スイング>弾道≧ボール初速>ヘッドスピードの図式を理解して!

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スイング>弾道≧ボール初速>ヘッドスピードの図式を理解して!

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こんにちは! 飛太郎です。

ヘッドスピードを求めるゴルファー、実にたくさんいらっしゃいます。

そのヘッドスピードという魔物に惑わされ、危うい道に進みがちな人が多い事に、僕は危機感を覚えます。

僕がドラコン選手として、一人のゴルファーとして、多くの日本を代表する強豪選手と戦う中で学んだ事を二つ、先にお伝えします。

1.ヘッドスピードは、ある程度なら誰でも簡単に出せる。

2.ヘッドスピードの本質は、あくまでも目安に過ぎない。

以上2点を踏まえた上で、どうかフラットな目線で記事をご覧いただければ幸いです。

今回は、実際に僕の練習場での計測値を参考までに載せておきます。

ヘッドスピードにお悩みの方、飛距離や弾道が安定しない方、ぜひご覧になってください。

そして、本当に大切なものが一体何なのか、ぜひご自身に問いかけてみてください。

ヘッドスピードが出る人と出ない人の最大の違いとは

ヘッドスピードが出る人と出ない人の最大の違いとは

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僕の経験からお話しするに、ヘッドスピード(以下、HSと表記)が出る人と出ない人には明確な違いがあります。

たった一つ、と言っても良いでしょう。

それは、ボールに「当たるスイング」か、ボールに「当てに行くスイング」か、その違いのみです。

HSが出る人は、アドレスでしっかりセットアップした位置に、クラブが勝手に降りてくるスイングをします。

よくある表現で、「気持ちよく振れる」人な訳です。

逆に、HSが出ない人のスイングは、手で当てに行っているんです。

一瞬の動きの中で人間の意識というものは、究極の話をするならば、二つの事に同時に集中させる事はできません。

「当てよう」という意識と「速く振らなきゃ」という意識、それらは必ずどちらかに偏ってしまいますから、結果も同じく速く振れないか、ちゃんと当たらないかのどちらかになってしまうでしょう。

またそれ以前に、手でボールにクラブヘッドを当てに行く人は、うがった表現をするならば「フルスイングに対して恐怖感がある」から、自信を持って振り抜けない人と言えます。

