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ゴルフスイング

飛太郎

アドレスから見直して、チーピン・スライスを根本から矯正!

こんにちは! 飛太郎です。

それは何の前触れもなく、ある日突然ゴルファーに襲い掛かる……。

チーピン、スライスの脅威……(ハリウッド映画風に)。

ミスショットの代表例ともいえるこの二つには、実は「前兆」があると僕は思っています。

それをアドレスからなくしてしまう方法、ソッとお話しします♪

そのアドレス、飛球線の方向は確保できていますか?

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基本中の基本になりますが、しかしてコレがなかなかどうして、案外できていない方が多いんです。

飛球線方向に対して、本当にキチンと平行にアドレスできていますでしょうか?

スライスやチーピンが多い方は、まずこれを練習場でしっかり確認してみることをオススメします!

なぜ、今さらこんな初歩的なことをご提案するかと言いますと、方向性や飛距離を求めるがあまり、手元やテークバックにばかり目が行きがちになることが一つ目。

そして、逆説的ですがアドレスがしっかりできてさえいれば、スライスやチーピンが出たとしても原因が比較的早く、自己診断できるというのが二つ目。

原因不明のスライス・チーピンは、実はご自身の視野から外れた部分に原因があります。

その視野の外に追いやられがちなのが、「できていて当たり前」と思い込んでしまっている初手のアドレスなのです。

もしも「フェースの向きも真っすぐだし、ちゃんと振れているのに……」とお悩みの方は、ぜひアドレスをチェックしてみてください。

もしも原因不明のままにしていると、後述しますが「スライスとチーピンの狭間」で負の連鎖が生じるという最悪の事態を呼び込んでしまいます!!

さて注目すべき点は、次の段落に箇条書きしますね♪

上手い人ほど大切にしている、アドレスにおける確認動作

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プロはルーティーンを大切にしているとよく耳にします。

周囲を見渡してみると、確かに上手い人ほどそれぞれに確認動作を含んだルーティーンを実践しているようです。

それだけ、アドレスというものがスイングや打球の方向性を決定づける、重要な意味を持つ「備え」であるとも取れます。

先ほどの段落で、ぜひチェックしてみてくださいと申し上げた、アドレス時の確認項目を箇条書きにしてみます♪

案外、「灯台下暗し」だったりしますよ!

1.クラブフェースは飛球線方向に対して、正しくセットアップできているか? その際の目標物は何か?

2.両肩、胸、お腹、足が飛球線に対して平行かどうか? 骨盤の前傾はできているか?

3.左肩がいかり気味になっていないか? 上体だけオープンスタンスになっていないか?

4.右肩は適正に下がっているか? 右肩が上がったまま、身体の前面にせり出していないか?

5.グリップは適正か? フック過ぎ or ウィーク過ぎではないか? 無駄に力が入っていないか?

以上、簡易的に5項目を挙げてみました。

お気付きかも知れませんが、ほとんどが「上半身」のチェックなんです。

なぜなら、方向性の舵取りは上半身が肝だからです。

極端なお話をするならば、下半身がオープンであれクローズであれ、上体さえスクエアであれば打球はフェード or ドローと変化するに留まってくれるからです。

※もちろん、適正にスイングができていれば、という条件は付きます。

アドレスのチェックができたら、あとは余計なことは考えない!

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チェックができたら、実際に練習場で反復してみましょう!

ワッグルも含め、ルーティーンの意味合いもきっとこれまでとは変わってくるかと思います。

そして、「これができているんだから、もう大丈夫!」と思えるまで練習を重ねるとより効果的です。

一連のチェックを網羅したルーティーンを終えたなら、あとは余計なことを考えずにショットする。

逆に、そこでもまだいろいろ考えてしまうと、余計な力が入ってしまい、アドレスに準じたスイングが再現しづらくなります。

結果、治ったはずのスライス・チーピン癖が再発し、「ダメだ、治ってない」と自己暗示に掛かりやすくなります。

また、これはこの記事で最もお伝えしたいことですが、スライスが出るからといって「手で合わせる」打ち方をしてチーピンが出るなんて話、しょっちゅう耳にしませんか?

スライスがチーピンを呼び、チーピンを恐れて振り遅れてスライス……という負の連鎖が起きるその前に、ぜひ根本解決しましょう。

アドレスを見直す、それを素早く確認するルーティーンを導入する、あとは練習練習……と、徹底した治療プランを組む必要があるんです。

ですから重要なのは、以前別の記事にも書きましたが「これをやったのだから大丈夫」という意識にまで持っていくこと。

せっかく悪い癖を払拭できたのに、自ら再発させてしまっていてはもったいないですよね。

あなたなら大丈夫! リラックスしてあとはショットするだけです!

とは言え、ルーティーンにかける時間は「プレー・ファスト」でお願いします!

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その一方で、マナーを守るのはゴルファーなら当然のこと。

大原則です。

ルーティーンに時間を掛け過ぎるのは、プレー・ファストの観点からマナー違反に該当する可能性が十分にあります。

慎重になるのは仕方ありませんが、ワッグルもルーティーンも素早くスマートに行いたいものですよね♪

ですから、練習場でただ単にボールを打つだけでなく、しっかりとラウンドをイメージして一連の動作をシミュレートすることをオススメします。

そうすることで練習の質も格段に向上しますし、上述したチェック機構を兼ね備えたルーティーンが身体に染み付き、ミスも軽減した上にコースで素早く立ち回ることができるはず。

一石三鳥ですから、ぜひお試しになってみてくださいね。

それではまた! 飛太郎でした。