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ゴルフクラブ

Yanagi@TPIトレーナー&ドラコンプロ

ピンG410 ハイブリッドを衝動買いしたのでレビューします!

2020年に入り、各社新製品の予約が続々と始まっていますね!

一方でこの時期は、昨年大ヒットしたモデルがお値打ちになって手に入る時期でもあります。

かくいう私も、先日ユーティリティをテーラーメイドのM2(2017)からピン G410へ変更しました!

渋野日向子選手のブレイクによって、昨年からずっと品薄状態のピンG410シリーズだったため、気になっているけど買えていないという人も多いのではないでしょうか?

そこで今回、今さらですが、G410 ハイブリッドのレビューをしたいと思います!

G410 ハイブリッド スペック

ピンのすごいところは、メーカー純正スペックがとても充実している点です。

G410 ハイブリッドは、シャフトラインナップが11種類(重量違いで25種類)、シャフト重量が50~132グラム、トルクが1.6~5.7と、たいていのプレーヤーは特別なカスタムをすることなく購入することができます。

私はヘッドスピードが速いほうなので、このラインナップの多さは非常に助かります。

実際、M2はアイアンシャフトとの流れが悪く、球が左右に散らかっていたので……(スイングが安定していないだけかもしれませんが)。

【スペック概要】
ヘッド素材:マレージング鋼C300(フェース)/17-4ステンレススチール(ボディ)
番手(ロフト角)
#2(17度)
#3(19度)
#4(22度)
#5(26度)
#6(30度)
総重量(g)・バランス
約339・D0(#4・ALTA J CB RED・R)
約390・D3(N.S.PRO MODUS3 TOUR 105・S)

シャフトラインナップ
・ALTA J CB RED
・PING FUBUKI PING
・TOUR173-85
・TENSEI CK Pro Orange
・AWT 2.0 LITE
・N.S.PRO ZELOS 6
・N.S.PRO ZELOS 7
・N.S.PRO 950GH neo
・N.S.PRO MODUS3 TOUR 105
・N.S.PRO MODUS3 TOUR 120
・DG EX TOUR ISSUE

G410 ハイブリッド 特徴

getty

安心感のあるヘッド形状に、ハイブリッドとしてはロフト・ライ角調整機能を同社製品として初搭載しています。

ロフトは±1度、±1.5度、ライ角はスタンダード/フラットの調整が可能です。

購入後微調整することができるのは安心ですね。またスリーブ付きですとリシャフトのハードルもグッと下がります。

フェースには前作同様、高強度・極薄のマレージングC300フェースを使用し、複合素材の超深低重心ヘッドでミスしてもブレにくい設計になっています。

「マレージングC300」って何?

getty

マレージング鋼は、マルエージング鋼(マルエージングこう)とも呼ばれ、航空・宇宙分野の構造材として開発された特殊鋼です。

ゴルフクラブヘッドの素材として使われているだけでなく、ミサイルの部品に使われたりもしています。

「マレージングC300」は鉄素材であっても高硬度であるため、極薄設計を可能にしています。

前作のG400シリーズでは、「フェースには前作比で約20%強度が高く、約11%薄いマレージングC300フェースを搭載し、約35%たわみがアップ」とアピールしていました。

マレージングは高硬度でチタンに近い反発があり、やや打感は硬く、チタンのような甲高い打球音になります。

テーラーメイド M5のフェアウェイウッドは、量販店で流通するモデルながらチタンを使用していましたが、チタンを使用するとどうしてもクラブ価格が割高になってしまいます。

ユーティリティーという立ち位置を考えても、高価格帯がバンバン売れるものではないですから、チタンではなくマレージングC300を使用するのは、戦略的な部分が大きいと思います。

チタンにすればもっと飛ぶのでは? という声も出てきそうですが、チタンは軽い分タングステン鋼など重みを加えなければならなかったり、打感は硬くも軽くも感じることもあります。

ユーティリティー(ハイブリッド)はアイアンの延長線上で使いたいというニーズも多いクラブですので、あえて割高になるチタンを選ぶ必要もないのです。

事実、クラブ選びにうるさい松山英樹選手は、契約外ながらもG410 ハイブリッド(19度)を使用していますし、前作に続き非常に完成度の高いモデルです。

また、ピンはマレージングC300を“飛び系ブレード”であるi500 アイアンでも使用しています。

フェースに、高強度で極薄設計を可能にしたマレージングC300を搭載し、フェースを極限までたわませることで、ぶっ飛びアイアンに仕上げています。

4番(22度)ハイブリッドを打ってみた!

今回購入したのは、3番、4番ハイブリッドの2本です。

アイアンにはモーダス125(S)を刺しているため、今回はモーダス105(X)をチョイスしました。

ユーティリティー(ハイブリッド)を選ぶ時は、アイアンで使用するシャフトより少し軽くするほうが、クラブの流れが良くなります。

カーボンにするかスチールにするかは、ユーティリティーに何を求めるかで変わってきますが、私は飛距離より方向性を重視したいのでスチールシャフトです。

構えてみると、ややディープなヘッドでありながら、座りが非常にいいなと感じました。

また、少し面長なフェースで打点のバラツキにも強そうです。

実際に打ってみて驚いたのが、「スピン軸」が傾きにくく、多少のミスショットでも横のブレが出にくい点です。

いつもドライバーの練習ばかりしているため、お世辞にもきれいなスイングではないのですが、曲がりそうなショットも最後まで我慢してくれます。

また強弾道で直進性がいいため、当たりが薄くてもそれほど飛距離が落ちません。

左には行きにくいクラブですので、パワーがあってパー5でセカンドOBしてしまうような人にはとてもオススメです!

一方、弾道がそれほど高くならないので、直接グリーンに落として止めるのは少しテクニックが必要ですが、飛距離が出やすいクラブなので、フェードでスピン量を増やせば問題なさそうです。

クラブ選びのポイントとしては、シャフトを無理してハードなモノにしないほうがいいですね。ハードなシャフトだと球を上げるのが大変かもしれません。

シャフトに仕事をさせるような感じで打てれば、勝手に真っすぐぶっ飛んでくれますので、やややさしめのスペックで楽に打つほうがいいと思います!

初めてピンのクラブを購入しましたが、ピンが大ヒットしているのも納得。

とてもいいクラブでした!!

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