渋野日向子プロのスイングの秘密は男子プロとの共通点にある?!

2019年に日本ゴルフ界で一番話題を振りまいたのは、間違いなく渋野日向子プロだと思います。今年になり、所属先として宮里藍プロがいるサントリーと契約。

とにかく、プロになってから順風満帆です。

そんな渋野日向子プロがわずか1年でトッププロに駆け上がったスイングの秘密をひも解いていきたいと思います。さらに、そこから、アマチュアに参考になる部分もご紹介します。

少しだけ自己紹介をしますと、直近10年間男子プロトーナメント会場で、男子シードプロ350人を含む延べ2000人のプロとアマチュアのスイングのハイスピード撮影を実施し、正面、後方、インパクトを解析してきました。

その経験をもとに、今回は、渋野日向子プロのスイングを丸裸にしたいと思います。

目次
1:渋野日向子プロのスイングの秘密
2:渋野日向子プロのスイングと男子ツアープロとのスイング共通点とは!?
3:スイングを解析してみて、アマチュアが参考にできるところ
4:まとめ

渋野日向子プロのスイングの秘密は?

渋野日向子プロのスイングの秘密は?

getty

まず、渋野日向子プロのアドレスです。特徴的なところは、ハンドダウンのアドレスです。

ただしこれは、一見するとということで、前傾角度が通常より深いわけではありません。

これには、渋野日向子プロが他の人よりも腕が長いという点に理由があります。

ほかにも彼女の肉体的な特徴として、猿腕があります。猿腕とは、左右の手の甲を引っ付けたときに、両肘が付く状態になる腕のことです。

正面から見ると、猿腕による両肘の近さと、ワイドスタンスが特徴的です。実は、女子プロにはワイドスタンスが少ないので、渋野プロはまるで男子プロのようなアドレスです。

次に、スイングです。

後方から見て、ハーフウェイバックまでは、フェース面が変わらない基本を守っています。手で上げるのではなく、体全体を捻りながら体幹でクラブを上げているのがよくわかります。

そのため、シャフトラインが地面と平行になるポジションでシャフトラインが飛球線と平行になり、フェース面がやや斜め下を向いたままです。

トップから切り返し時に大きな特徴が表れてきます。

トップでは、シャフトが地面と平行で収まるコンパクトトップで切り返してきます。さらに、切り返し時に左手首を手のひら側に折る動きで、フェース面をややシャットにしながら、右肘をたたみ、ややフラットなスイングプレーンに乗せてきます。

そこから、ダウンスイングで体重は左に乗せながら、頭は、後方に移動することで、上半身の突っ込みを防止し、インパクトでは、腰のキレとともに、ドライバーでも、ハンドファーストインパクトとなっています。

左ひざも左に流れないしっかりとしたフィニッシュを取っています。

渋野日向子プロのスイングと男子ツアープロとのスイング共通点とは?

いろんなプロのスイングを見てきましたが、渋野日向子プロのスイングと男子ツアープロとの間にスイングの共通点がありました。

それは、ドライバーのハンドファーストインパクト!! 

実は、多くの女子プロは、ヘッドスピードが男子プロほど速くないということもあり、基本的にボールが上がりにくいです。そのため、ドライバーについては、インパクト時にアッパーにヘッド軌道が動いているプロが多いです。

そして、スピン量を減らすために、ロフトが男子プロよりも立っているケースが多いです。このようなこともあり、インパクトでハンドファーストにドライバーを打っている選手は少なくなります。

ところが、男子プロは、圧倒的にインパクトでは、ハンドファーストになっています。

これには、いろんな理由がありますが、アイアンと同じ感覚でインパクトしたいというのもありますし、スピードがあれば、そのほうがボールコントロールしやすいというのもあります。

このハンドファーストインパクトこそ、渋野日向子プロの抜きん出ているところですね。

さらに、トップでの手の位置が、頭の位置よりも右サイド(ボールから遠く)にあります。ここも、体幹が強くないとできないトップで、パワーとコントロールを備えたコンパクトトップに欠かせない動きです。

多くの女子プロの場合、正面から見て、トップでの手の位置が頭の位置の上や、頭の後ろに隠れることが多いです。逆に男子プロは、ほとんど渋野日向子プロと同じ位置にあるので、ここでも、男子プロレベルのスイングといえます。

スイングを解析してみて、渋野日向子プロのスイングで、アマチュアが参考にできるところは?!

スイングを解析してみて、渋野日向子プロのスイングで、アマチュアが参考にできるところは?!

getty

それでは、渋野日向子プロのどの部分が、アマチュアに参考になるでしょうか?

まず、一つ目は、アドレスです。その手の位置にあります。

これはハンドダウンにしましょうというのではなく、アドレスで正面を向いたら、骨盤で前傾し、手をだらんと下げたところでグリップするという点です。

さらに、やや膝を曲げて動きやすい形を取ることです。これだけでも違うと思います。上級者の人は、ドライバーのハンドファーストインパクトをぜひ、真似てほしいです。

正面のインパクト動画を参考にして、ボールを打たずにこのインパクトの形を取ってください。これだけでも、ずいぶん変わってくると思います。

まとめ

まとめ

getty

渋野日向子プロは、女子プロですが、ドライバーのハンドファーストインパクトや、コンパクトトップなど、まるで、男子プロのようなスイングの持ち主です。

この豪快なスイングを支える身体能力は、おそらく他の女子プロとは差がかなりあると思います。

この1年で大きく飛躍した渋野日向子プロです。このスイングと身体能力で、今後も新しい日本のゴルフを魅せてくれると思います。

みなさん、今年もスマイリングシンデレラに期待しましょうね。
お気に入り
クレンショウ木村

トーナメント会場で、シードプロ延べ350人含む2,000人のスイングの撮影を実施し、スイングを解析してきました。プロゴルファー、ギア、スイングについて、気付いた事などいろいろ書いていきます。ベストスコア 67です。 https://ameblo.jp/crenshaw2/

このライターについてもっと見る >
ダンロップゼクシオセリーグコラボボール200715-0801
ダンロップゼクシオセリーグコラボボール200701-0801

カートに追加されました。


フォーティーンIF700FG 200716-816