米ツアーの頼れる男たち~世界のゴルフ界の面白情報を拾い読み#200
第3位:アンヘル・カブレラ
ケンカの現場で“頼りになる男”の順位。
アンヘル・カブレラ(185センチ、95キロ)は第3位でした。ちなみに、アンヘルは英語の「エンジェル(天使)」のスペイン語読みです。
彼には、2013年のマスターズにおけるアダム・スコットとのプレーオフで、アダムのナイスショットに対してサムアップ(親指を立てて突き出すポーズ)で讃えたナイスガイの印象が強いのですが、腕っぷしの強さでもメジャー級のようです。
今回の逮捕騒ぎも、その腕力が原因だったのでしょう。
なお、同調査の第4位はパット・ペレス(193センチ、86キロ)。
短気なことで知られる選手で、かつてはミスショットに怒ってクラブをぶん投げるシーンが何度か目撃されています。
だからといってケンカの現場で頼れるかは不明ですが、それなりの票を集めたということは、何か実績があるのかも。
続く第5位はブルックス・ケプカ(183センチ、93キロ)。
ファイターのイメージはないのですが、負けん気の強さと頑強な肉体であることは確か。それが頼りにされたのでしょうか。
2位:キーガン・ブラッドリー
第2位はキーガン・ブラッドリー(190センチ、86キロ)。
いざというとき“頼れる男”であることを示したのは、上掲のYouTube動画のシーンです。
2015年のWGC「キャデラックマッチプレー選手権」でのこと。
ブラッドリーはミゲル・アンヘル・ヒメネスとの対戦。その最終18番ホールで、彼のティーショットは大きく左へ。結果、「動かせない障害物」からの救済を受けることになり、競技委員を呼んでドロップしたのですが、ヒメネスはその処理に疑問を持ち、ふたりに確認します。
あれこれ話をするうち、ブラッドリーのキャディ=スティーブ・ヘイルは面倒になったのか、「自分たちで処理するから」と突き放したところ、これにヒメネスがカチン。
「黙れ!」と応じたことから口論に発展。
すぐにブラッドリーが割って入り、「俺のキャディに“黙れ”とはなんだっ! お前は自分のボールのところに戻れ」とヒメネスにつかみかからんばかりの勢いで応戦するひと幕でした。
この時のブラッドリーからはちょっと殺気を感じます。
1位:アーニー・エルス
危ない場面で“頼れる男ナンバー1”は、「ビッグ・イージー」ことアーニー・エルス(190センチ、95キロ)でした。
これは意外。
彼には「頼れる」といっても、精神的に頼りがいのある“兄貴分”のイメージが強いのですが、調査には「武勇伝を耳にしたことがある」という回答もあったようです。
エルスは屈強な肉体の持ち主であることは間違いなく、また酒にも強いそうです。酒場のもめ事で、実際に仲間を助けたことがあるのかもしれません。
さて、同じ調査を日本ツアーでやったとしたら、誰が一番になるのでしょうね。