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Gridge編集部

わたしのゴルフ履歴書〜Vol.1〜ギークス曽根原社長

Gridgeがお送りする新企画「わたしのゴルフ履歴書」。

経営者や著名人の方のゴルフライフを紹介していき、アマチュアの方たちがどんな風にゴルフを楽しんでいるのか、深いー話をちょうだいしに伺います。

インタビュアーは編集部、ヒッティです。

曽根原 稔人(ソネハラ ナルヒト)さんはこんな人

ギークス株式会社の代表取締役社長。

ギークスは、何を隠そうGridgeを運営している会社なのです!

IT人材マッチングや、スマホゲームの開発・運営など、世界に通じる総合インターネットカンパニーになるべく事業領域の拡大を進めています。

それでは早速、IT会社社長のゴルフライフを覗いてみましょう。

「とりあえず打ったら走れ」と先輩に教わってスタート

ーーゴルフを始められたきっかけは?

初めてクラブを握ったのは、小学生くらい。父親がゴルフ場に行った時にウェッジ1本渡されて、遊んでいたのが始めですね。でもその時は全然上手くなろうと思っていなくて。

それからは社会人になって23、4歳の頃になりますね。その時はバッグもクラブも全部先輩が用意してくれて。

「とりあえず打ったら走れ」と言われて、走りまくった記憶があります(笑)。

その当時は、お金も時間もないから練習に行けないし、思うように飛ばないし全然面白くなかった。完全に付き合いでやらされているという感じでしたね(笑)。

ーーどこからゴルフが楽しくなってきたのでしょうか。

かつて起業した会社の上場準備中に疲れ切っていて、当時の監査役に「気分転換にゴルフでも行きますか?」って言われて。確かに自然の多い環境は気分転換になるかなと。

すぐに有楽町のビックカメラに行って、特に試打もせずナイキのクラブセットを買いました。

随分ゴルフから遠のいていたけど、それが再開したきっかけになりましたね。

11月だったのでめちゃくちゃ寒かったです。

上場して少し落ち着いてから、周りの経営者でゴルフをやっている方も多かったので、彼らにお願いして神宮外苑の練習場で教わってました。

懐かしいなぁ。

練習しちゃうと負けず嫌いな面が出てくる

ーーゴルフの好きなところってどんなところでしょうか。

意外と朝が早いのって嫌いじゃないほうで、早朝に緑の中にいる空気感やクラブハウスとか全体的な雰囲気が好きかな。

それと、僕は仕事の接待でゴルフするということがほとんどなかったので、仲の良いメンバーと、長い時間一緒に入られて、ビジネスの話やバカ話しながら回れるのも楽しみの1つです。

あと、それぞれの人間性が垣間見えるのも面白いよね。

ーー人間性が出るという点でいうと、曽根原社長はご自身がどういう性格だと思われますか?

ハマってしまうとすごくハマるので、結構ストイックに自分でやっていくところはあると思いますね。

ここ1年くらいは結構まじめにゴルフと向き合っていて、スコアが悪いと「悔しい」と思うようになってきました。

それまでは、そこまで必死に練習をしたりしていなかったので、スコアが悪くても当たり前っていうか。

なんとなく楽しめればいいと。だから悔しさがなかったんですよね。

ただ練習してからコースに行くと、「なんでこうなるんだ!」と思っちゃう。

練習しちゃうと負けず嫌いな面が出てくるかなと思いました(笑)。

ーーラウンドをご一緒した時にそれは感じました(笑)。

仕事もゴルフも「やってみて初めて気づくこと」ってある。だから、実践が大事。

ーーその悔しさが原動力になるっていう面が、仕事でもありますか?

そうだね。

ビジネスでも、いろんなことを準備したり、仮説を立ててみたりしても、うまくいかないことってたくさんあるじゃないですか。

こんなはずじゃなかったとか……。でもその経験から次につなげていきます。

ゴルフも一緒で、かなり練習して準備万端でコースに行ってもうまくいかないことがほとんどで(笑)。また練習場に向かうみたいな。

ーーたしかに。身に染みます。

もう1つ、ゴルフと仕事の共通点だなと思うことがあります。

「やって気づくこと」ってたくさんあって、「やらなかったらわからないこと」ってある。

ゴルフも練習場のフラットな環境でうまくできても、コースに出るとたいていうまくいかない。

コースを回ることで、傾斜やラフの打ち方を学んでスコアが良くなっていくよね。

僕は他にもスポーツをやるけど、サーフィンだったら波に乗っただけうまくなるし、ゴルフも練習場だけじゃなくて、やっぱりコースに出た数が多いほど、上達が早いよね。

何事も、「実践」だなって思うよ。

僕ら40代が、これからのゴルフブームを引っ張っていく

ーー社長が考える、ゴルフ業界を活性化させる秘策はありますか?

