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難しいプレー、難しい場所からのプレーをしなけりゃ100切りはもちろん、70台も夢じゃない!?【グリッジカップ編】

日頃あまりプライベートでダブルス競技的なラウンドをすることってないですよね。

「ラスベガス」や「お友達」といったニギリ戦では一時的にチームになったりしますが、ゴルフのほとんどが個人戦です。

グリッジの主催するグリッジカップは、ダブルスの4ボール戦(二人のうちいいほうのスコアを採用して18ホールのスコアとする)なので、普段とは違った楽しみ方ができます。

参加したことのない方はぜひ、参加してみることをおすすめします。

さまざまな発見があり、ゴルフの新たな楽しさや奥深さを発見できると思います。

グリッジカップのいいところはA~Dのクラス分けがされていて、組み合わせがAとCというように違うクラスのペアが4人でラウンドするところです。

違うクラスのゴルファーとのラウンドですが、上位クラスとのラウンドでも気後れする必要はありません。「上位クラスでも結構ミスするんだな」なんて発見もあったりします。

僕のペアはAクラスでしたが、Cクラスのペアとの組み合わせでラウンドしました。

今日はこのグリッジカップ予選を通じて感じた、100切り目標のゴルファーの方へコース攻略のヒントをお伝えしようと思います。

そしてまた一緒にラウンドしましょう!

ゴルフクラブの置き忘れ。絶対に忘れない方法をアドバイスすると……

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一緒に回った二人のうち一人がサンドウェッジをグリーン脇に置き忘れそうになりました。そしてこう言いました。

「直前のラウンドでサンドウェッジを置き忘れ、急きょ中古ショップで58度を買って来たんです」「またやりそうになった」

使い慣れた道具でプレーできないのは不安ですよね。普段使い慣れないクラブでプレーすること、これは難しいプレーです。

そこで僕からアドバイスをしました。

「次のホールへ行く途中のグリーン脇まで使わないクラブを持って行って置けば絶対に忘れないよ」「さらにグリーンの形状や傾斜などを奥からも見ることができて一石二鳥!」

すると、Cクラスの二人は口を揃えて「なるほど!」と言って、次のホールから早速実践してくれたのです。

「気持ちのいい若者ゴルファーだな」

これが僕の印象。そもそもそこまでのラウンドでもハツラツとしたゴルファーだなと思っていましたが、初めて会う知らない人からのアドバイスを受け入れるというスタンスに感心しました。

クラブを置き忘れてしまうと、それだけで難しいプレーを強いられるということからの脱出ができたわけです!

技術的なことはプレー中にあまりアドバイスすることはないですが、プレーをスムーズに進行させるコツはアドバイスできます。

プレー中の所作がスムーズなプレーヤーとはそれだけで、また一緒にプレーしたいなと思いますが、それができなくてもアドバイスをすぐに実践できるプレーヤー!

これもまた一緒にプレーしたくなるゴルファーです。

Cクラスゴルファー(100切り目標)は難しいところからショットしている!?

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グリッジカップでご一緒したお二人は、朝イチ素晴らしいショットを打ってスタートして行きました。パー、ボギーでプレーしていて、とてもCクラスで出場するゴルファーじゃないと思っていました。

ところが、数ホール進んでいくと突然乱れ始めました。セカンドショットもアプローチもめちゃくちゃ難しいところから打つことになり、二人ともダボ(ダブルボギー)以上を打ってしまうのです。観察していると必然的なミスを繰り返しています。

奥に難所があるのに大きなクラブでショットして、ナイスショットなのにオーバーして奥の難しいところからアプローチをしていたりします。

ローハンデのプレーヤーがあまり打たない場所からのプレーを強いられているということですね。

そもそも難所というのはコース内には数多く存在します。

例えば、ティーイングエリアでも、やさしい場所と難しい場所があります。ティーイングエリアは平坦ではありません。微妙に爪先が上がったり下がったりです。できるだけ平坦な場所を見つけることからコース攻略は始まるんです。