どうして恐怖感を持ってしまうのか、この原因も一つです。

アドレスに対して、スイングの再現性が確保されていないからです。

それ故に「当たるだろうか」「真っすぐ飛ぶだろうか」という恐怖感や不安感が伴うのです。

ですから、そういった方はまず「HSを上げる」という目標を立てる前に、気持ちよく上体を振り切れるスイングを構築する事が先決です。

「振れば当たる」という状態に高めていく事が、絶対不可欠なんです。

カンタンな事ではないと思われるかも知れませんが、逆にそれができればあとはカンタンだとも言い切れます。

きっと5メートル/秒(m/s)くらいすぐに上がっちゃいますよ、僕が保証します。

※もちろん、特別な疾病や故障個所のない場合とします。

素振りでは50m/sくらい軽く超えちゃう人が、ボールを打ったら40m/sだなんておかしい訳ですから。

「ボールに当たったらHSが落ちる」という定説があるとしても、そこまで素振りとショットの速度に乖離があるのは、スイング自体に問題があるだけなんです。

ですから、そこをクリアにすれば何も心配いりません。

それでももし、あなたがどこかでレッスンを受けたいのであれば、HSを上げるよりも確かな技術を持つレッスンプロに「スイングそのもの」を教わる事をオススメしますよ。

それが一番確実で、また実り多いものになるでしょうから。

HSよりも「初速」「球質」「方向性」=「効率性」

HSよりも「初速」「球質」「方向性」=「効率性」

写真は僕が先日の練習で撮影した、計測器(ユピテルGST5)によるドライバーショットの数値です。

ドラコン選手としては決して良い数字ではありませんが、2年のブランク越しなのでご容赦下さいね(←言い訳)。

こんな数値載せてたら師匠に怒られちゃう(泣)。

さて念のため、ご参考までに。

クラブスペックは、全長:47.5インチ、シャフトフレックス:4X、シャフト重量:76グラム、総重量325グラムといった具合です。

使用メーカーはここでは伏せますが、高反発クラブ・高反発ボールを使ったり、そういう類のトリックは僕のプライドが許さないので、いついかなる時も一切しません(笑)。

ともあれ、数字がどうこうよりも、ぜひ二つの結果を比較していただきたいのです。

左側の数値は、意識的に速めに振ってみた結果です。

目測での飛距離や球質、弾道、方向性ともに及第点ではありました。

対して、右側は身体に一切無理なく、軽く振ったもの。

普段のスピードの平均値を下回る速度で振ったにも関わらず、ボール初速・飛距離ともに右側の方が良いですね。

飛距離に関しては、HSが3以上も低い方が10ヤード以上も遠くに飛んでいます。

計測器の一番下、「ミート率」をご覧いただければ、理由はお分かりかと思います。

この計測器での推奨ミート率は「1.40以上」なので、左は不足、右は効率が良いという事になりますね。

※芯をとらえるとHSがやや遅く計測されるという特性もあるようですが、今回はそれも考慮して意図的に振るスピードを変えてあります。

こうして見比べてみると、果たしてどちらが実戦で使えるか、という事になります。

この時点で、僕は60m/sを超える速さで振ると、効率性が落ちるという事が分かります。

ましてや、フルスイングを超えた「マン振り」をすると、HSはもっと上がるにしても果たして使い物になるかどうかさえ怪しくなります。

もちろん、いざドラコンの試合で強敵と立ち合えばそうも言ってられないので、土壇場では乾坤一擲(けんこんいってき)とばかりに、限界を超えて振りちぎる場面もあります(笑)。


いかがですか?

どちらの弾道も僕自身はOKと言える弾道でしたが、皮肉な事に、軽く振った方があらゆる面で「良い球」だった訳です。

ですから、HSを求めるのも良いとは思う反面、「飛んで、曲がらない球でなければ意味がない」と僕は思っています。

それは、多くのライバルたちとバチバチ戦う中で、より一層実感した事でもあります。

ただ・・・。

中には恐ろしい選手がいましてですね、数値も規格外なうえに実測では数値以上というモンスターがいます(笑)。

そういう選手に打ち勝って、いつか必ず日本一になりたいものです。

計測値はあくまでも目安、一喜一憂の道具にするなかれ!

計測値はあくまでも目安、一喜一憂の道具にするなかれ!

当然の話ではありますが、HSが速いに越したことはありません。

ことにドラコンの世界では、HSがある程度のレベルまで出せない選手には、勝利は難しいとも考えます。

ただ、僕の実感として「本末転倒」になるのは避けた方が良いと思うのです。

HSだけを見過ぎて手打ちになり、スピンまみれの吹け上がる打球を打ってしまえば、必然的に距離は落ちる上に真っすぐ飛ばず、まずラウンドでは使えないでしょう。

本当に「使える打球」を生み出すためには、やはり総合力の底上げを避けて通る事はできないと思います。

世界のツアーでは「強い選手の中に、飛ばない選手はいない」と言われるほど、ゴルフにとって飛距離は大きなテーマであると言えるでしょう。

しかし、安直に「飛距離=HS」とつながるものではないという事が一つ。

そして、HSを上げるためにはまず先に再現性・効率性の高いスイングを体得してから、というのが二つ。

以上二つ、僕が申し上げたい事として挙げさせていただきました。

ロングホールやミドルホールだけがゴルフではない。

それも大いに理解した上で、飛距離に魅せられた飛太郎は皆さんに進言致します。

「武器は多い方が良いです」と。

ただそのために、HSにだけ執心するのは、却って遠回りになるという事です。

これは蛇足ですが、計測器は確かに高性能ではありながらも、各人のスイング特性によって、数字が出やすかったり出にくかったりと、差があるのもまた事実。

ですから、そういった事も上述した内容と併せて、数値はあくまで目安として練習のツールに充てると良いでしょう。

くれぐれも「数字だけを見て」一喜一憂の道具にしないでいただければなぁ、と思うのです。

一喜一憂するのは、ご自身の弾道や球筋を見てする方が良いと思います。

「一喜一憂しながら、やれ!」という広島の師匠の言葉を思い出しながら、僕も頑張ります!(笑)

どうか、皆さんにとって実り多きゴルフライフでありますように。

僕も頑張って、いつか写真みたいに変なオーラが出るようになり、日本一の選手になったら実名と素顔を出します(笑)。

それではまた! 「今はまだ」飛太郎がお送り致しました。

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飛太郎

ドライバーの飛距離に魅せられて、ドラコン競技にもたまに参加しています。 トレーナーもやってます♪ 独立開業間近。 ”飛ばすだけがゴルフじゃない。 それは分かっちゃいるけれど、飛ばさずにはいられない。 飛ばしちゃダメと言われるその日まで、黙って飛ばし続けたい。 飛ばしちゃダメと言われても、きっと飛ばしちゃうんだろうけど。” そんなアツいあなたの、何か少しでもお役に立てたら幸いです。

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