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世界ゴルフ殿堂入りした、有名海外プレイヤー4人

ゴルフの歴史の中で、顕著な活躍をした選手や、発展に寄与した人を称える世界ゴルフ殿堂。

1950年代から始まり、数多くの名選手が殿堂入りしています。

そこで今回は、長いゴルフの歴史の中でも、特に重要な4人の海外プレイヤーについてまとめました。

【 ボビー・ジョーンズ 】 歴史上、唯一の年間グランドスラムを達成した「球聖」

1974年に殿堂入りしたボビー・ジョーンズは、歴史上ただ一人、年間グランドスラムを達成した人物として知られています。

しかも、プロにはならず、終生アマチュアを貫きました。

1930年、28歳の時に、世界4大タイトルすべてに優勝。

この時、スポーツ界で初めて「グランドスラム」という言葉が使われたと言われています。

グランドスラム達成から、7週間後に現役を引退、弁護士となります。

しかし、その傍らでゴルフ界に寄与し続け、マスターズ・トーナメントの創設や、その開催地である、オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブのコース設計にも携わりました。

【 ジャック・ニクラス 】 史上最高のゴルファーとも称される「帝王」

ジャック・ニクラスは、1940年生まれの伝説のプロゴルファーで、1974年に殿堂入りしました。

圧倒的な強さから「帝王」と呼ばれ、“メジャー”と呼ばれる世界4大大会の勝利数ではボビー・ジョーンズの記録を破り、歴代1位です。

1962年、プロ入りした年に全米オープンで優勝を飾り、その後、メジャー大会で18回の優勝を誇ります。

1966年には、キャリアグランドスラムを達成しました。

1986年には、長男をキャディに従えて、第50回マスターズに出場し、46歳2ヶ月23日の最年長優勝記録を樹立。

また、この大会での青木功との死闘も有名です。

【 ベン・ホーガン 】 世界一美しいスイングと言われた、現代ゴルフスイングの始祖

ベン・ホーガンは、1912年生まれのプロゴルファーで、1974年に殿堂入りしました。

キャリア中には、第二次世界大戦や、自動車事故による負傷など、長期の空白期間があったものの、通算64勝をあげています。

1953年には、第17回マスターズ、第53回全米オープン、第82回全英オープンと、ゴルフ史上初めてのメジャー大会年間3冠を達成。

この年に出場した、すべてのメジャー大会で優勝するという快挙を成し遂げました。

1958年に発刊された、独自のスイング理論をまとめた著書「モダンゴルフ」は、世界中のゴルファーの教科書とされ、60年近くたった今日でも、その理論はまったく色褪せていません。

【 ジーン・サラゼン 】 輝かしいキャリアを持つ、サンドウェッジの発明者

ジーン・サラゼンは、1902年生まれのプロゴルファーで、1921年にプロデビュー、1974年に殿堂入りしました。

1922年には、全米オープンと全米プロで、年間メジャータイトル2冠を達成。

1932年には、10年ぶり2度目の全米オープン優勝と、初の全英オープン優勝を果たします。

1935年、第2回マスターズ最終日15番ホール(パー5)で、残り235ヤード、4番ウッドで打ったセカンドショットが直接カップイン。

史上初のキャリアグランドスラムを達成する決め手となった、アルバトロス(ダブルイーグル)は、ゴルフ史上に残るスーパーショットとして、今でも語り継がれている。

また、英国リンクスコースのバンカーを攻略するために、バンカー用のクラブ「サンドウェッジ」を発明したことでも知られています。