本番前のオーガスタナショナル~世界のゴルフ界の面白情報を拾い読み#185

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全米オープンが終わったところで、すでに関心は11月開催のマスターズに向いているゴルフファンは少なくないでしょう。

そのマスターズの舞台=オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブから、先週ちょっと珍しい景色がSNSにシェアされ、話題になりました。

そこで今回はその画像をもとに、本番を間近に控え、大急ぎで“身づくろい”をするオーガスタ・ナショナルについての情報です。
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オーガスタ・ナショナルは例年、マスターズの熱気が冷めた5月から10月の間、コースをクローズします。

主な理由は、グリーンが高温に弱いベント芝(ペンA-1)のためですが、あわせてコースの改修・改造など、翌年のマスターズに向けた準備が進められます。

同GCのあるジョージア州の夏は高温多湿。そこでオーガスタ・ナショナルも、フェアウェイ~ラフは高温多湿に強いバミューダ芝がメインです。

しかし、そのバミューダ芝は気温が下がり始める秋には成長を止め、茶色に枯れてしまいます。そして、それが緑に復活するのは春で、例年マスターズが開催される4月初旬はまだ完璧な状態ではありません。

そのため、フェアウェイは秋~春にかけて緑に輝くライグラスをオーバーシード(バミューダの上から種を蒔く)します。

そのオーバーシードの期間を捉えたのが、上掲の2つの画像です。

オーガスタナショナルでは、オーバーシードの前に「スキャルピング(皮はぎ)」という、バミューダを低刈りする作業を行います。ライグラスの種が早く根を張り、芽吹くようにするのです。

上掲の画像ですが、専門家の見立てでは、スキャルピング後のライグラスの種蒔き直後だろう、とのことです。

それから10日ほどで緑に一変

ライグラスの種は、条件によって異なりますが、蒔いた後3~7日で芽吹くようです(下記リンク先の記事を参照)。

この一連の画像をシェアしたSNSには、先の茶色の風景からわずか10日ほどで緑に一変! と驚きのコメントが記載されています。

これほど鮮やかに一面緑に変身できるのは、実は十分に大量の種を蒔いたからで、オーガスタ・ナショナルにはそれだけの資金があるからです。

そして、ライグラスの種蒔きから芽吹きの時期は、とにかく水分を枯らさないことが大事とのことで、上掲の画像でもフェアウェイに並ぶたくさんのスプリンクラーが大量の水を撒いていることがわかります。

これほどのことができるのも、またオーガスタ・ナショナルの資金力があってのことなのです。

秋のオーガスタナショナルはこんな風景

こうした作業の末、11月のコース上にはいつもの美しい緑が蘇っていることでしょう。そして、周囲には赤や黄色に色づいた木々。

初めて開催される秋のマスターズ。

いったいどんなオーガスタナショナルの景色が目に飛び込んでくるのでしょう。待ち遠しいですね。
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