『TSi3 ドライバー』はテクノロジーと感性が融合して素晴らしい!
『TSi3 ドライバー』は、タイトリストが2020年11月13日に発売したクラブです。
“DYNAMIC DISTANCE. SureFit CGトラック搭載。さらに思い通りの強弾道。”というコピーのドライバーです。
【試打クラブスペック】
ヘッド素材 チタン合金鋳造
フェース ATI 425 チタン合金
ヘッド体積 460cc
シャフト TSP322 55(S)
ロフト 10度 (9度、特注で8度もあり)
長さ 45.5インチ
ライ角 58.5度
価格(税別) 7万5000円
『TSi3 ドライバー』は、新しいブランドの『TSi』の2種類の内の1本です。
前モデル『TS ドライバー』と同様に、ツアープレーヤーの要望を取り入れて開発されたドライバーということで、『TSi ドライバー』にも、『TSi2 ドライバー』と『TSi3 ドライバー』があります。
『TSi3 ドライバー』は、強弾道ということで低スピン弾道が打ちやすくなっている傾向があり、操作性も高いようです。
『TS』は、タイトリスト・スピードの略ですが、『i』は、「Innovation」「Inertia」「Integration」「Impact」というような複数の意味を持つそうです。
『TSi3 ドライバー』は、ベタープレーヤーをターゲットにしています。ツアープロを筆頭に、シビアにスコアに挑戦していくアマチュアの競技ゴルファーやアスリートゴルファーがベタープレーヤーの範囲です。
『TSi3 ドライバー』で採用された新しいテクノロジーは、タイトリストだけに使用を許された「ATI 425」という特別な金属をフェースに使ったことです。
航空宇宙の分野で使われていた「ATI 425」は、今までのチタン合金より、高強度で、高弾性と高靱性だとのこと。フェースの広範囲で驚異的なボールスピードを発揮し、平均飛距離を大きく伸ばすそうです。
次に注目するのは「SureFit CG トラック」です。新しい可変ウェイトを使ったシステムで、『TSi3 ドライバー』だけに採用されています。
ソール後方にあるウェイトカバーを外すことで、内側にある溝に設置できるウェイトの位置を5段階に移動できます。これにより、左右の弾道調整が可能になるのです。
ウェイトカバーが樹脂製なので、何かの拍子に割れるなどの破損した場合には、カバーだけをパーツで購入できるようになっています。
そして、ヘッドスピードを最大化するために、ヘッドの空力性能を大幅にアップさせました。
『TSi3 ドライバー』のヘッドを観察すると、伝統的なタイトリストのドライバーのフォルムを継承していることがわかります。
ややオープンになっていることで、安心できるゴルファーもいます。ボールが右に行くイメージがあることを嫌がる人が多いですが、左に引っかかることを嫌がる人もいるのです。
フェース上部のクラウンに、『TSi』のロゴがプリントされていますが、これが良い感じです。ロゴの大きさが邪魔にならずに、位置もアドレスしやすくさせてくれます。
『TSi3 ドライバー』は、最先端のテクノロジーを搭載しながら、視覚で感じる部分はクラシックな感性を刺激するのです。
打つ前から、良いドライバーだなぁ、と惚れ惚れしました。