使いこなせれば強い味方!フェアウェイウッドの構え方や打ち方を知ろう!

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「練習は裏切らない」とよく言われますが、練習に力を入れている熱心な初心者の方も多くいると思います。

練習場で100球、200球をしっかり打った後に、家ではパター練習、と、上手くなるために、日々余念がないことでしょう。

しかし、練習場でドライバーやアイアンの練習に重きを置いてしまい、フェアウェイウッドの練習をおろそかにしている人もいるのではないでしょうか?

ドライバーで遠くまでボールを飛ばすことができれば気持ち良いですし次が楽になります。アイアンで狙った距離をしっかり打てれば、グリーンに乗る確率も高くなります。

しかし、それらと同じように、コースに出て役に立つのが、飛距離が稼げるフェアウェイウッドです。

今回は、そんなフェアウェイウッドの構え方と打ち方を紹介していきましょう。

フェアウェイウッドとは?

まずは、フェアウェイウッドというクラブについて説明しましょう。

フェアウェイウッドというのは、ドライバーとアイアンの間の距離を埋めるためのクラブで、数本のウッドの総称です。

ロフトによって、2番から、5番までは順に、5番以降はメーカーによって15番くらいまで、奇数を冠したクラブがあるようです。

ちなみにドライバーもウッドの中の1種類で、1番ウッドとも呼ばれます。

しかし、ドライバーをフェアウェイウッドと同じくフェアウェイから打つことはとても少なく、ティーアップしてボールを浮かせて打つ場合が圧倒的に多いため、フェアウェイウッドとは区別されています。構え方なども、フェアウェイウッドとは少し違いが見られます。

ウッドは、以前は柿の木(パーシモン)で作られたものが主流でしたが、現在その素材で作られたウッドを使用している人はほとんどおらず、チタン合金などのメタル製や、カーボンファイバーとメタルの複合素材で作られたものが、各メーカーから販売されています。

メタル製で作られているものでも、「ウッド」という呼称はそのまま変わりません。

フェアウェイウッドの特徴

フェアウェイウッドの特徴

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フェアウェイウッドは、一見ドライバーのような形をしていますが、ドライバーよりクラブヘッドの体積が小さく、シャフトが短いため、ドライバーと見た目でも区別がつきます。

また、フェースの高さが低く、ロフト角(フェース面の角度)が少ないことが特徴です。

ゴルフクラブの中で一番距離を出せるものはドライバーですが、基本的にティーアップをして打ちますよね。ときどき直(じか)ドラをするゴルファーを見かけますが、一般的ではありません。

そのため、直接芝から打つゴルフクラブとしては、フェアウェイウッドが一番飛距離を出せるゴルフクラブです。

残りの距離によっては、しっかりとグリーンを狙っていけるゴルフクラブになりますので、使いこなすことで大きくスコアアップをすることができるかもしれません。

似たクラブに「ユーティリティ」がありますが、同じドライバーとアイアンの飛距離差を埋める目的でありますが、フェアウェイウッドがドライバー寄りに作られているのに対し、ユーティリティはアイアン寄りに作られているといった違いがあります。

フェアウェイウッドの役割

フェアウェイウッドの役割

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フェアウェイウッドは、飛距離を稼ぐ役割を持つゴルフクラブで、アイアンでは届かない距離を打つ場合に使用されます。

パー5のセカンドショットや距離が残った場合のセカンドやサードショット、距離の長いパー4のセカンドショットなどで多用されるクラブです。

また、距離の長いショートホールでは低めにティーアップして使用したり、コースのレイアウトによって飛距離よりも方向性に重きを置き、ピンポイントの場所にボールを運びたいときに、ドライバーの代わりに使用したりすることもあります。

初心者のうちは、フェアウェイウッドを持ってはいても、なかなか当たらずミスが出てしまうため、アイアンをメインにラウンドをした経験を持つ人もいるかと思います。

慣れるまではミートさせることが難しいフェアウェイウッドですが、使いこなすことができれば、ゴルフがグッと楽になります。

フェアウェイウッドの種類

フェアウェイウッドの種類

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ドライバーに次いでしっかりと距離を出せると人気のフェアウェイウッドですが、アイアンと同じく、番手によって出る飛距離が変わり、その番手にもいくつもの種類があります。

