパーを拾う”です。
スコアは同じでも、その内容はまったく違う!
ラウンドをして、各ホールでホールアウトするとお互いにスコアの確認をします。
自分のスコアは、スコアカードにスコアとパットの数字を記入すると思います。
「えっ、パット数は記入していません」なんて方もいるかもしれません。でも、そんなことではスコアアップは望めませんよ!
ただ、同伴者のスコアはさすがにスコアのみでしょう。
さて、ここで実際の場面を想定してみましょう。
例えば、ミドルホール(パー4)で、同伴者のAさんはきれいに2オンしましたが、バーディーパットは入らずにパーの「4」でした。
あなたはセカンド(2打目)でグリーンを外してしまいましたが、アプローチで寄せて1パットで沈め、パーの「4」でした。
同じスコアでも“良いスコア”とは??
この場面想定をしたミドルホールのスコアは、Aさんもあなたも同じパーの「4」でした。
スコアは最終的にそのホールをいくつで上がったか? ですから、その内容は出てきません。
でも、この2人のパーの「4」というのは、数字としては同じでも、まったく意味合いが違う数字です!
このホールが終わって、次のホールに向かう場面での、Aさんとあなたの気持ちを推し量ってみましょう。
〜Aさんは「う〜ん、パーだったか! 同じパーか〜」、一方あなたは「パーでしのいだ! 良し!」という気分になるでしょう。
「良いパー」を拾って流れを良くしましょう!
このように、スコアの数字は一緒でも、内容によってプレーヤーの気分は、まったく違うということがわかりますか?
この時に、Aさんのパットが入れごろ外しごろの距離で、バーディーも狙える位置でこれが入らずだったら、Aさんの精神的なダメージはさらに大きいでしょう!
ゴルフでは、このように同じスコアでも、その内容によって精神的な影響が出て、それを次のホールまで引きずってしまうということが往々にしてあります。
ゴルフの流れを良いものにしていくためには「良いパー」を拾うことが極めて大事です。
これは、パーオンのパーで上がることが悪いと言っているわけではなく、ゴルフで良く言われる言葉ですが「上がってナンボ!」だということで、その繰り返しを続けていくということです。
このようなことで精神的に影響を受けないように、相手ではなく自分のゴルフを貫いていくことが大事です!
ゴルフはマッチプレー以外のストロークプレーでは、自分との戦いなのです!
これは他のスコアの場合にも当てはまります!
次回は、他のスコアのケースを考えてみます。