日本の人口の分布の中でも、今ちょうど僕ら40代の「団塊ジュニア世代」が、ボリュームゾーンなんだよね。

僕らはあと20年以上はゴルフをやっていると思うので、次のゴルフブームを引っ張っていくのは、この世代かと。

あとは、やっぱり若い世代や、特に女性が多くプレーヤーとして増えるのがポイントかな。

最近は若手の女子プロゴルファーがすごく多いけど、女性のプレーヤーが増えてくると、お洋服や小物のおしゃれにも関心が高いから、アパレル業界も参入してくるし、僕ら世代も、より参入してくる(笑)。 盛り上がること間違いなしだよね!

ただ、若い人たちだけでゴルフに行くには、お金や車の面でハードルがあるのも確かで。

特に都心に住んでいる人は車を必要としないからね。

たとえば旅行会社で日帰りバスツアーとか、いちご狩りに行って温泉に行ってショッピング行くみたいなやつってあるじゃない。

ゴルフでも、東京駅に50人くらい集合して、観光バスでゴルフ場に行くのも有りだよね?

ゴルフ場はけっこう隣接しているから、各コースに数組ずつ降ろして、帰りもピックアップして東京駅まで戻るとか。

まさに食事付き日帰りプラン! できそうじゃない?

あとは、名門ゴルフ場とか昔ながらの格式ある倶楽部も大事だけど、例えばデニムとTシャツで回れるカジュアルなゴルフ場があると良いかもしれない。

ゴルフを知るきっかけとしては良いよね。

ゴルフ場側の運営スタンスにもう少しバリエーションが増えても良いのかなと。

日本ってバブルの時代にものすごい数のゴルフ場が作られたけど、さすがに今は多すぎるから淘汰されていく。

生き残りの手段として、あえて振り切ったゴルフ場が出てきても面白いよね。

社長にとって、ゴルフとは「大人の遊び」

経営者としての感覚で言うと、毎日会食があったり、お酒を飲んだりする機会はあるけど。

一緒に会話も楽しみながらスポーツができるのは、ゴルフぐらいでしょ。最近だとランニングとかやっている方も多いけど、走りながら話してると辛くなるしね(笑)。

その点ゴルフは、週末のゆっくりした時間を共有できて良いよね。

あえて言葉を選ばずに言うと、大人になって「友達と遊ぶ」って、中々ない。

仕事でもなく、日中遊ぼうぜって言ってできることってほとんどないでしょ。集まってゲームしようぜってわけにも行かないし(笑)。

インタビュー後記

getty

練習をし始めてから、悔しさが芽生えてきたという曽根原社長。

クラブセッティングにこだわりはまだないと言いつつも、ロフト角の話やフィッティングを受けたいといった話にも花が咲いていました。

最後に「経営とゴルフで共通点はありますか?」という質問には「ないね」とキッパリ。

曰く、組織のマネジメントは分業でできるけど、ゴルフは戦略を練るのもドライバーを打つのもパットをするのも全部ひとりだから。

チームで仕事を成す会社経営とは、趣を異にするとのこと。

共通点がないという回答はちょっと肩透かしでしたが(笑)聞けば納得でした。

私ももっと練習して、頑張ろうと思いました。(←小並感)

プロフィール

【ゴルフ歴】約10年(ここ1年がメイン!)
【ベストスコア】88
【クラブセッティング】※2018年2月現在
1W: キャロウェイ EPIC Star (Tour AD DI-7s)
5W: キャロウェイ EPIC star (Tour AD DI-7s)
4I〜PW: オノフ(LABOSPEC)
Wedge: オノフ 52度・58度
PT: テーラーメイド Spider(赤)
【愛用ゴルフブランド】ラッセルノ(Russeluno)


1975年生まれ。ホテル業界、不動産業界を経験後、2001年5月に有限会社ウェブドゥジャパン(現 クルーズ株式会社 JASDAQ)を共同で設立。同社代表取締役副社長として事業を牽引し、株式上場を実現。日本にフリーランスという新しい働き方を普及させることを目的として、2007年8月に100%子会社、株式会社ベインキャリージャパン(現 ギークス株式会社)を設立し、代表取締役社長に就任。2009年4月にMBOによりクルーズ株式会社から独立。現在、IT人材事業・ゲーム事業に続く成長の柱として、スマホアプリによる新事業立ち上げをリードしている。
https://geechs.com/company/officer