メーカーやブランドによって何番のフェアウェイウッドまで発売をしているかは違ってきますが、主に発売されているのは、5番までのゴルフクラブです。

1番はドライバーのことですので、それを除き、下記で見ていきましょう。

2番ウッド(ブラッシー)

2番ウッド(ブラッシー)

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ドライバーに次ぐ2番の数字を持つフェアウェイウッドは、「ブラッシー」と呼ばれ、「真鍮(しんちゅう)」という意味を持ちます。

木製のヘッドが擦り減らないように、真鍮のカバーをかぶせたことが名前の由来となっています。

以前はフェアウェイウッドの中でもメインに使われていた番手でしたが、ゴルフクラブが進化することによって、ドライバーの次に飛ぶブラッシーをセッティングに入れる必要性が低下し、ブラッシーを使っている人は、現在少数です。

3番ウッド(スプーン)

3番ウッド(スプーン)

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3番ウッドは、「スプーン」の別名で呼ばれます。形状が食器で使うスプーンに似ているからつけられた名前と言われています。

飛距離が出ることが人気で多くの人が採用しているこのスプーンですが、少々扱いが難しく、上手く当たれば飛距離を稼げますが、当たらないと大きなミスにつながってしまうこともあります。

自分に合ったゴルフスイングをつかむまでは、初心者のうちは3番ウッドをキャディバッグに入れないことも選択肢のひとつです。

4番ウッド(バフィー)

4番ウッド(バフィー)

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4番ウッドは「バフィー」と呼ばれます。

「バフィー」とはスコットランドの言葉で、「Scraff」(芝生をこするように打つという意味)が、英語の「Buff」に変換されたことが由来です。

3番ウッドがやさしく飛ばすことのできるクラブへと改良されたり、ゴルフクラブの性能アップにより、4番よりも簡単な5番を使う人が増えたことから、2番ウッドと同様、こちらも使用している人はあまり見かけなくなりました。

5番ウッド(クリーク)

5番ウッド(クリーク)

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5番ウッドは、「クリーク」と呼ばれます。シャフトが短く、初心者にも扱いやすく飛距離が出るため、頻繁に使用されるゴルフクラブです。

「クリーク」は小川を表すものではなく、鉄製のゴルフクラブでボールを打つときの音が「カチッ」という音を表す「Click」に由来しています。

他にも、ロフト角やシャフトの長さの違いにより、これらよりも下の番号がつけられたフェアウェイウッドも存在します。

初心者は何番を入れればよいの?

初心者は何番を入れればよいの?

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キャディバッグに入れることのできる本数は14本までと決められていますので、フェアウェイウッドをセッティングするのにも何の番手を入れるのが良いか、自分に合ったものを探すことが大切です。

とはいえ、初心者の場合、最初に何を選んでいいかなど、分かりませんよね。

上記で紹介したように、ドライバーの次に飛距離が出るフェアウェイウッドの中で一番飛ぶクラブは、2番ウッド、その次が3番ウッドですが、これらはロフト角も鋭くシャフトも長いため、扱いが難しく、まだスイングが固まっていないうちは、使わないほうが無難です(2番ウッドに関しては、ほとんど売ってませんし)。

最初の1本としておすすめのクラブは、ロフト角19度程度のものです。番手で言うと、5番前後のフェアウェイウッドです。

5番ウッドが振り慣れてくれば、もっと飛距離を稼ぐ目的で、3番ウッドを入れても良いですし、アイアンが苦手という女性の方は、ロングアイアンの代わりに7番ウッドなどを検討しても役に立つと思います。

ロフト角の数字だけで見るのではなく、打ってみて、高い弾道が出るものを購入すると、戦略が立てやすいと思います。

男女別! フェアウェイウッドの平均飛距離はどれくらい?

男女別! フェアウェイウッドの平均飛距離はどれくらい?

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ちなみに、フェアウェイウッドで打ったときの平均飛距離はどのくらいなのでしょう?

