手打ち、オーバースイング……本当にダメ?逆説のススメ!

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スイングのNGポイントは、みなさん飽きるほど目にされて来たと思います。

『手打ちはダメ』
『腕の力に頼ってはダメ』
『肩を回さないとダメ』
『オーバースイングはダメ』etc……。

しかし、これらのポイントは本当にNGなのでしょうか?

横峯さくらプロは、妊娠してもオーバースイング健在! 正確なショットを連発していますよね。

今回は、NGポイントを活かす『逆説のススメ!』をまとめてみます。

手打ちを極めると!

手打ちを極めると!

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齢(よわい)78歳にして、往年と変わらぬパッティングスタイルを見せてくれる青木功JGTO会長。『タップ式』と言われる打ち方で、ダウンブローでインパクトを迎える文字通り『叩く』ようなイメージのスタイルです。

以前、ご本人がご自身のパッティングスタイルを解説された番組で「手首なんか使ってないよ」と仰っていました。

しかし、『おっ3』の目には、どう見ても手首で『パチンッ!!』と打っているようにしか見えません。

読者の皆さんはいかがですか?

PGAシニアツアー(現在はチャンピオンズツアー)参戦直前には、『アメリカの超高速グリーンには、あのスタイルは通用しない』という声もありました。そんな外野の声などお構いなしに、9勝も重ねたことはご存知の方も多いと思います。

ショルダーストローク全盛の時代でしたから、その逆を行く青木プロのスタイルは認めたくない方も多かったのでしょう。

『距離感を出しにくい』『グリーンの特性に合わせにくい』など様々なノイズが上がった記憶があります。

しかし、そんな声はどこ吹く風と快進撃を続けました。

結局、青木プロの強さの分析をするようになり、『手首でパチン』と打つスタイルも認められました。

手先の感覚に優れ、毎回同じ動きができるならば『手打ち』はOK! 青木プロは、それを証明してくれました。

腕の力に頼ってはダメなのでしょうか?

腕の力に頼ってはダメなのでしょうか?

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『飛ばしは、腕力ではない』と良く言われますよね。

では、551ヤードの記録を持つマイク・ドビンは、なぜこれ程までに鍛え上げられた上腕二頭筋を持っているのでしょうか?

それは、『腕力があったほうが飛ばしに有利だから』です。

『腕の力に頼る』ことと『腕力はいらない』というのは、意味が違います。

腕力はあるに越したことはありません!!

NGなのは『スイングの間、腕が硬くなるまで力むこと』です。

腕を速く振ったり、インパクトで当たり負けしないためには、腕力はあるほうが良いと思います。

『腕の力に頼る』のではなく、『腕の力を活かす』のです。

プロ野球のピッチャーの体型が、近年大きく変わっていると思います。昔はなで肩でしなやかな体型が理想とされていたようです。

しかし、最近はシカゴ・カブスのダルビッシュ、ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平のように、筋骨隆々としたピッチャーが増えています。

これも、腕の力を活かすことが求められている証と思います。

肩を回さないとダメですか?

これは即答です。

『はい、肩は回さないとダメです!』

椅子に座って、下半身の動きを抑制する場合でも、肩は回っていることが確認できると思います。

ただし、闇雲に回せば良いと言うものではありません。

まったく肩を回さずにクラブヘッドを上げてみてください。その位置からダウンスイングすると、カット軌道にしかなりません。

ボールをインサイドから捉えるためには、肩を回すしかありません。

しかし、身体の柔軟性や利き目はみなさんそれぞれ個人差があります。

身体の固い方が無理に肩を回そうとすると、リバースピボットと言われる形になり、ダウンスイングは腕で降ろすしか方法がなくなります。

結論、『肩は個々の柔軟性に合わせて回す』が正解と思います。

オーバースイングはダメですか?

オーバースイングはダメですか?

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シニアになっても往年のオーバースイングでファンを魅了するジョン・デイリー。

お腹の出っ張りからは想像もつかないような柔軟性で、クラブヘッドが大きく垂れるオーバースイングからビッグドライブを放っています。

前出の横峯さくらプロもオーバースイングですが、ショットメーカーです。

大雑把で力任せに思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、ジョン・デイリーは繊細な感性からソフトなタッチも得意としています。

『おっ3』は、オーバースイングは下半身さえ安定していれば害は少ないと思っています。むしろ、トップからインパクトまでのクラブヘッドの助走距離が長く取れるため、飛ばしには有利に働くと思います。

また、身体が柔らかい方がバックスイングの途中で回転を止めるよりも、思い切ってここまで回したほうが安定性も手に入れられると捉えています。

逆ピボットにならずに、ゆったりと回転できるならば、オーバースイングは試してみる価値があると思います。

NGよりもGoodを求める!

NGよりもGoodを求める!

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昨年、全英女子オープンを制し、一躍時の人になった渋野日向子プロ。

今年はアメリカに挑戦しましたが、なかなか結果を出せずに笑顔も見られなくなっていました。あるインタビューを聞いていた所、自分自身を縛り付けるようなことや攻めの姿勢を見失っていたと言っていました。

『あれはダメ』『これもダメ』とNGのポイントを前面に押し立てると、人の動きは固くなります。

これが一番のNGポイントと思います。

『手先の感覚は活かしてもグッド』
『腕は柔らかく使えばグッド』
『肩は無理に回さなくてもグッド』
『身体が柔らかくて下半身が安定していればオーバースイングもグッド』

逆説のススメ! はゴルフを楽しくしてくれる方法かもしれません。
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