Gride

gettyimages/1042376058
getty

ゴルフスイング

宮下芳雄@プロゴルファー

【冬ゴルフ対策】冬でも上手くゴルフができている人を参考にしよう!

「冬になると、毎年スコアが悪くなる」「秋までは調子が良かったのに冬になったら突然の不調……」

今回はそんなゴルファーさんの悩みを解決する記事を書きました。

この記事を書いている私はゴルフ歴38年、2000年にプロテスト合格、ラウンド/コースレッスン開催実績が3500回以上あるゴルフコーチです。

冬ゴルフを上手くプレイしている人は冬場という状況に合わせ、無理なくゴルフをしています。

Gridge読者の皆さんもこの記事を参考にして冬ゴルフを楽しんでくださいね。

ではご覧ください。

冬ゴルフが上手な人は体が冷えない服装をしている

getty

冬でも上手にゴルフができている人は体が冷えないよう服装を工夫しています。

例えば「発熱系インナーウェア」「上手な重ね着」「アウターは防風&防水」「ネックウォーマー」「防寒手袋」などなどです。

インナーウェアについてはゴルフブランドではなく、ユニクロの「ヒートテック」のような安価なものでも大丈夫。

ポイントは発熱系インナーウェアを上下着用することです。

さらに寒さ対策では重ね着をして暖かい空気を外へ逃がさないこともポイントですね。

そして、その暖かい空気を作ってくれるのが「ウールセーター」「インナーダウン」などの中間着です。

さらにアウターは防風や防水に優れたもの、ウインドブレーカーやライトダウンが理想。

加えてスイング等で汗をかいた時に透湿機能があると、より防寒することができます。

ちなみに透湿機能とは、外からの空気は通さず中の湿気を放出して蒸れを防止する機能のことです。

最後は「首」と名の付く部位を防寒することです。

具体的には、「ネックウォーマー」で首を、「防寒手袋」で手首を、「レッグウォーマー」で足首を防寒すれば完璧です!

冬に合ったコースマネジメント、クラブ選択ができている人

getty

冬ゴルフでは冬ならではのコースマネジメントをしましょう。

具体的には下記の通りです。

■冬に合ったコース戦略

早朝のゴルフ場は気温の低下により地面が凍っていることが多くなります。

これにより通常よりランが多く、通常は20~30ヤードくらいのランが、地面が凍っていると40~50ヤードくらいになってしまいます。

いつもだと入らない池やバンカーに打球が届いてしまうことが出てきます。

そんなこともあり、池やバンカーまでの距離を逆算してティーショットを打つ必要があります。

さらにセカンドショット、サードショットではグリーンが凍っていて、グリーン上でボールが跳ね上がってしまい奥まで転がってしまうこともあります。

そのためにピンの位置に関係なく、花道までの距離を計算してコース戦略をしなくてはいけないのです。

■冬に合ったクラブ選択

冬場は気温の低下により空気の密度が高くなり、それにより空気抵抗が強くなります。

結果としてボールが飛ばなくなるのです。

さらに厚着や重ね着をすることで肩の回転角度が浅くなります。

これによりトップポジションが低くなり、クラブヘッドを加速させる助走距離が短くなることでヘッドスピードが遅くなります。

これが原因で、またまた飛距離が出にくくなります。

通常より大きめのクラブ選択をしましょう。

冬ゴルフが好調な人は、秋にしっかり練習をした人

私の行っているコースレッスンには、冬場のゴルフオフシーズンの今も、多くの方が参加してくれています。

そのお客様の中で、上手に冬ゴルフをされている方にインタビューすると、10月~11月に2回以上コースレッスンを受講していたり、ラウンド回数を多くしたり、あるいは週1回だった練習を週2回へ増やしている人など、ゴルフの回数を多くしたり、練習時間を長くした人がほとんどでした。

つまり秋にしっかりゴルフの練習をした人が、冬場にしっかり練習成果を出せているのです。

しかし、こう書くと「全員じゃないでしょ?」「仕事が忙しくて練習時間を作れない」と思う方が多いと思います。

たしかに全員ではありません、割合で言うと5割くらいの人だと思います。

そして仕事が忙しいとゴルフに割ける時間が短くなってしまうことは、いたしかたありませんよね。

しかし、ゴルフが上手な人の行動を見ていると、会社に出勤する前に朝活としてインドアなどで練習をしたり、ランチの時間にお弁当を食べながら職場近くのインドアで練習をしている人が現実に多くいます。

隙間時間を上手く使い、ゴルフの練習をしているのです。

そんなこともあり、時間のやりくりをして秋にしっかり練習を積み、冬ゴルフに備えてほしいと思います。

アプローチをフェアウェイウッドやユーティリティで行うテクニックを持っている人

冬場のグリーン周りは芝生が枯れてしまい、芝生に厚みがなくなります。

これにより、少しのすくい打ちが大きなトップのミスになり、さらに少しのダフリが大きなザックリになってしまうのです。

その対処法がフェアウェイウッドやユーティリティを使ったアプローチショットなのです。

その方法は石川遼選手やタイガー・ウッズも行っているので、ご存知の人も多いことと思います。

YouTube動画の中で詳しく説明をしているので、見ていただけるとうれしいです。

今回は以上です。

厳しい寒さが続きますが、体調管理に十分に気を付けて冬ゴルフを楽しんでくださいね。

ではHave a nice golf!