男女別に調べてみました。なお、これはあくまで目安となる飛距離で、ヘッドスピードなどの要素で前後しますので、参考程度に覚えておいてください。

まず男性は、3番ウッドで215ヤード、5番ウッドで195ヤード、7番ウッドで185ヤードくらいです(ドライバーのヘッドスピードが約42メートル/秒の場合)。

ヘッドスピードの速い人はこれよりも+15~20ヤード程度、遅い人は-15~20ヤード程度前後すると思ってください。

女性の場合は、3番ウッドで150ヤード、5番ウッドで135ヤード、7番ウッドで125ヤードくらいです(ドライバーのヘッドスピードが約30メートル/秒の場合)。

女性もヘッドスピードの速い人は上記の数字+15~20ヤード、遅い人は-15~20ヤード程前後します。

アイアンでは届かない距離のセカンドショットでこれくらい飛ばしていくことができれば、直接グリーンを狙えたり、アプローチで寄せられる距離に近づけられたりと、チャンスを作ることができますよね。

フェアウェイウッドは難しい?

フェアウェイウッドは難しい?

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フェアウェイウッドを購入したは良いものの、フェアウェイウッドは難しい、と聞いたことはありませんか?

確かにフェアウェイウッドはアイアンやユーティリティと比べればシャフトが長く、当てることが難しいゴルフクラブだと言えます。

ロフトが少なくシャフトの長い3番ウッドなどは、初心者のうちはキャディバッグに入れておかなくてもいいくらいです。

しかし、フェアウェイウッドは、基本的な打ち方さえ覚えれば、実はいちばんやさしいゴルフクラブであると言えます。

ヘッドを見ると、ソール幅が大きく、フェースが薄いため、地面のボールが拾いやすく、ボールを高く上げることができるからです。また、多少ダフってミスをしてしまったとしても、大きなソールが地面を滑り、ボールを前に運ぶことができます。

基本的な構え方、打ち方を身に着けて、コースでもフェアウェイウッドをしっかりと使っていきましょう。

フェアウェイウッドの基本の構え方

では実際に構え方や打ち方について説明していきます。

まず構え方ですが、簡単に言うとドライバーとアイアンの中間くらいの認識でいいでしょう。

左右の足に均等に体重をかけ、シャフトが長い分前傾姿勢はやや浅めです。

ボールの位置は、アイアンショットのときよりやや左くらい、ドライバーのティーショットの位置よりは少し右、くらいでいいでしょう。

特別な構え方をしないといけないわけではないので、まずはフェアウェイウッドを持ったアドレスに慣れてください。

「アドレス8割」という人もいるくらい、ショット前のアドレスは大切です。しっかりとアドレスを取ったあと、心を落ち着けてスイングしていきましょう。

フェアウェイウッドの基本の打ち方

フェアウェイウッドの基本の打ち方

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構え方の次は打ち方について説明します。

フェアウェイウッドの打ち方は、竹ぼうきで地面を掃いているというイメージを持つといいでしょう。

アイアンのように上から叩きつけて打つ“ダウンブロー”のイメージではなく、地面を滑らせてきてからインパクトを迎えるというのが正しい打ち方になります。

ボールの手前から、クラブの通り道の“最下点”を長くするように打ちます。

これが、よく言われる“払い打ち”と呼ばれる打ち方です。

少しだけ左足への体重移動を意識すると、クラブの最下点がボールの少しだけ先に移動し、払い打ちとはいえ緩やかなダウンブローとなって、よりクリーンにボールを打つことができるでしょう。

決してボールを高く上げようと考えないことが上手くいくコツです。

ヘッドスピードが速い人にとっては、フェアウェイウッドはロングアイアンに比べて球が上がりやすいクラブですが、ヘッドスピードが遅い人にとっては、ロフトが立っている分、低い球になりやすいです。

しかし、たとえ低いボールでも、ごろごろ転がって距離が出ますので、無理に球を上げるような打ち方はしないようにしましょう。

フェアウェイウッドのポイント

フェアウェイウッドのポイント

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フェアウェイウッドの構え方や打ち方を知ったところで、ワンポイントアドバイスをしておきます。

それはフルスイングをしないということです。

なぜなら、一見平らに見えるような場所でも、ゴルフ場、特にティーグラウンド以外は、若干傾斜している場所がほとんどです(ティーグラウンドも、微かに傾斜している場合が多いです)。

ですから、そのような場所でフルスイングすると、バランスを崩し、ボールに上手く当てることが難しくなってしまいます。

そのためフルスイングではなく、スリークォーター程度のスイングをオススメします。

たとえスリークォーター程度のスイングでも、芯に当たりやすいため、フルスイングとそれほど変わらない距離のショットが打てます。

「しっかり当てる」という強い想いが力みにつながり、スムーズなスイングが失われる可能性もありますので、「ボールが前に飛べばOK」くらいの気楽さで、余計な力を抜いてスリークォータースイング。

始めのうちはこれで良いのです。

フェアウェイウッドがダフる!改善点は?

