ゴルフの「心技体」〜「心」の整え方

「心技体」。武道でよく登場する言葉ですが、その語源は『柔術独習書』(古木源之助・著)であると言われています。

同書の中では、「心技体」を一つのものととらえ、同時に修行していくものとされていますし、「身心一如」という言葉があるように、本来「心」は独立したものではありません。

しかし、ゴルフにのめり込んでいくほどに、「技」の習得ばかりにとらわれ「心」が置き去りになっているという人もいるのではないでようか?

日々の練習によってスイング自体は改善されているのになかなかスコアが伸びない人、「そのスイングでベストスコアそんなに悪いの?!」なんて言われてしまう人、ここで一度、「心」のあり方や整え方について、考えてみましょう。

誰もが経験済み?! 「もう1人の自分」というお邪魔虫

誰もが経験済み?! 「もう1人の自分」というお邪魔虫

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みなさんは「セルフトーク」という言葉を聞いたことがありますか?

脳内での自問自答や頭の中での独り言など、声に出さない自分の中での会話、自分自身に語りかける言葉を「セルフトーク」といいます。

そして人は毎日、4〜6万回くらい「セルフトーク」を行っており、コーチングの世界では必ずその重要性が説かれます。

「セルフトーク」の質によって、そのパフォーマンスが変わってくるという訳です。

ゴルフの調子がいい時には、自然とポジティブなワードでセルフトークが行われていますが、自分自身の評価以上に調子が良すぎ過ぎると、「3連続パーを取るなんて出来過ぎた」「これで運を使い切ったな」などの心の声が聞こえてくるのではないでしょうか?

そしてその声に耳を貸した途端に、その通りにミスをしてしまう……という経験を誰もがしているはずです。

ゴルフは他のスポーツと比較し、一つ一つのプレーの間に大きなインターバルがあります。

そのため、心の中に湧きだす雑念に囚われやすく、本来の力を発揮することが非常に難しくなります。

ゴルフの場合、1ショットに必要な時間は2秒〜3秒程度しかありません。つまり1ラウンドプレーする間、実際にショットに必要な時間は5分程度ということになります。

セカンドショットへ移動する間のカートでは、どのようなことを考えているでしょうか?

難しいライからのアプローチをする時、どんな心の声が聞こえてくるでしょうか?

ゴルファーは、次のショットに移るまでの間、今打ったばかりのショットについて思考を巡らし、今から打つ1打についてもあれこれ考えます。

そしてその間は「もう1人の自分」から、ネガティヴなイメージを投げかけられたり、やってはならないこと、しなければならないことについて、あれこれと口うるさく注意され指導されているはずです。

実際のラウンドで実力を100%発揮するには、「もう一人の自分」を黙らせるか、ポジティブな言葉だけを使うようにコントロールしなければならないのです。

「すべきこと」ではなく「今あること」に集中する

「すべきこと」ではなく「今あること」に集中する

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ゴルフの練習や勉強を重ねれば重ねるほど、「◯◯しなければならない」「◯◯してはいけない」という、「すべきこと」に囚われるようになります。

しかしこれは、自己評価を下げる負のスパイラルに陥る序章です。「すべきこと」に意識が集中し過ぎると、それをできない自分の評価を下げ、これから打つ一打に自信を持つことができなくなります。

自分を信頼できない状態でスタンスを取っても「曲げたらどうしよう」「ダフったらどうしよう」「左はOBだから引っ掛けないようにしないと……」という声が聞こえてきて、ショットに集中することはできなくなります。

日頃の練習では、「すべきこと」ばかりを意識するのではなく、今のショットで体はどう動いたのか、ヘッドはどこにあるのか、グリップの力感はどうであるのか等、自分を「評価」するのではなく、「あること(is)」に集中し、五感を磨く練習が必要です。

「思考する場所」「実行する場所」を明確にする

「思考する場所」「実行する場所」を明確にする

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この考えは『GOLF54ビジョン』において一番大切なワークです。

ボールの後方に立ち、今からどのようなショットを打つかをイメージします。そのイメージはできるだけ明確に、ドローで行くのか、フェードで行くのか、球を上げるのか抑えるのか……これから打つショットを思い描き、何が必要なのかを感じ取ります(このエリアを『GOLF54ビジョン』では「思考ボックス」と呼んでいます)。

ショットを打つ準備が整い、アドレスを始めてからは「ショットを打つこと」に専念します(このエリアを『GOLF54ビジョン』では「実行ボックス」と呼んでいます)。

この瞬間に大切なのは、「ショットを打つことだけ」です。

もし「思考ボックス」で立てたイメージに違和感があったり、スコアやミスショットのことを考え出したら、そのままショットしてはいけません。

一度アドレスを解き、もう一度「思考ボックス」に戻り、次の1打について作戦を立て直します。

「実行ボックス」では、「ショットを打つ」以外、何もないのです。

何よりも大切なこと……ゴルフ愛を再確認する!

何よりも大切なこと……ゴルフ愛を再確認する!

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ゴルフを楽しみ、ナイスショットを打つために最も大切なことは、ゴルフが自分の人生にとってどのような意味を持っているのか、理解することです。

ゴルフの魅力やゴルフをする理由は人それぞれ違います。ゴルフに対する情熱の原動力は何か、どの部分に喜びや魅力を感じたのか、もう一度原点に返ってみましょう。

ゴルフは楽しむために、人生を豊かにするためにあるものです。心が満たされている時に初めてナイスショットが打てます。

練習やラウンドに向かう前に、「ゴルフ愛」を再確認してから出発しましょう!

ツイッターでもゴルフ中心に呟いてます(`・∀・´)

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Yanagi@TPIトレーナー兼ドラコンプロ

TPI認定トレーナー兼JPDA(日本ドラコンプロ協会)所属のドラコンプロです。 168cm(60kg)とドラコンプロとしては小柄ですが、ドライバーの飛距離は300ydを超えています。 身体の使い方、クラブの使い方を工夫するだけで、飛距離は簡単に伸びます!! TPIのメソッドやドラコンプロとしての知識や経験を活かし、フィジカルやメンタルのコントロール方法に関して、専門的な知識を噛み砕きながら、能力をフルに発揮するための豆知識をお伝えしたいと思っています。 Twitter("Yanagi"で検索! https://twitter.com/Out_Drive300)やブログでも情報発ししていますので、気になる事があればお気軽にお問い合わせください! https://drive4show.org/

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