厳選“The Finest Nines”日本版 珠玉の9ホールズ

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北海道から九州まで全国を飛び回り、実際にラウンドを繰り返してこの目で確かめた選りすぐりの13コースをリストアップ!!

1920年代頃まで広く使われていた、クルミの木でできたシャフトのヒッコリーのゴルフクラブ。

遊び心と癒しに溢れたヒッコリーゴルフをプレーするには、どの様なゴルフ場が相応しいかをご紹介していきます。

ヒッコリーのクラブでも球は飛ぶのか?

ヒッコリーのクラブでも球は飛ぶのか?
木のシャフトでヘッドが小さいゴルフクラブを初めて見た方の第一声は、「それ当たるの? 飛ぶの?」というものです。その答えは、イエスでもありノーでもあります。

そこそこ当たるし思っているよりは飛ぶ、でも最新のクラブと比べると若干飛距離が落ちる、というのが正直な感想です。

正確にそれがどのくらいの違いなのかは、ヒッコリーゴルフの本質からするとあまり意味のないことなので、議論は他に譲ります。

大切なのは、ヒッコリーゴルフがクラシックなゴルフスタイルであることと同時に、機械的ではないマニュアルの良さを兼ね備えていることです。

それらを考慮すると、ヒッコリーゴルフに相応しいゴルフ場が自ずと絞られてきました。

ヒッコリーゴルフには、歴史あるゴルフ場がいい

ヒッコリーゴルフには、歴史あるゴルフ場がいい
ヒッコリーゴルフをプレーするのにピッタリなゴルフ場は、ずばり、“古いゴルフ場”です。開場年度が古くてクラシックな雰囲気を残しており、歴史を感じさせるコースならば最高です。

ヒッコリーゴルフの時には、多くの人がニッカーボッカーとハンティング帽で装いもクラシックに決めます。それは、現代の若者がアニメやゲームのキャラクターに扮して仮装する、コスプレにも似ています。

ゴルフ場という限られた非日常の空間で、普段と違った自分に生まれ変わることもヒッコリーゴルフの楽しみの一つです。1920年代のファッションに身を包み、昔ながらのヒッコリーのゴルフクラブでプレーをすることで、その時代にタイムスリップすることができるのです。

その非日常のタイムスリップを演出する舞台としては、歴史に培われた重みのある古いゴルフ場が相応しいのでした。

ヒッコリーで回ると、オールドコースが生まれ変わる!

ヒッコリーで回ると、オールドコースが生まれ変わる!
開場年度が古いコースは、当時のままのコース距離が短めなゴルフ場が多いです。そのようなコースでは、飛ばし屋のパワーヒッターの方には物足りなく感じられることもあるでしょう。

現在の良く飛ぶドライバーでティーショットをすると、フェアウェイバンカーや池といったハザードを楽々と飛び越し、グリーンへのアプローチが必ずウェッジになってしまうといったことが起こり得るからです。

クラブ選択の余地が少なく、ドライバーとウェッジとパターの基本3本のクラブでラウンドをするとしたら、変化の乏しいゴルフになってしまうことも考えられます。

しかし、ヒッコリーゴルフでは、コースとクラブの作られた年代がマッチするため、プレーの飛距離がコース上のハザードの設計当時の戦略的距離と一致します。

距離が短かめなコースでも、作られた当時の手強いコースに生まれ変わる、そんな印象を持たれるに違いないのです。

歴史あるゴルフ場のオールドコースはどこか?

歴史あるゴルフ場のオールドコースはどこか?
日本のゴルフ場を、開場年度順に並べたリストを眺めていたら、古いゴルフ場の中に9ホールで営業しているゴルフ場が多いことに気づきました。

9ホールで始まり、その後の改修を経て拡張したコースがある一方で、アウトとインでティーグラウンドを変えたり、各ホールを2グリーンにして18ホールとしているコースもあります。

プレイヤーが楽しめる工夫をしながら、実質9ホールのままで営業を続けているゴルフ場は、どちらも歴史に培われた雰囲気を残しています。

それらのコースこそ、距離の面でも雰囲気の面でも、ヒッコリーゴルフにピッタリのゴルフ場と言えます。

実際に回ってみた 日本各地で歴史を刻む9ホールコース

実際に回ってみた 日本各地で歴史を刻む9ホールコース
ヒッコリーゴルフに相応しいのは、歴史あるゴルフ場のオールドコースだと書きました。

そんなこだわりから、昨年訪れたのは、日本最古の神戸ゴルフ倶楽部、2番目に古い雲仙ゴルフ場、そして、開場100周年を迎えた旧軽井沢ゴルフ倶楽部を含む、以下の13コースです(開場年度順)。

・神戸ゴルフ倶楽部(兵庫県)1903年
・雲仙ゴルフ場(長崎県)1913年
・旧軽井沢ゴルフクラブ(長野県)1919年
・函館ゴルフ倶楽部(北海道)1927年
・小樽カントリー倶楽部(北海道)1928年
・岡山霞橋ゴルフ倶楽部(岡山県)1930年
・仙塩ゴルフ倶楽部(宮城県)1935年
・大甕ゴルフクラブ(茨城県)1936年
・熱海ゴルフ倶楽部(静岡県)1939年
・茅ヶ崎ゴルフ倶楽部(神奈川県)1957年
・根室ゴルフクラブ(北海道)1960年
・徳島ゴルフ倶楽部(徳島県)1960年
・鳥取ゴルフ倶楽部(鳥取県)1964年

※神戸ゴルフ倶楽部は18ホール、旧軽井沢ゴルフクラブは12ホール、大甕ゴルフクラブは6ホール

これらのコースをこれから一つ一つご紹介していきます。

まとめ

まとめ
ヒッコリーゴルフは、

・飛距離が少し落ちるから楽しい
・歴史あるゴルフ場がピッタリだ
・非日常感が一層楽しめる
・オールドコースが生まれ変わる楽しさ
・全国に点在するオールドコースで楽しめる

以上です。

誰でも手軽に試すことができるヒッコリーゴルフで、いつもとは違う非日常のゴルフ体験を、ぜひ一度お試しいただきたいです。

リストの13コースがどのようなゴルフ場なのかを、次回からご紹介していきます。引き続きお付き合いいただけますとうれしいです。

お読みくださりありがとうございました。
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いよかん

「残る人生をゴルフ」。ゴルフ場の“中の人”として公式SNSの配信、イベント企画等を経て、現在は東京表参道のヒッコリーゴルフショップから、ゴルフの楽しさを配信しています。フットワークの良さが一番の取り柄で、ゴルフの”いい予感”に誘われて、1日最長800キロの道のりをも走破。47都道府県の29都道県、戦前のゴルフコース32コースの14を訪問するところまでたどり着き継続中。スコアや技術、最新の道具とは違う分野の、ライフスタイルに関わる「少しこだわりのあるゴルフ体験」を世界を股に追いかけています。 https://hickorygolf.shop/ja/

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