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GettyImages/Ezra Shaw

ゴルフスイング

seamoon

平らなところと傾斜地では、体重配分と体重移動はどうするの?

ゴルフをするにあたり、あまり意識していない人も多いかもしれませんが意外と重要なのが体重配分です。

基本の体重配分はもちろん、傾斜地での体重配分によってショットの成否が変わってくることも少なくありません。

今回は、基本の体重配分から、少し特殊な体勢や環境時の体重配分をご紹介していきたいと思います。

スポーツの基本は全身のバランスにアリ!

スポーツの基本は、全身をバランスよく動かすことにあります。バランスの取れた動きは、上達への近道です。

ゴルフの場合は、スイングは回転運動で、ボールを飛ばすのに必要なパワーは体重移動で生み出されます。

ゴルフスイングは、静から動へのスムーズな動きで発生するパワーをボールに伝えて飛距離を出すことです。

腕力のみで飛距離を出そうとしても、なかなか上手くいかないでしょう。

静から動へ、バランスの取れた動作でスムーズな体重移動を行うことで飛距離が出ます。

スタンスが斜面の場合でも基本的には体重配分と全身のバランスを取りながらのスイングになります。

左右の体重配分は?

ティーグラウンドなど、ほぼ平坦な場所では、基本の体重配分は左右50:50になります。

クラブが長いほど右寄りで、クラブが短くなるにつれて左寄りになりますが、それでもドライバーでは左右40:60~45:55程度で、ショートアイアンではこの逆の左右60:40~55:45程度と考えていいでしょう。

傾斜地での体重配分には、2つの考え方があります。

1つは「傾斜なりに立つ」で、もう1つは「傾斜に逆らって(垂直に)立つ」です。

左足上がりの場合、どちらでも打てます。

傾斜なりに立てば、右足体重になります。傾斜に沿ってクラブを振り抜きます。ボールは高く上がり、飛距離は落ちます。

傾斜に逆らって立てば、左足体重になります。スイングは、ボールを打って終わりです(ボールのすぐ後ろに地面があるため)。ボールは低く飛び出し、番手どおりの飛距離で飛びます。この場合、左に引っ掛けやすくなるので注意が必要です。

左足下がりの場合、傾斜なりに立つしかありません(傾斜に逆らって立つと、クラブがボールに届かなくなるか、ボールの手前をダフりやすくなります)。

傾斜なりに立ち(ややオープンに構えるのも有効です)、左足体重のままライナー性のボールを打つつもりで打ちます。傾斜に沿ってヘッドを出すように振り抜きましょう。

スライスしやすいので気をつけます。

いずれの傾斜地でも、体重移動は最小限に抑えるようにスイングしましょう。

不調を打破したい! そんな時のチェックポイント

不調だけど、何が原因かわからない! そんな時は、スイング時にトップでストップして、左足を上げてみましょう。

その時足が浮けば、しっかりと体重配分(右への体重移動)ができています。

もう1つのチェック法は、右の土踏まずでボールを踏んでそのままスイングしてみます。

バランスが崩れている時は、かかとやつま先に体重がかかります。

しっかりと基本の体重配分を心がけて、土踏まずでボールを踏みましょう(この練習をする時には、転ばないように注意してください。ボールが滑らないようにボールの下にタオルを敷くなどしてもいいでしょう)。

自分のスイングを動画で撮影してチェックしよう

ゴルフの基本は、スイング時の上手な体重移動です。その際、全身のバランスを崩さないことでボールに効率的にパワーをかけられます。

まずはしっかりとスイングの練習をしましょう!

可能ならスイングの様子をビデオに収めて、左右へのスウェーなど不必要な体重移動をしていないかチェックすることをオススメします。

自分の頭の中のスイングと実際のスイングは大きく違っていることでしょう(笑)。

最近のスマホなら、簡単にスイングの動画を撮影できますよね。

一方、斜面では体重移動をしないスイングが求められます。

体重移動を抑え、かつ手打ちにならないように上手く体の回転を使って打てるように練習しましょう。

これらのことを念頭に置いて、楽しくスキルアップを目指しましょう!