さらに、上の画像のようなティーイングエリアでは右側に立つか左側に立つかで大きく難易度が変わります。

上の画像の場合、右側に木があって、傾斜のきついラフが見えますので、左側にショットしていきたいと誰もが思うでしょう。

したがって、左側に打ちやすい右側にアドレスするのがやさしいのてす。一度試してみるとわかると思いますが、視界から消したい側のティーイングエリアを使うとコースがやさしく見えるのです。

ところが、真ん中から左側になんとなくアドレスしてしまうと、右側の難所が見えてしまい、とたんに難しい場所になってしまいます。

アドレスをする場所だけで難度が変わってしまう。コースをよく見て難しい場所やペナルティエリアへ打たないために、ティーイングエリアの使い方も工夫しましょう!

ちょっとした練習の工夫だけでこれが可能になりますが、これは次項で触れますね。

AクラスとCクラスの差ってこんなところなんです。

Aクラスのゴルファーでも難しい場所からは、やはり難しい。やさしい場所からのプレーが多いのがAクラス、難しい場所からのプレーが多いのがCクラスととらえ、やさしい場所からのプレーに徹しましょう!

やさしい場所からのプレーをするための練習をしよう! ゴルフ練習場で何を練習すればいいの?

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グリッジカップで一緒にラウンドしたCクラスの二人に聞いてみました。

「練習場で何を練習します? アプローチはどのくらい打ちます?」

すると「ドライバーとアイアンがメインでアプローチは少しですね」こんな返事でした。

「アプローチを7割くらいにしてみては?」

「ショット練習は左右を打ち分ける練習をすることをオススメ!」

余計なお世話ですみませんと言いながら、こんなことを伝えました。また一緒にプレーしたいゴルファーだから、向上心に溢れたゴルファーだからこそ伝えたのですけどね。

そもそも、コース攻略においてのほとんどは、左右の打ち分けと基本的なアプローチでできているんです。上手くいけば70台だって出せる。

前項のティーイングエリアの使い方で言えば、最低限必要な技術があります。それは左右の打ち分けです。

左右の打ち分けなんていうと難しい技術のように感じますが、言い方を変えれば絶対に右に行かない、絶対に左に行かないようにショットする技術があるかないかということです。

練習場の一番左の打席を使って右にしか行かない練習を。逆に一番右の打席から左にしか行かない練習を積んでいれば可能になります。

真ん中の打席でも、右へ打つ、左へ打つという練習をして、一球一球に課題や意味を持たせて球を打ちましょう!

また、前後の打ちわけというのもあります。これはクラブを変えるだけですから簡単です。

バンカーやペナルティエリアに届かないクラブを使ってみるということです。

そこでこの前後打ち分けの作戦を助けてくれるのが、アプローチの練習です。

とりあえず30ヤードまでの距離を10ヤード刻みで打ち分ける技術を身に付けましょう! 60ヤードまで5ヤード刻みが目標ですが、まずは30ヤードから。

しかし、これがなかなか難しい。難しいからこそ練習の7割をアプローチに費やしてほしいんです。

サンドウェッジ1本だけ持って練習場へ行って、10割がアプローチ練習というのもアリですよ。

今年のグリッジカップも楽しみだ!

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今年のグリッジカップにもぜひ参加しようと思います。今度こそは予選突破して全国大会で戦ってみたい!

そして何より以前ご一緒したCクラスの二人が、Cクラス→Bクラス→Aクラスと上達していてくれたら本当にうれしいです。彼らはまだ若いので、本気になったら追い越されちゃうかもしれないですけどね。

僕はあと少しでシニアになってしまいます。それでも負けないようにまだまだ先を目指して練習したいと思います。

もっとゴルフ上手くなりたい!

元クラブフィッターのzoroでした。