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パターはフェース素材の違いでこう変わる!
一般的に、上手な人でもそうでない人でも、スコアの40パーセントはパット数と言われています。また、パット数は、いかに3パットしないかでだいぶ変わってきます。
つまり、距離感が良いとそれだけスコアが縮まるということです。
練習も大事ですが、パターの選び方でかなり距離感が良くなります。ここではフェース素材の違いでパッティングはどのように変化するかを考えてみます。
フェース素材にはどんなものがあるか
フェース素材は、大きく分けて金属と樹脂があります。金属だけでも、軟鉄、ステンレス鋼、アルミニウム合金、銅と錫の合金であるブロンズ、銅と亜鉛の合金(ブラス)などがあります。
樹脂ではストロノミクスと呼ばれるものが、衝撃をよく吸収するので使われました。たとえば、有名なパターメーカー「オデッセイ」が初期に発売した名機「ロッシー」がそうでした。
エラストマーコア、ウレタン樹脂など素材の種類が増えています。現在では金属と組み合わせたり、さまざまな試みがなされています。それぞれの違いを研究してパターを選んでいくといいでしょう。
フェース素材、硬さでどんな違いが出るの?
フェース素材を硬くすると短いストロークでもよく転がるパターになります。
また、音も大きく打った時の爽快感が広がります。柔らかい素材は硬い素材に比べると打った時のエネルギーを吸収して飛びすぎない転がりにくいパターになります。
パターは飛べばいいというわけではありませんから自分にあったパターを選ぶことが大事です。
パッティングでショート傾向の人は硬い素材を、オーバー傾向の人は柔らかい素材を選ぶといいでしょう。
フェース素材と芝生との相性。
グリーンの芝の種類によってもパターを変えるのも効果的です。日本のゴルフ場のグリーンは、以前は高麗芝という種類が多く使われていました。
高麗は芝目が荒いので軽い素材のパターがよく使われていましたが、現在はベントという種類が主流になってきていますので、スムーズにストロークする重いパターの方が相性がいいとされています。
芝目が荒い場合は軽い素材のパターでストレートに転がすと距離をコントロールできますが、芝目がほとんどない場合は速い速度で転がる方が距離を合わせやすいので、パターも重いものを選びます。
フェース素材とボールとの相性、そしてあなたとの相性
ボールには大きく2つの種類があります。スピン系とディスタンス系です。ボールも素材の違いで性格が変わります。
スピン系はアプローチやコントロールがしやすく、ディスタンス系は飛距離重視です。
それぞれのボールを打ってみてどの程度距離が飛ぶか、コントロールはどの程度できるか、ショットはもちろんパッティングでも自分で実際に試してみて選ぶようにしましょう。
自分の感覚を信じて、まずは「使ってみたい!」と思ったパターをチェックし、気持ちよくパッティングできるものを選びましょう。
最終的には自分との相性が一番大事ですから、いろいろな素材を試してみてください。