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ゴルフスイング

飛太郎

「飛ばそう!」とした時に起きる、「飛ばない」身体の動き

こんにちは、飛太郎です!

今回も飛ばしに関するお話ですが、「どうすれば飛ぶか」ではなく、逆説的に「なぜ飛ばないか」をご説明します。

ショットの飛距離にはどうしても個人差がありますので、○○ヤード飛ばなきゃいけない、というものはありません。

しかし、練習場と実際のラウンドでの飛距離が明らかに違うケース、決して少なくはないはず。

「飛ばそう!」「飛ばしたい!」と思った時、僕らの身体にいくつかの変化が起きます。

それに気付き、コントロールすることができれば、きっと素敵な世界が待っています。

第一の刺客!身体の「硬直」

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僕の場合を例に挙げるとドラコン競技が主になりますが、所作はティーショットと同じです。

ギャラリーがいたりいなかったりの違いはあれど、そこには必ず「緊張」の二文字がハッキリと存在します。

ラウンドであれ、競技であれ、僕ら人間は必ず結果を求めますから、緊張が皆無になることはありませんよね。

この緊張が引き起こすいくつかの身体の変化こそが、競技を問わず、結果を左右する大きな要因となり得ます。

ましてや、それが朝一のティーショットだったりすると、当日の出来不出来を占う意味を持たせてしまったりして、緊張は増幅。

そうなってしまうと、まず第一に身体の「硬直」が起こります。

いくらストレッチで十分に身体をほぐしていても、たちまち固まってしまう身体。

せり上がる僧帽筋、力みまくる腕、グリップ。

反して、ドッシリと安定させたいハズの骨盤は浮き、足元は小刻みに震えてしまうことも。

この硬直状態のままショットを迎えると、次の刺客が襲い掛かります……。

第二の刺客!「迷い」

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身体が硬直してしまうと、素振りの段階でも違和感を覚えてしまいます。

もちろん、そこで第一の刺客をやっつけられたら良いのですが、そのままにしてことを進めてしまうと……。

現れるのは第二の刺客「迷い」です。

冷静な時のあなたなら、身体が普段通りに動いていないことに、すぐ気付くでしょう。

でも、身体も思考も硬直したままにしておくと、普段は気にならない小さなアクションにさまざまな迷いが生じ始めます。

「グリップはこうだったかな?」「いつもの悪いクセが出てる気がする……」「右向いてるのかな? それとも左向いてる?」

次第に、第三の刺客が接近してきます……。

最大の敵!第三の刺客「パニック・ショット」

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「迷ったって仕方ないや! 自分を信じて打つだけさ!」

言葉だけを見ると、良い開き直りのように見えます。

究極のところ、この言葉のように思い切ってプレーするしか方法はないようにも思えるでしょう。

ただし、それはあなたが第一・第二の刺客を上手くなだめられた場合においてのみ。

もしもそのままにしてゾロゾロと刺客を引き連れてしまってたら、あなたの開き直りは最大・最強の敵を迎えてしまいます。

それが「パニック・ショット」です。

これは例えるなら、投げやりやヤケっぱちに近い精神状態。

運良くそれで難局を逃れられても、最終ホールまでその状態では危険ですね。

そして、往々にしてそのパニック・ショットが功を奏すことは少ないです。

「頭とシッポは、くれてやれ」の精神

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ショットで飛距離を出そうと構えてしまうと、どうしても緊張から硬直は起こります。

だから気楽に、こう考えてみてください。

「頭とシッポはくれてやれ」

これは為替取引の格言で有名ですが、僕はいろんな場面に適用できる、良い言葉だと思っています。

ティーショットがすべてではないし、朝一のショットでその日を占うようなことをする必要性もありません。

飛距離を競うドラコン競技でさえ、日本国内では6球打つことが許されているのです。

自分のベストを尽くすためには、ミスもあって当然だと織り込んであげるのも大事ではないでしょうか?

今だけの結果がすべてではありませんから、ゾーンに入ってる時に奮起して、そうではない時は「くれてやれ」の精神で構わない。

僕はそう思って、いつもグリッド(※)の前に立つようにしています。

それではまた! 飛太郎でした。


※グリッド……ドラコン競技で、飛球が有効とされるボールの静止場所。通常、おおよそのフェアウェイの約50ヤード幅に設定される