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野村タケオ

ゴルフマン【第101話】言わんのかーい

木曜日のお楽しみゴルフマンの第101話です!

ミスショットした人に声をかけるのって難しいですよね~。

【第101話】言わんのかーい

気のおけないゴルフ仲間とのラウンドは楽しいもんです。

ワイワイとゴルフの話や、関係ない話なんかをしながらラウンドしてると本当に楽しい。

いいショットが出たときは「ナイッショー!」とか、パットがカップに蹴られたりしたら「惜しい」とか声をかけあったり。

しかしプレッシャーをかけてくる人もいますよね〜。

「ほらほら左がOBだよ〜」とか「このパット入れないとダボになっちゃうよ〜」とかね。

仲のいい仲間同士での言葉攻撃によるつぶしあいってのも、それはそれで楽しいもんです。

見事に相手の術中にはまってミスショットしちゃったときはちょとムカッとしますけどね。

コンペとかであまり良く知らない人とラウンドするときなんかは、声のかけ方に注意しないといけません。

とにかくよっぽどの変なショット以外はとりあえず「ナイスショットー!」って言う人いますよね。

「ナイスショット!」と言われるのは基本的にはうれしいことなのですが、そんなにナイスショットじゃない時に言われると、打ったほうとしても微妙な気持ちになります。

完全に当たりが悪くて飛距離も出てないのに、とりあえずフェアウェイに飛んでたら「ナイスショットー!」。

パー3で左の端に切られたピンに対して、グリーンの右端ギリギリに乗ったら「ナイスオーン!」。

パットでもカップの横をかすめはしたものの、3メートルくらいオーバーしても「ナイストライ!」。

とにかく褒める。

こっちは「いやいやナイスじゃないでしょ」と思うわけですが、無視するわけにもいかず、とりあえず「どもっ」って言っておくみたいな。

もちろん褒めてる人は悪気はないんでしょうが、せめて本当にナイスかどうかちょっと考えてから発言してほしいもんです。

あと個人的には「ドンマイ!」って言われるのも好きじゃない。

大叩きしちゃって「トリです・・・」とか言うと「ドンマイ!」とか言われちゃったり。

トリ打ったんだから全然「ドンマイ」じゃないのに、そんな風に言われたらなんて答えていいのか困っちゃう。

君はドンマイでも、俺ドンマイじゃないし! みたいな。

きっと励ますつもりで言ってくれてるんでしょうが、大叩きしてガッカリしてるんだからそっとしておいてほしいな〜って思うんですけどね。

人に声をかけるってのは難しいもんですな〜。