新・貧打爆裂レポート『HEPPLER TOMCAT 14 パター』

今回の貧打爆裂レポートは、2020年4月24日に発売されるピン『HEPPLER TOMCAT(ヘプラー トムキャット)14 パター』です。

いつものようにコースに持ち込んで、ラウンドしました。ピンの技術を詰め込んだパターの秘密に迫ります! 動画も含めての試打レポートです。

ブラックとブロンズのコントラストがカッコいいパター!

ブラックとブロンズのコントラストがカッコいいパター!
『HEPPLER TOMCAT 14 パター』は、ピンゴルフが2020年4月24日に発売するパターです。

『HEPPLER』は、ピンゴルフの新しいパターブランドです。

創始者であるカーステン・ソルハイム氏と一緒に、ピンゴルフの発展に尽力したヘプラー氏の名前がブランド名になりました。

シャープなブレード型のヘッドタイプから高慣性モーメントのマレット型のヘッドタイプまで、8タイプが市場投入されます。

まず、視覚に訴えてくるのが「コントラストデザイン」です。

ブラックとブロンズの2色で作られたヘッドですが、シャープなヘッドタイプは、ブレードを明確にする縦のコントラストを強調し、マレットタイプはサイトラインを意識しやすくする横のコントラストを強調しています。

今回は、『HEPPLER TOMCAT 14 パター』をテストしました。

今までのピンゴルフのラインアップにはなかったスパイダータイプのヘッドです。

7つのドットが2列に並んでいる「サイトドット」は、空港の滑走路の誘導灯を見て発想したそうですが、目立ちますし、構えてみるとしっくりきます。

【試打クラブスペック】
ヘッド アルミニウム(ブラック部分)、ステンレススチール(カッパー部分)
シャフト ブラッククロームシャフト
ロフト 3度
長さ 32~36インチ(長さ調整機能付き)
ライ角 70度
価格 3万9000円(税別)

『HEPPLER TOMCAT 14 パター』は、渋いですが、目立つパターです。そして、ピンゴルフの技術が詰まっています。

コントラストがハッキリしたヘッドだけではなく、シャフトが黒いのです。

新しい「ブラッククロームシャフト」は、スチールシャフトを黒塗りに加工したものですが、太陽光の反射を和らげる効果だけではなく、シャフトの硬さのイメージも変える効果も期待できます。

『HEPPLER TOMCAT 14 パター』のブラックなパーツはアルミニウムです。ブロンズのパーツはステンレスです。内側と上部は軽く、外側と下部が重くなっています。高慣性モーメントは、この構造が生むものです。

さらに、「ノンインサート」と呼ぶアルミのボディーとフェースは一体構造なのです。

フェースには別素材のインサートも入っていなければ、溝も一切ありません。

懐かしいなぁ、と思いました。四半世紀前は、「ノンインサート」がスタンダードだったからです。

ボディーとフェースを一体型にすることで、「ソリッドな打感と打球音」が可能になるのです。

具体的に書くと、弾きが良いパットが期待できます。

『HEPPLER TOMCAT 14 パター』を実際に手に取ってみると、重いことに驚きます。

ベントシャフトが苦手な僕でも、違和感なくストロークできます。これは、重いと感じたのに、振ってみるとバランスが良いことと、ヘッドのコントラストやサイトドットなどが振りやすさにつながったのだと思います。

オートマチックと敏感のバランスが良いTOMCAT 14 パター!

動画を見てください。

『HEPPLER TOMCAT 14 パター』は、打音がきれいなパターです。

金属系の澄んだ音色で、単音です。音量はやや小さめで、打った本人の耳にだけ聞こえるようなチューニングを感じました。

コースでいろいろなシチュエーションで使用して、想定外だったことがあります。

打ち応えです。グリップの機能もあるのかもしれませんが、インパクトで弾いているのに、手には伝わってこないのです。

これは、良い悪いではなく、そういう感覚のものとして、受け入れるものだと考えます。

高慣性モーメントのパターでは、いわゆる芯感が薄いものがあります。『HEPPLER TOMCAT 14 パター』の打ち応えは、芯が広いという証拠だともいえます。

『HEPPLER TOMCAT 14 パター』は、鈍感なパターなのね、と決めつけるのは早計です。

面白いことに、打ち応えにフィードバックされなくとも、弾きが良いパターは、敏感になりがちなのもセオリーなのです。

『HEPPLER TOMCAT 14 パター』は、そういう意味で、絶妙なバランスにチューニングされています。

方向性に関しては、オートマチックに。距離感に関しては、敏感に。

『HEPPLER TOMCAT 14 パター』は、感性よりもオートマチックにパットをしたいゴルファーにオススメです。

パットがやさしくなるという意味で、方向性も距離感も両立させるのは難しいことですが、『HEPPLER TOMCAT 14 パター』は一つの答えを出していると感じました。

『HEPPLER TOMCAT 14 パター』について、もう一つ感じたのは、ボールとの相性です。

機能を使い切る意味では、打球音が硬めで音量が大きめのボールのほうが合っていると感じました。

柔らか過ぎたり、打音が静か過ぎるボールだと、距離感が出しにくくなる可能性があります。

個人的に気になったのはシャフトです。

黒塗りのシャフトは、少し光沢があるのが特徴で、これが少し気になるゴルファーもいるような気がします。光の反射が逆に目立つときがあったからです。

また、ロングパットのときに、グリップなのか、シャフトなのかは判明しませんでしたが、しなり感が出てしまうのも気になりました。

そういうのが好きなゴルファーもいますが、今までのピンパターでは感じたことがありませんでした。

『HEPPLER TOMCAT 14 パター』は、重量があるパターなので、余計に気になったのです。

マシーンになってパットをすることを目指しているゴルファーには、『HEPPLER TOMCAT 14 パター』は強くオススメします。

見た目で我慢することが一切ないのに、科学的なスペックで満点を目指したパターとして、見事に完成しています。

僕は、パターの最大の評価基準は、転がりの良さだと考えています。

『HEPPLER TOMCAT 14 パター』は、スパイダー型ヘッドが各メーカーから出揃って、最後に出てきた真打ち的なパターです。僕もスパイダー型のパターを使用していますが、最大の特徴は転がりの良さだと考えています。

転がりの良さを楽しむ余裕で、ボールを転がしてほしいパターが『HEPPLER TOMCAT 14 パター』です。
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ロマン派ゴルフ作家の篠原

ロマン派ゴルフ作家。1965年東京都文京区生まれ。中学1年でゴルフコースデビューと初デートを経験し、ゴルフと恋愛のために生きると決意する。競技ゴルフと命懸けの恋愛に明け暮れた青春を過ごし、ゴルフショップのバイヤー、広告代理店、市場調査会社、団体職員などをしつつ、2000年よりキャプテンc-noのペンネームでゴルフエッセイストとしてデビュー。『Golf Planet』はゴルフエッセイとして複数の日本一の記録を保持し、恋愛小説も執筆。日本ゴルフジャーナリスト協会会員。 https://blog.goo.ne.jp/golfplanet

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