フェアウェイウッドがダフる!改善点は?
ダフるとは、スイング時に、ボールを打ち損ねて手前の地面を叩いてしまうことを言います。

フェアウェイウッドの場合は、ソールが大きいためヘッドが地面に刺さらず、芝の上を滑って上手くボールに当たってくれることも多いですが、それでもきちんとヒットしたときより安定感はなく、飛距離も落ちてしまいます。

ダフリの直接的な原因として多いのは、「V字スイング」になっていることです。

ダウンスイングからインパクトの間に、ヘッドが鋭角に下りてくることで、インパクトゾーンが極端に狭くなってしまいます。

ティーアップしていない芝の上のボールを打ちに行ってしまうことでこのような形になってしまう可能性がありますので、基本の打ち方である「竹ぼうきで払い打ち」に立ち返ってスイングを見直してみましょう。

フェアウェイウッドがトップする! 改善点は?

フェアウェイウッドがトップする! 改善点は?

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トップとは、インパクトで、ボールの上部分を叩いてしまうことです。そうなるとボールは上がらず、地面スレスレに飛んでいったり、野球のゴロのようなボールが出てしまいます。

トップが出続けてしまうと、せっかく飛距離が稼げるフェアウェイウッドなのに、飛距離の大幅なロスにつながってしまいます。

トップの原因もさまざまありますが、一番多いのが、「すくい打ち」になっていることです。

基本の打ち方の中で、ボールを高く上げようと考えないことを記載しましたが、すくい打ちが出るときは、ボールを高く上げようと考えていることが多いようです。

フェアウェイウッド自体が振り慣れず、上手く当たらないうちはしっかりとした高い弾道が出ることも少ないかもしれませんが、フェアウェイウッドのヘッドにも、ロフトがついています。

正しいスイングをすることで、このロフトが勝手にボールを上げてくれますので、高く上げようと意識することなく、インパクトまでボールを見続けて、基本の打ち方で打っていきましょう。

ボールが上がらない! 改善点は?

ボールが上がらない! 改善点は?

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それでもボールを上げたいと思う人は多いと思います。

ボールが上がらないと、バンカーや池などのハザードが打ちたい場所の前にあるときに、不安になってしまいますからね。

上記でお伝えしたように、基本の打ち方でボールにヘッドがヒットすれば、ついているロフト角により、ボールは勝手に上がってくれます。

ですので一番の近道は基本の打ち方を身に着けることになりますが、それにプラス、リズムを身に着けてみることもおすすめです。

フェアウェイウッドで高さが出ないという人は、「当てたい」という気持ちのあまり、スイングテンポが早くなってしまっている可能性があります。

そうすると、身体が前に突っ込み、しっかりとインパクトできていない場合が多いのです。

トップオブスイングで一拍置くようなつもりで、切り返すときに間を作り、ダウンスイングに移行していくと、リズムよくフェアウェイウッドを振ることができるでしょう。

フェアウェイウッドを上手く使いこなしてスコアアップしよう

フェアウェイウッドを上手く使いこなしてスコアアップしよう

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フェアウェイウッドは、長いホールの2打目やティーショットを失敗したときなど、残りの距離が長いときに非常に役に立つクラブです。

コースに出るときには必ず数本は入れておきたいところです。

練習で構え方や打ち方はしっかりマスターし、しっかり距離を出せるようにしておきましょう。上手く打てるようになると、一気にスコアが縮まるかもしれませんよ!
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しんたろう

平日自由業ゴルファーです。昔は競技に出ていましたが今は、友人と楽しくラウンドすることが好きです。 こちらでは、自分の経験を元にいろいろなジャンルの記事を書いていきたいと考えています。

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