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初心者

もーりー

パー5はしっかりマネジメントをして大叩きを避けよう!

突然ですが、初心者と上級者でスコアに差が出るのはパー5なんじゃないかと思うんです!

松山英樹プロみたいにバーディー量産とまではいかなくても、大叩きによる取りこぼしがないようしたいものです。

上級者はパー5で大叩きしない

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プロに限らず上級者はパー5で大叩きすることはありません。なぜなら、彼らにとってパー5はバーディーが欲しいホールだからです。悪くてもパーかボギーで回ります。

たまにOBが絡んだりしてもダボ(ダブルボギー)までで収まる場合がほとんどです。

一方で初心者・初級者はというと、ラウンド中のパー5の4ホールのうち、1、2ホールはトリプルボギー以上の大叩きをしてしまうということが非常に多いです。

ティーショットがラフに入り、挽回しようとして2打目をチョロ、グリーン周りのアプローチを失敗したあげくに3パット……なんてことが結構ありがちですよね。

そうなってくると良くてもトリプルボギー、OBなんかが絡んでくると+5なんてことにもなりかねません。

ではパー5での上級者と初中級者のスコアの違い(大叩きの有無)はどこにあるのでしょうか。

それは技術もさることながら、やはりマネジメント力に差があるからだと思うんです。

無理に長いクラブを使わない

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初心者・初級者で多いのが、ボールのライに関係なく、2打目でフェアウェイウッドばかりを使いたがるパターンです。

フェアウェイウッドで距離を稼ぎたい気持ちはわかりますが、ラフや傾斜のキツいところからのナイスショットの確率はかなり低いです。

それを無理して打ってチョロしたり、ハザードに打ち込んだりするのはもったいないです。

パー5でアマチュアが2オンさせられる場面はそうそうありません。

ティーショットと2打目のフェアウェイウッドが完璧に打てたとしても、グリーンまで届くことはかなり稀なはずですので、ほぼ3オン狙いということになります。

それなら2打目は、ラフや傾斜からのショットであれば無理せずアイアンで刻んだほうが3オンの確率が高まると思うんです。

480ヤードのパー5で、たとえドライバーの飛距離が180ヤード止まりだとしても、そのあと150ヤードのアイアンショットを2回打てば十分に3オンできるわけなんですから。

2打目は無理に長いクラブを持つ必要はないんです!

3打目で得意距離を残す

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2打目は刻んで3打目勝負をすればいいんだ、ということでアイアンで刻むわけですが、ここでも上級者と初心者・初級者の違いが出てきます。

上級者はグリーンからの距離を逆算して、得意距離が残るように2打目を打つのです。

たとえばパー5の2打目地点がグリーンまで250ヤードとします。

もし100ヤードのショットが得意であれば、3打目で100ヤードショットが打てるように、2打目は150ヤード飛ばせるクラブを選択する、という感じですね。

当然のことですが、得意距離のショットとそうでないショットではミスの差は歴然ですよね。

パー5は2打目を上手く調整できれば、3打目で得意距離を残すことがてきます。

そうすればパーオン率も上がり、パーやボギーで収まりやすい。

パー4やパー3と決定的に違うところですね。

プロや上級者がパー5を得意にしている場合が多いのもうなづけますね。

100切りは“6677”、90切りは“6666”か“5667”で!

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とはいってもほとんどのゴルフ場では18ホールのうち4ホールはパー5ですから、なんとかしてスコアメイクしたいものです。

では初心者・初級者はパー5とどう向き合えばいいのでしょうか。

私が思うのは、ズバリ大叩きを避けて無理をしない、というのが一番だと思います。

ただ初心者・初級者はパー5をチャンスホールだと気負い過ぎたり、距離が長いからといってリキみ過ぎて逆に大叩きしてしまうという負のスパイラルに陥っているように思えて仕方ありません。

スコアメイクを考えると、ボギー9回であればダボは9回でも100切りできます。

なので100切りを目指すのであればパー5はボギー2回、ダボ2回の“6677”で回れれば十分です。

もし他のパー3かパー4のホールでパーが取れたらパー5でトリプルボギーが1回くらい出てしまっても大丈夫です。

90切りを目指すのであれば18ホールボギーペースで回って何回かパーが出ればOKなので、パー5はオールボギーの“6666”かパーとダボを各1回の“5667”で回ればいいわけです。

パー5は上級者にとってはチャンスホールですが、初中級者にとっては鬼門になることが多いです。

まずは無理をせず、しっかりマネジメントをしたうえで大叩きをしないことを第一に考えましょう!

それではまた!!