一生に一度はプレーしたいコースをソファで夢見る!〜Fifty Places to Play Golf Before You Die〜

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いつ終わるとも分からない厄災で狭っ苦しい世の中。こんな時こそ、気持ちだけは明るく前向きにしておきたいですね。

そこで紹介したいのが、この本。

ソファに寝そべってゴルフの素敵な夢を見るには手頃な1冊です。

各コースの推薦者はいろいろな分野の著名人

各コースの推薦者はいろいろな分野の著名人
『Fifty Places to Play Golf Before You Die』

直訳すると「あなたが死ぬ前にゴルフをする50の場所」といった感じ。

著者はクリス・サンテラ(Chris Santella)で、出版社はニューヨークのStewart,Tabori & Chang。

日本語訳は出ていませんが、洋書は日本のアマゾンでも販売しています。

カンタンに言っちゃうと世界各地の名コースを画像と一緒に紹介するといった内容。他のコース紹介本と異なるのは、著者の記述だけでなく推薦者がいることです。

たとえばカリフォルニアのペブル・ビーチはマーク・オメーラ、オーストラリアのロイヤル・メルボルン・ゴルフクラブはニック・ファルドというように。

プロゴルファーだけではありません。コース設計者のピート・ダイやクラブデザイナーのボブ・ボーケイなども名前を連ねています。

中にはゴルフ関係の仕事とは無縁の、でも超有名人がいたり。そんな名前を見つけられるのも、本書の特色です。

文章はもちろん英語ですが、最近は精度の高い翻訳アプリがあります。

内容はゴルフに関することだけなので、翻訳アプリでも十分に書かれている意図は伝わってきます。

それにしても、50コースすべての推薦者にインタビューするのって、かなり大変だったでしょう。

日本では知られていないコースも数多く紹介

日本では知られていないコースも数多く紹介
作者のクリスさん、かなり異色のライターです。

学生時代はキャディのバイトをしており、一時はプロゴルファーを目指したものの才能に限界を感じてアウトドア専門のライターになりました。

「あなたが死ぬ前に〜」はシリーズ化されており、他にも釣りやスキーなどを出版しています。

もっとも、この本だけでなく「いつかは回りたい有名コース」的な本は他にもアメリカやイギリスでいろいろ出版されています。

本書が他より有名になっているのはタイトルの成功と言えるでしょう。

日本ではゴルフ雑誌の特集で組まれる程度で、ハードカバーの出版はありません。ゴルフ文化の違い、感じさせられますね。

紹介されているコース、アメリカの本だけにいろいろな州から取り上げられています。

カリフォルニアのペブル・ビーチやフロリダのTPCソーグラスなどは日本でもよく知られているコース。

一方でカンサス州やネブラスカ州など、あまり日本人のゴルファーが行かないような(お仕事で行かれている方、ご苦労さまです!)コースも紹介されています。

他の国も同様で、スコットランドではセントアンドリュースのオールドコースを取り上げ、ケニアに行けばウィンザー・ゴルフ・アンド・カントリークラブを掲載。

まさにゴルフ・オブ・アラウンド・ザ・ワールドです。

ニュージーランドの“人さらい岬”ゴルフ場」とは?

ニュージーランドの“人さらい岬”ゴルフ場」とは?

getty

50のうちのひとつがニュージーランドのケープ・キッドナッパーズ・ゴルフコース。

日本ではあまり馴染みのないコースですが、世界的には有名で米ゴルフ・マガジンの世界ゴルフ場ランキングでは38位に入っています。

ケープの名前の通り、切り立った断崖の上に立つコースは少しでもボールを曲げるとラフから崖へ転がり落ちるというロケーション。当然、強い海風が予想されるので戦略的なショットが求められるでしょう。

リンクスの本場、スコットランドでもなかなかお目にかかれないタフなコースです。

この難コース、気になるのはロケーションだけでなくその名前。「キッドナップ」と言えば「誘拐」の意味。

日本語訳にすると「人さらい岬ゴルフ場」ですね。

このネーミングだけでも、どんなコースか行ってみたい気になりませんか?

行ってみたいコースは夢見るだけでなく目標に!

行ってみたいコースは夢見るだけでなく目標に!

getty

本書に掲載されている、いないに限らず、行ってみたいコースは誰でも描いているでしょう。

もちろん、それらにはオーガスタ・ナショナルやミュアフィールドのように特別な手段を使わないとプレーできないところもあります。

しかし、世界の有名なコースはそんなところばかりではありません。

セントアンドリュースのオールドコースはパブリックなので、ティータイムは抽選に当たれば確保できます。

またペブルビーチや前述したケープ・キッドナッパーズ・ゴルフコースなどは併設されている宿泊施設に泊まることでプレーが可能です。

外国だけでなく、日本も同じ。

たとえば横浜の名門コース、戸塚カントリー倶楽部。

毎年、夏期になると平日に限り神奈川県民ゴルフデーを実施しています。

申し込み代表者が神奈川県在住または在勤、在学であれば同伴競技者の住所は県外でもプレーできます。

メンバー同伴でなくとも、探せばチャンスは意外とあるものなのです。

ただし、どうしても行きたいコースであれば、それに相応しいマナーとスキルを習得しておいてください。

ドレスコード厳守はもちろんのこと、オールドコースはハンディキャップ24以下(女性は36以下)の証明書が必要ですし、戸塚カントリー倶楽部は4人の合計が110以内を推奨しています。

そして、一生に一度は行きたいコースが見つかったら、それを夢ではなく目標にすることをおすすめします。

そうすれば練習にも力が入りますし、マナーも自然と身に付くはず。

練習やコースで気分が凹みそうな時があっても、そのコースの名前を呪文のように唱えればきっと、前向きな姿勢になれるでしょう。
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