コーディネーション能力を鍛えてスキルアップ〜運動神経なんて関係ない!〜

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自分は運動神経が悪いからゴルフが下手、だとか。あの人は運動神経が良いからゴルフが上手、だとか。

これ、よく聞く会話ですね。

でも運動神経って、身体を動かすための神経の総称に過ぎません。

この総称を7つに分類したのがコーディネーション能力。年齢性別を問わず、誰でも鍛えることができるんです。

運動神経は単なる経験値の差

運動神経は単なる経験値の差

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「ゴルフに運動神経は必要ない」というフレーズ、聞いたことあるでしょう。

これの誤りは、神経系統と経験値を混同していることです。

運動が得意な人と苦手な人の練習量が同じ場合、上達スピードは得意な人のほうが早くなる傾向があります。

ただし、これは運動経験値の差。

いろいろなスポーツを経験していると、運動に適した筋肉が付いていることに加え、スポーツの勘所を見つけることに長けているから上達が早いわけですね。

だからといって、運動を苦手としていた人が上達しないわけではありません。

他のスポーツが上手だからといって、直感的な能力だけですぐに上手くなるほどゴルフは甘くないのです。

運動神経と称される能力は必要です。

でも、その能力は経験値がなくても、つまり運動が苦手だった人でも十分鍛えることができ、それをゴルフに活かすことができるのです。

かつてのスポーツ大国で開発されたコーディネーション能力

かつてのスポーツ大国で開発されたコーディネーション能力

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運動神経という個人能力に偏りがちな総称を分析し、7つに分類したのがコーディネーション能力です。

これ、決して新しい考え方ではありません。

開発したのは1970年代の旧東ドイツ。独裁政権やスポーツを国策に取り入れるというダークサイドはあるものの、ゲルマン民族らしい理論の構築はスポーツ大国を実現しました。

確かにコーディネーション能力、わかりやすくてカンタン。児童教育や地方自治体がスポーツ振興のために取り入れているのも納得です。

またコーディネーション能力の発達は児童時期が最適と言われていますが、何もオリンピック選手やプロゴルファーになるわけではない限り、成人でも能力の向上は見込まれています。

ところで、7つのコーディネーション能力は以下のように構成されています。

・連結能力
・識別能力
・バランス能力
・リズム化能力
・定位能力
・反応能力
・変換能力

では、それぞれについて説明しましょう。

ゴルフで優先するのは4種類

ゴルフで優先するのは4種類

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まずは連結能力。2つ以上の複数の動きを同調させる能力で、コーディネーション能力の中ではもっとも難しいとされています。

次に識別能力。分化能力とも言われています。

これはスポーツを行う用具の扱い方に関する能力で、力の入れ加減やコントロールの方法などに発揮します。

それからバランス能力。文字通り身体のバランスを保つ能力で、身体を動かす時の大切な要素となります。

続いてリズム化能力。音や動きといった刺激を耳や目で感知し、その刺激をムダなく真似たり、音や動きに自分のリズムを合わせる能力です。

定位能力は、自分と他の競技者との位置関係や距離を正確に把握できる能力。

反応能力は合図や相手、対象物の動きといった刺激に素早く対応できる能力。

変換能力は動きを素早く切り替えたり同調させる能力です。

コーディネーション能力全般はあらゆるスポーツに対応しています。

しかし、ゴルフに関して必要なのは連結、識別、バランス、リズム化能力の4種類。定位や反応、変換能力の3種類はそれほど重要ではありません。

4種類のコーディネーション能力を高めれば、(ゴルフにおいて)運動神経バツグン! と思われるわけですね。

継続こそ能力を向上させる近道

継続こそ能力を向上させる近道

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では4種類のコーディネーション能力がどのようにゴルフに役立つのか、そしてその練習方法を紹介しましょう。

練習方法はとくに激しいものではなく、誰でもできる方法を選びました。

1.連結能力
2つ以上の動作の同調能力ですが、ゴルフはご存知のように複雑な動作の同調が求められます。ゴルフにおいて連結能力はもっとも大切な要素ですね。

練習方法で大切なのは、全身の筋肉と関節を意識すること。

たとえば軽く足を開いて立って、右手の人差し指で左足の親指をタッチ、次に左手の人差し指で右足の親指をタッチ。

これを10回ワンセットにして、身体に負担がかからない程度に繰り返してください。

同じように右肘と左膝を曲げてタッチさせるストレッチも有効です。

連結能力だけでなく、体幹も鍛えられますよ。

2.識別能力
ゴルフはクラブとボールがなければ始まりません。用具を扱う能力は欠かせませんね。

練習方法の基本は2つを同時に行うこと。

丸めた新聞紙の上にテニスボールを載せて左手で持ち、右足だけで立ちます。5秒間続けたら、今度は右手で持って左足だけ立ちます。

これを交互に3回をワンセットとし、適度に繰り返しましょう。

集中力が高められると同時に、上半身を前傾させれば重心位置の練習にもなります。

3.バランス能力
ゴルフの難しい点の1つは前傾を保ったまま、身体を捻転させること。特に初心者はこれができず、あらゆるショットの乱れにつながっています。

バランス能力には、不安定な状態を認識し、その不安定さを立て直そうとする意識やそのために必要な筋力などが含まれています。

識別能力で紹介した練習方法でもバランス能力は向上します。

その他の方法としては、床に1本の線を用意し、その上を歩きます。慣れてきたら、線を見ないようにして歩いてください。

ただし、公道の白線では練習しないように。とっても危険ですからね。

4.リズム化能力
きれいなスイングを見て、それを自分に取り入れることができればゴルフは一気に上達します。

そのために役立つのがリズム化能力。

実際にプロのスイングを真似てみればわかるのですが、形だけでなく力の加減まで理解しないとなかなか真似できません。

つまり、力の強弱がスムーズなリズムを生み出すわけです。

最後は縄跳びを使ってリズム化能力の向上を図りましょう。

早く飛ぶ必要はありません。同じテンポでゆっくり飛んでください。

ジャンプのタイミングと腕の振りが力の強弱を養います。

スマホアプリのメトロノームに合わせて飛ぶと、より正確なリズムを刻むことができます。

どれもカンタンな運動です。同じような要素を取り入れ、自分に最適な運動を作っても構いません。

ただし、必ず継続すること。それぞれの能力は反復することで身体が覚えます。

曖昧な運動神経に頼っている、過信している人はゴルフの壁に当たります。ブレイクスルーする前に、コーディネーション能力を習得して追い越しちゃいましょう。

もちろん、その時はドヤ顔せずに謙虚な姿勢でいてくださいね。
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