ライフスタイル
ちまこが@加藤ちなみ
【第1回】ゴルフと筋肉のお話
皆さんはゴルフの時に使われる筋肉がどのくらいあるかご存知ですか? そして、ゴルフの後、その筋肉のメンテナンスをちゃんとしていますか?
ラウンド中は、「カラダが硬くて動かしづらい……」、ラウンド後には、「腰が痛い、肩が痛い……」とお悩みの方も多いのでは?
・ケガをしないカラダ
・柔軟性のあるカラダ
・美スイングにつながる?!カラダ
ゴルファーの皆さまにぜひとも知ってほしいカラダの仕組みとケアの方法を、ヤムナボディローリング認定プラクティショナーの“ちまこが”こと加藤ちなみが連載でご紹介します!
※ヤムナボディーローリングについては最後に説明します
飛ばしたいからとにかく筋トレ!
ゴルフの飛距離アップや日々の体型保持のために、筋トレをされている方も多いと思います。
もちろん、筋トレで筋肉がつけば、飛距離もアップするかもしれませんし、ラウンド中に疲れにくくなったり、その他ゴルフ以外の私生活の場においても、素晴らしい効果がたくさんありますよね。
筋トレは健康を維持するにあたり、とっても良いことだと思いますが、これからこの記事でご紹介したいことは、「筋肉を鍛えることも大切だけど、緩めることも大切」ということです。
筋肉は使えば使うほど(酷使するほど)、縮み・硬くなります。また、逆に使わなくても、縮み・硬くなります。
ゴルフの動きではどうでしょうか?
一方向に回旋するスイングの動き
アドレス、トップ、ダウンスイング、インパクト、フォロースルー、フィニッシュ……。
一連の動きの中で使われる筋肉がたくさんあります。
詳しくは第2回、第3回と今後の連載の中でご紹介したいと思いますが、ゴルフスイングは、右打ち、左打ちと打つ方向が決まっていますから(両打ちの人はほとんどいないですよね)、ひとスイングする毎に「片方の筋肉が伸長(伸びる)」そして、「もう片方の筋肉が収縮(縮む)」するという動きの反復になります。
そうすると自ずと「筋肉のアンバランス」が起こるのです。これが痛みにつながってしまう原因です。
アンバランスをそのままにしていませんか?
よくラウンド翌日に「腰が痛い……」という声を聞きます。
腰痛の原因の一つとしてよく取り上げられる、骨盤の内側から足の骨(大腿骨)に向かってくっついている「腸骨筋(ちょうこつきん)」という筋肉があります。
例えば、右打ちの人の場合、スイングをする中で左側の「腸骨筋」が縮み続けます。
この腸骨筋は、トップから切り返しで活躍する「飛ばしの要になる筋肉」の一つであると同時に「腰痛の原因となる筋肉」でもあります。
片方の腸骨筋が縮まって、硬くなっている状態で放置しておくと、腰に痛みが出ますよね。
酷使した後の疲労や筋肉のアンバランスは歳とともに良い状態に戻りにくくなり、放っておくと痛みやカラダの硬さにつながっていくのです。
緩めることも大切
皆さんは、筋肉を使いっぱなしにしていませんか?
ラウンド前にはストレッチを念入りにされている方をよくお見かけしますが、ラウンド後はどうでしょうか?
でも、「ラウンドで疲れているのに時間をかけてケアするなんて面倒くさい」という声も聞こえてきそうです。
しかし、筋肉を酷使した後の疲労や、筋肉のアンバランスは歳とともに良い状態に戻りにくくなり、放っておくと痛みやカラダの硬さにつながっていくということがお分かりいただけたかと思います。
硬いままの筋肉はケガのリスクも大変高まりますよね。
・ケガをしないカラダ
・柔軟性のあるカラダ
・美スイングにつながる?!カラダ
を目指し、目標として、自身が大のゴルフ好きであり、ヤムナボディーローリング認定のプラクティショナーの視点から、「ゴルフと筋肉の話」という連載をスタートしますので、ぜひご覧いただけたらと思います。
▼最後になりましたがヤムナボディーローリングについて簡単にご紹介▼
ヤムナボディーローリングとはニューヨーク発祥のセルフケアの総称。ストレッチ、エクササイズ、リラクゼーション、コアトレーニングの要素を取り入れたボディワークのこと。
このメソッドでは、専用の弾力のあるボールで全身の筋肉にアイロンがけをするように縮まった筋肉を押し広げ、緩め、伸ばします。同時に骨へも刺激を送ります。
カラダの痛みや不調は歪んだ筋肉や骨格が原因で引き起こされると言われています。
ボールと自重を使ったゆったりとした動きの中で、筋肉や骨を「あるべき場所に戻るように再教育」するのです。
それぞれが本来あるべき場所で十分なスペースを保って働くことで、もたらされるメリットは計り知れません。
各関節の可動域が広がり、痛みや不調から解放され、歪みや動きのクセ、ストレスを取り除くことができるとされている、トップアスリートやモデルも実践しているメソッドです。